mokoangelの青島日記

夫との7年間の中国留学を終え7月に帰国しました
これからの日本での生活を模索中です

中国の結婚式②~料理

2011-12-16 23:15:25 | 日々の出来事

Lさんから「この地方で最大のホテルの最高の結婚式料理です 」と聞いていました。

最近、食が細くなっている私もそう聞くと興味が湧いてきます。

中国に来て、美味しい料理は沢山食べましたが、高級食材を使った料理はあまり食ていません。

始ってみると、出てくる出て来くる合計20品の料理です!

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1;水菜のような野菜と豆腐のサラダ(とても酸味のきいたドレッシングがかかっています。よくでる料理)
2;燻製肉(何の肉だか?)
3;ナツメを甘く煮たもの(縁起物です)
4;太刀魚?の唐揚げ(骨まで食べられます)
5;鯉の煮物(大体川魚は臭みが強くて食べられないのですが、これはとても美味しかった!)
6;海老のボイル(これも縁起物)
7;の尾頭付き蒸し煮?
8;写真がボケてますが、骨付き肉の甘辛煮(多分名のある料理でしょうが・・・美味!)
9;鮑のスープ煮(これぞ中華料理、大きな鮑がとても柔らかくて・・・美味!)
10;海老のフリッター?(夫一押し、⑥の海老もとても新鮮で食感が良い!)
11;大きなミートボール(料理には皆、意味があるのでしょうが、二つ並んで居るところに意味が?)
12;名前のわからない魚の煮物(結婚式には必ず出るとか、鱗がついていて食感が悪い。 鱗がみそ?)
13;マンゴウとセロリの炒め物(果物を料理する習慣の無い私には?の味)
14;高級食材登場! ナマコとご飯、ブロッコリー(始め茄子料理と間違えてしまい、大恥。 初めての食感に?
  でも、栄養価抜群と知っているので頑張って食べました。  夫はパスです。)
15;椎茸と青梗菜(椎茸は中国特有の味付けがしてあります。これもよくでる料料理)
16;キャベツとクラゲのサラダ(地方によって味が違います。 ここは酸味が効いている)
17;鯉の形をした万頭(万頭はまったく味がありません。 多分中国の人は他の料理のタレなどを付けて食べるのでは?)
18;小点(甘く、柔らかいクッキーの様なもの)
19;まだ、燕の巣のスープを飲んだことが無い私はこれがそう?と思って飲んだのですが・・・。
20;果物(西瓜、ナツメ、ミニトマト)


以上です。  途中でお腹一杯になったにも関わらず、「中国食文化研究の為!」・・・???
「吃饱了!」 「肚子饱了!」  「撑死了!」を叫びながら、ひたすら食べ続けたのでした。  

このホテルの味付けは薄味で脂っぽくなくとても食べやすかったのですが、もう少し料理でメリハリを付けたらもっと美味しく感じただろうと思います。

以前大連で小さな鮑は食べたことがありましたが大きなのは初めて。
ナマコもこちらでは高級品で、乾燥物は薬局で扱われているくらいの食材です。 
どういう風に料理するのかと思っていましたが茹でてソース?タレ?をかけて食べるようです。


豪華な料理に大満足!です。 

 


因みに授業で習ったのですが、中国には「早生贵子 zaoshengguizi3123」と言う言葉があります。
新郎新婦が招待客に向かって1礼した時に 皆「早生贵子」「生活美満」(生活が申し分なく幸せ)と言って祝います。

そして新居の寝室には棗、ピーナツ、龍眼、蓮の実などがばら撒かれています。
早zao=棗zao 生sheng=花生huashenhg(ピーナツ)  貴gui=桂圆guiyuan(龍眼) 
子zi=莲子lianzi(蓮の実)

意味はと言うと、皆さんお気づきの通り・・・早く子宝に恵まれますように! 

中国にはこの様なごろ合わせが沢山あります。


中国の結婚式①

2011-12-16 21:10:24 | 日々の出来事

家庭教師Lさんの従弟さんの結婚式に招待されていました。

どうしても1度出席して見たかったので、本来は欠席したくない授業を欠席し,タクシーで1時間ほどの即墨と言う所まで出かけます、

 
頂いた披露宴の招待状「喜帖 xitie33」



 日式祝儀袋(ダイソー品も立派!)


Lさんに「あなた達は親戚と同じ扱いなので、別にお祝いは要らない。 私たちと一緒にしておくから」と
言われていましたが、そういう訳にもいかないと「では、日本式でお祝いしましょう!」と↑の写真に。

因みに中国では祝い事の包を「红包 hongbao21」と言い、お祝い金は2の倍数です。
最近は、友達レベルだと200元親戚やごく親しい友人は600元くらいと聞きましたので、私たちはピンサラの1万円札を入れました(現在のレートでは800元以上で、これから下がっても600元以下にはならないだろうと言う計算です)

慌てていて受付の様子(紅包入れの箱)の写真を撮るのを忘れていました(しっかりお伝えしたかったのに残念です)
初めて見た紅包は意外と小さく、8,9センチの正方形でした(8も9も中国の縁起の良い数字ですのでどちらでも構わないかも)

エレベーターを降りるとすぐに受付があり、このような看板が立ててありました。 
右の看板には席順が書かれてあります。
凄いですね。 タレントさんかなんかの結婚式のようです。
  


私たちが会場についたのは、開始30分前です。
案内された会場はとても広く前方中央には舞台、①入口から舞台までは赤絨毯ならぬ花道が設えてあり、
②舞台の袖には大きなスクリーンを設置し彼らが事前に撮った結婚写真が写映し出されていました。
③ここはメイン会場だと思うのですが、招待客が4.、500人と多いので別に貴賓室など8部屋が用意されているようでした。
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私たちの席はNO9. 「何と縁起の悪い!」と思わないで下さいね。
[九の発音はjiu3」で、「久 jiu3」に通じるので中国では特別縁起の良い数字なのです。
テーブルの上には沢山キャンディー②とお土産用のキャンディー(喜糖 xitang32)や箱入りのお酒、たばこが置いてあります。
④はマッチ。 上に掛かれた文字は縁起文字で「囍 xi3」 喜びが重なると言う意味で、結婚式の時は必ずこの文字を使います。
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 いよいよ開宴です
凄く良く通る声の男性の司会で始まりました(聞くとテレビ局のアナウンサー)
入口から新郎が新婦の手を取って花道を歩いてきます(ピンボケ写真のみ


舞台に到着した新郎新婦が紹介され、2名の方が祝辞を述べられました。
中国は面子の世界ですので、もっと沢山の方が祝辞を述べられるのかと期待?していましたが外れでホッ。



ハイライトシーン

司会者の立て板に水のおしゃべりで次々に進行していきます

你们要拥抱! 二人でハグしなさい!」



你们要鞠躬! お辞儀をしなさい!」
細かなコメントは聞き漏らしましたが「これからの生活、よろしくお願いします!」と言う意味でしょうね。


「結婚指輪の交換」です。  どんな結婚指輪だったのか見せて貰いたかったなぁ!

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その後、①ウエディングケーキ入刀(形式のみ) ②婚姻届にサイン  
③二人で協力してワインを注ぐ(これも形式のみ)

ここで儀式は終わりです。
Lさんに聞くと、儀式は人前で行われ、日本のように「神様の前に結婚を誓約する」と言う習慣は無いようです。
(中国は広いので他の地方の習慣は分かりませんので悪しからず)

 

ここからが宴会なのですが・・・
日本とは全く違っていました(上司や友人や親せきの祝辞やお祝いの出し物はなし)
プロの①サックス、②ヴァイオリンの演奏と③歌手の歌です。
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④取は司会者の歌です。 プロ?ではなさそうですがご自分でも自信があるのでしょう、会場を歌いながら回り司会もしていました。

   
終り近く、両家のご両親が各テーブルを挨拶して回られます。 皆でお祝いの乾杯!
その後、新郎新婦が各テーブルを回ります。 その際はお付きの女性が小さなグラスにお酒を注いで渡します。
そして皆でお祝いの乾杯! 凄い数のお客さんでしたから大変だったでしょうね! 

 


時間が来ると日本のような「新郎新婦の前途を祝して乾杯!」等は無く、皆さん自由に帰って行かれ、
希望者だけが新郎新婦との記念写真を撮ります。  

「祝你们白头偕老!」 “共に白髪の生えるまで”仲良く暮らすことをお祈りしています!”

 

   
今日、沢山のお心遣いを頂き楽しく過ごすことができたLさんのお父さんの二人の妹さんに感謝しています。
特に上の妹さんは付きっきりで私たちに不都合が無いようにお世話をして下さり、最後にご主人も加わって楽しいおしゃべりをしました。
中国の麻雀に興味のある夫は今度は麻雀をしに遊びに行くことを約束していました。
また、初めて会った小さな天使ちゃんはとても人懐こく、ずっと私たちのテーブルで楽しく一緒に過ごしました。 踊りが得意で音楽に合わせてとても上手に踊ります。

次はLさんの結婚式だね!  楽しみにしてますよ

 


*こちらは両家とも裕福でとてもお金をかけられた披露宴だったようです。
形式も若いお二人の希望で伝統的なものは排除され現代的な結婚式になっていました。
それでも、日本との違いがあちこちにありとても興味深いものがありました。
皆さんも少しはご理解頂けたでしょうか?