登山自体が初めてという参加者もいます。でもこれから4日間山を歩くことになりますので、初日は登山についての座学(登山全般、保健指導、高隈山について)と実技。写真は、とりあえずのパッキングをやってから歩き方を勉強しているところ。普段登山をやっていない人が登山をすると普通に平地を歩く速度・歩幅なのでものすごくペースが速いです。すぐにバテてしまうでしょう。短時間ですが登山の歩き方の感覚を掴んでもらいます。毎時2キロが私の目安ですが、子ども達が15キロのザックを担いで歩ける速度と言えば時間1.0~1.5キロぐらいが適当でしょう。
テント設営実習中。山岳テントは背が低く軽量。背が低くても風の影響はモロに受けるので設営場所の検討が必要になります。昨年、山中泊の夜に中に人が寝ていても風によりテントが飛ばされかけるということがありました。グランドシートが専用がないので雨が入らないようにフライよりも内側へ折り込みます。またテントの周囲に溝を作ります。この時期の山中泊、毎年のように夜間に雨が降っています。去年はザックカバーをしたザックを外に出していると雨が降ってそれが凍ってパリパリでした。
シュラフ。体温でシュラフ内側の空気が温まることで快適な温度になります。よってなるべくシュラフの開口は小さくしなければなりません。寝ているときは顔の一部だけ出すことにします。妻岳分岐点の気温は毎年氷点下5℃前後。今年は天気予報から想定される最低気温は氷点下7℃ぐらい。より厳しい条件になります。このシュラフはスタッフバッグに収納するのがとても大変。片付け時間を短縮して行動に影響がないようにするためにもシュラフを収納する練習をしなければなりません。という私がやっても大変。。。私のシュラフのスタッフバッグはコンプレッションバッグになっているので楽ちんです。
Nikon D2H + Ai Nikkor 35mm F2S