NFP Archives

山遊び・海遊びやカメラ・写真、星、電子工作(真空管・スピーカー等)の記事を中心にブログに掲載しています
南竹 成己

寒さを防ぐ

2010年12月08日 | インポート
10120014
夜間縦走訓練にてツェルトを展張してビバーク(午前1時20分から2時20分ぐらいまで)。仮眠だったので、ツェルトのみで衣服以外に身につけているものはありません。もちろん、マットもグランドシートもなしで。このときの気温は水溜りが凍っていたので氷点下になっていると思われます。寝転がると地面から冷たさが伝わってきますので体育座りで休みます。ツェルトはいろんな使い方ができるのですが、今回はポールも使ってテント状にしてみました。雨風を防げればOKですね。日帰り登山ではいつもオールウェザーブランケット(これも多用途)のみ持っていっていましたが、改めてツェルトの有用性を確認できました。

Dsc_0004
ベースキャンプに戻ってから試してみたレスキューシート。レスキューシートで完全に空間を閉塞できれば暖かいですが、ちょっとでも動くとあまりにも軽すぎて動くために空気が入ってきます。丸くなって包まる用途では有用ですね。救急セットから使わないで5年ほど放置のものを使ってみました。てことで救急セットには新品が収まりました。

ちなみに、私が12月高隈山幕営縦走に行くときの野営地点(妻岳分岐点:h=1000m)は気温が氷点下5℃ぐらい。数年前までスリーシーズン用のシュラフ(使用可能限度は氷点下10℃)を使ってましたが、とても寒い思いをしてました。ここ数年はモンベルの♯1(使用可能限度は氷点下20℃ぐらい。)を使ってますのでかなり快適です。次の日の行動も考えるとゆっくり休める余裕のあるタイプがいいですね。

高隈山幕営縦走で林道での幕営で補給部隊のトラックの荷台にシュラフをひいて寝た人もいますが、さすがに鉄板の上はものすごく冷たかったようです。。。真似できませんね。




クライミングで温まる

2010年12月07日 | インポート
Dsc_0021
夜間縦走訓練を終えて午前中は休んで昼からクライミングへ。身体が冷えていたのでいい運動。温まりました。遊びに来ていた子どもたちにもクライミング体験をしてもらいましたが、身体が軽いからなのかどんどん登ります。もうほとんど足は使わなくても腕力でぐいぐいと。この写真の子は初めてでいきなり完登してしまいました。小学2年生だそうです。

Dsc_0024
自分たちの練習もしっかりと。ある登山教室のメンバーに体験してもらいました。前回いきなり初めてで完登したにもかかわらず、今回は最初のハングに苦戦するみーちゃん。最後の最後は完登しました。

Dsc_0023
初参加のふみちゃんも最後は完登できました。クライミングってみんな最初は登ってる最中に右も左もわからなくなるんですよね。右上のホールド掴んで!と言っても左で別のホールドを掴みに行ったりします。自分もそうでした。また11日、18日にやろうかなと思っています。体験したいという方がおられましたらメールください。県内で講習・検定に受かっての認定証を受けることなく登れるところ(ただし指導者の監督の下で)はここだけだと思いますよ。

Nikon D2H + Ai AF Nikkor 28mm F2.8D


山岳救助隊夜間縦走訓練

2010年12月06日 | インポート
10120015
遭難事故が発生し、遭難者を助ける重要な要素のひとつが時間。当然のことながら遭難を認知した時から発見までが早ければ早いほど結果がよい場合が多いと思います。そのためには夜間も捜索活動を行わなければなりません。今回は夜間に縦走してみました。ほぼ、いつもの登山装備と同じですが、ハーネスやヘルメットは装着して登ります。ライトは前に書いたようにヘッドライトとルートファインディングや捜索活動ができる大光量のライトの2本。


1012006b
夜でも山頂は明るく感じます。星空、夜景。でも遭難者の心理はこれらを見ている余裕はないでしょうね。地形を熟知し慣れている登山者であればともかく、初めて登ってライトすらなければ夜の山では一歩も動くことができなくなります。知識、装備とそれらを扱えることがても重要であることがわかります。

10120010
ビバーク地点で夜食。夕食を食べてから出発したのにすごくお腹が空いていました。ここまでで行動開始から約4時間。氷点下の冷たい空気の中1時間仮眠をとって再び行動開始しました。

1012008b
休憩中に眺めていたオリオン座。オリオン座が東の空にある時間から西の空へ傾く時間まで行動しました。いろいろ発見できたので出てきた課題をひとつひとつ解消していこうと思います。

内閣府NPO法人南九州山岳救助隊は数多く捜索活動を経験された先輩方々のもと、私も勉強し、訓練し即応できるようにしていきたいと思います。

Nikon New FM2/T + Ai Nikkor 35mm F2S (TMY)






ライト

2010年12月03日 | インポート
Dsc_0123
先週も今週も山でお泊りです。。先週は高隈山幕営縦走(実地踏査)、今度は訓練で夜間縦走捜索+ビバーク(霧島)。写真の道具の下に引いてあるのはツェルト。今回はツェルトでビバークします。月末は高隈山幕営縦走の本番。2泊します。

普段自分が使ってるライトは2種類。右が常用のヘッドライト。左はナイトハイキング時にルートファインディングに使えるマグライト。単一6本なのですごい重いですが、重いにしてもこの光量は魅力があります。捜索にも使えるかな?と思ってますが、実際にやってみましょう。

以前幕営縦走をした時、2日目の15:00頃から雨が降り出し、幕営地点まであと3キロ程度。16:30には大雨でガスも出て真っ暗の最悪の天気の中でした。最善の手段はもう幕営地点まで行くこと。というのも全員のテントはそこに補給部隊がデポしていたから。何かあったらとメインザックを持っているのは自分だけでテントは3人用。そのときは大パーティでしたからビバーク不可能でした。そのときはヘッドライトのみ。ガスの中では白色のLEDよりもハロゲンを使って。でもそのときの悪天候の中では役不足でした。。。25キロ超のザックを担いでいたので軽くするためにマグライトは持っていかなかったのでした。装備を軽くするか、それとも重くとも充実させるか、、、片手がふさがるマグライトは使うべきではないという考え方もあります。もちろん、ヘッドライトでルートファインディングをするのはまず不可能と言えます。なかなか難しい問題ですね。捜索という特殊な場面は持っていくべきと思っています。発見できるチャンスが広がりますね。

ちなみに海でナイトダイビングするときはメインとサブと2本持っていきますよ。ナイトダイビング行きたいな~。でも寒いだろうな。。。




晩秋の高隈山

2010年12月02日 | インポート
Dsc_0082
気温はそれほど低くないですが、風が冷たくて晩秋の雰囲気の高隈山でした。
Dsc_0015
御岳九合目より御岳山頂を見ています。夏はうっそうとした森ですが、今は見通しがいい状態。

Dsc_0038
大箆柄岳より。今年も桜島の火山灰に悩まされるのか?? 頻繁に爆発してました。2日間でどれだけ爆発音を聞いたことか。。。高隈山は桜島の火口を見下ろす感じになりますので火口からの音響がよく聞こえてきます。

Dsc_0083
落ち葉がふかふか。

Dsc_0088
すでにツバキの花が落ちていました。

Nikon D2H + Ai AF Nikkor 28mm F2.8D