場所・岡山県倉敷市真備町箭田「まきび公園」
訪問日・2023.5.2
真備(まび)の「まきび公園」に行くと、記念館に遣唐使船の模型が展示されていた。
町制施行四十周年記念
遣唐使船模型
この遣唐使船は広島県倉橋町所有の復元遣唐使船を1/10に縮小したものです。
倉橋町の地元造船所の棟梁によって製作されました、
という説明板があった。
遣唐使船一隻には、
大使をはじめとする使節団以外に、通訳、医師、細工師、留学生、学問僧、船の漕ぎ手120人ほどが乗船していた
と説明文がある。
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「船の歴史」 庄司邦昭 河出書房新社 2010年発行
7世紀から8世紀にかけて、遣唐使船など海外渡航用の船の多くが
安芸国で造られている。
倉橋島を中心とした一帯という説もあり、このあたりが古くから造船の町であったことがうかがわれる。
この時代の船については、
901年大宰府に流される菅原道真を描いた北野天神縁起絵巻がある。
ただこれは絵巻が製作された時期から推定して中世の13世紀前期の船の構造と特徴が描かれているとされる。
遣唐使船は「鑑真和上東征絵殿」や「吉備大臣入唐絵巻」など、
後代の絵画に描かれている。
100人ばかりが乗り、4隻で船団を組んで渡航したといわれる。
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(左・吉備真備、右・玄宗皇帝)
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