家庭教師Lさんの従弟さんの結婚式に招待されていました。
どうしても1度出席して見たかったので、本来は欠席したくない授業を欠席し,タクシーで1時間ほどの即墨と言う所まで出かけます、

頂いた披露宴の招待状「喜帖 xitie33」
日式祝儀袋(ダイソー品も立派!)
Lさんに「あなた達は親戚と同じ扱いなので、別にお祝いは要らない。 私たちと一緒にしておくから」と
言われていましたが、そういう訳にもいかないと「では、日本式でお祝いしましょう!」と↑の写真に。
因みに中国では祝い事の包を「红包 hongbao21」と言い、お祝い金は2の倍数です。
最近は、友達レベルだと200元親戚やごく親しい友人は600元くらいと聞きましたので、私たちはピンサラの1万円札を入れました(現在のレートでは800元以上で、これから下がっても600元以下にはならないだろうと言う計算です)
慌てていて受付の様子(紅包入れの箱)の写真を撮るのを忘れていました(しっかりお伝えしたかったのに残念です)
初めて見た紅包は意外と小さく、8,9センチの正方形でした(8も9も中国の縁起の良い数字ですのでどちらでも構わないかも)
エレベーターを降りるとすぐに受付があり、このような看板が立ててありました。
右の看板には席順が書かれてあります。
凄いですね。 タレントさんかなんかの結婚式のようです。

私たちが会場についたのは、開始30分前です。
案内された会場はとても広く前方中央には舞台、①入口から舞台までは赤絨毯ならぬ花道が設えてあり、
②舞台の袖には大きなスクリーンを設置し彼らが事前に撮った結婚写真が写映し出されていました。
③ここはメイン会場だと思うのですが、招待客が4.、500人と多いので別に貴賓室など8部屋が用意されているようでした。
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私たちの席はNO9. 「何と縁起の悪い!」と思わないで下さいね。
[九の発音はjiu3」で、「久 jiu3」に通じるので中国では特別縁起の良い数字なのです。
テーブルの上には沢山キャンディー②とお土産用のキャンディー(喜糖 xitang32)③や箱入りのお酒、たばこが置いてあります。
④はマッチ。 上に掛かれた文字は縁起文字で「囍 xi3」 喜びが重なると言う意味で、結婚式の時は必ずこの文字を使います。
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いよいよ開宴です
凄く良く通る声の男性の司会で始まりました(聞くとテレビ局のアナウンサー)
入口から新郎が新婦の手を取って花道を歩いてきます(ピンボケ写真のみ
)

舞台に到着した新郎新婦が紹介され、2名の方が祝辞を述べられました。
中国は面子の世界ですので、もっと沢山の方が祝辞を述べられるのかと期待?していましたが外れでホッ。
ハイライトシーン
司会者の立て板に水のおしゃべりで次々に進行していきます

「你们要拥抱! 二人でハグしなさい!」

「你们要鞠躬! お辞儀をしなさい!」
細かなコメントは聞き漏らしましたが「これからの生活、よろしくお願いします!」と言う意味でしょうね。

「結婚指輪の交換」です。 どんな結婚指輪だったのか見せて貰いたかったなぁ!
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その後、①ウエディングケーキ入刀(形式のみ) ②婚姻届にサイン
③二人で協力してワインを注ぐ(これも形式のみ)
ここで儀式は終わりです。
Lさんに聞くと、儀式は人前で行われ、日本のように「神様の前に結婚を誓約する」と言う習慣は無いようです。
(中国は広いので他の地方の習慣は分かりませんので悪しからず)
ここからが宴会なのですが・・・
日本とは全く違っていました(上司や友人や親せきの祝辞やお祝いの出し物はなし)
プロの①サックス、②ヴァイオリンの演奏と③歌手の歌です。
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④取は司会者の歌です。 プロ?ではなさそうですがご自分でも自信があるのでしょう、会場を歌いながら回り司会もしていました。
終り近く、両家のご両親が各テーブルを挨拶して回られます。 皆でお祝いの乾杯!
その後、新郎新婦が各テーブルを回ります。 その際はお付きの女性が小さなグラスにお酒を注いで渡します。
そして皆でお祝いの乾杯! 凄い数のお客さんでしたから大変だったでしょうね!

時間が来ると日本のような「新郎新婦の前途を祝して乾杯!」等は無く、皆さん自由に帰って行かれ、
希望者だけが新郎新婦との記念写真を撮ります。
「祝你们白头偕老!」 “共に白髪の生えるまで”仲良く暮らすことをお祈りしています!”

今日、沢山のお心遣いを頂き楽しく過ごすことができたLさんのお父さんの二人の妹さんに感謝しています。
特に上の妹さんは付きっきりで私たちに不都合が無いようにお世話をして下さり、最後にご主人も加わって楽しいおしゃべりをしました。
中国の麻雀に興味のある夫は今度は麻雀をしに遊びに行くことを約束していました。
また、初めて会った小さな天使ちゃんはとても人懐こく、ずっと私たちのテーブルで楽しく一緒に過ごしました。 踊りが得意で音楽に合わせてとても上手に踊ります。
次はLさんの結婚式だね! 楽しみにしてますよ
*こちらは両家とも裕福でとてもお金をかけられた披露宴だったようです。
形式も若いお二人の希望で伝統的なものは排除され現代的な結婚式になっていました。
それでも、日本との違いがあちこちにありとても興味深いものがありました。
皆さんも少しはご理解頂けたでしょうか?