もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

「ブラッド・ブラザーズ」見てきました

2022-04-23 01:49:01 | お芝居

「ブラッド・ブラザーズ」 東京国際フォーラム ホールC 2022.03.30 18:30~

カッキーとウエンツが双子を演じる?面白そうということでチケットゲットしました。
バッドエンドな話で、なかなか厳しいものもあったけど、でもキャストの人たちの
熱演が楽しかったです。
で、、、一番の感想は、これは「堀内敬子劇場」だなってことでした(笑い)


あらすじは

「リヴァプール郊外で双子の男子が誕生した。双子の一人であるエドワード(ウエンツ瑛士)は裕福なライオンズ夫妻(一路真輝&鈴木壮麻)に引き取られ、もう片割れのミッキー(柿澤勇人)は、実の母親ミセス・ジョンストン(堀内敬子)と兄サミー(内田朝陽)のもとで貧しくも逞しく暮らしていた。正反対の環境で育った二人はお互いが双子であることを知らないまま、7歳で出会って意気投合し義兄弟の契りを交わす。しかしミセス・ライオンズは我が子エドワードを実の母親にとり返されることを恐れ、ライオンズ一家が転居。エドワードとミッキーは今生の別れをしたはずだった。そのうちミッキーの家が取り壊しとなり、移り住んだ先は偶然エドワードの家の近く。

15歳になった二人は再会し、固い友情を育むようなる。エドワードとミッキー、そして幼馴染みのリンダ(木南晴夏)は恋と希望に溢れた青春の日々を謳歌する。しばらくしてエドワードは大学に進学。ミッキーは工場に勤め、リンダの妊娠を機に結婚。大人として現実を生きはじめた二人の道は大きく分かれていった。不景気により失業したミッキーは、ついに犯罪に手を染め薬漬けに。議員となったエドワードはリンダを通してミッキーを支えるが、運命は二人を容赦しなかった…。」


舞台は双子の母であるミセス・ジョンストン(堀内敬子さん)が一人で出てくるところから始まる。。。歌さすが上手い
そして進行役のナレーターの伊礼さん・・・死神みたいだった。
ミセス・ジョンストンは夫と別れたシングルマザー。しかも別れたあとに双子がおなかにいることが発覚・・・育てていくことができるかと困っている。

彼女が働く家のセレブのミセス・ライオンズ(一路さん)は、子供がほしいけど、子供を産むことができない。が、養子をもらうことには夫は反対
夫が長期出張中に、ミセス・ジョンストンの双子のうち、一人を譲ってくれるように懇願。契約が成立する。
夫には自分たちの子供だと、偽って、双子の一人を譲り受ける。

ミセス・ライオンズは、一人を育て始めたが、ミセス・ジョンストンがその子をかまうのをみて、奪い返されてしまうのではと不安になり、
ミセス・ジョンストンを解雇してしまう。
「生き別れた双子が、互いに双子だと知った時、二人とも死んでしまう」という呪いをかけて・・・

ミセス・ジョンストンの子供のミッキー(かっきー)と、ミセス・ライオンズの子供エディ(ウエンツ)は7歳になった。
近くで暮らしていた二人は出会ってしまう。二人は仲良くなり、リンダ(木南晴夏ちゃん)と3人でよく遊ぶようになる。
ミッキーの兄のサミー(内田さん)は不良で乱暴。ミッキーはだんだんと悪の道に入りそうになる。

しかし、双子たちが実は仲良くなったことを知ったミセス・ライオンズは、またもや実の母に取り返されることを恐れて、田舎に転居することにする。
その挨拶にミッキーの家にきたエディ。ミセス・ジョンストンは、自分とミッキーがとった写真が入ったロケットペンダントをエディに渡す。

ミッキーたちが住んでいたアパートも取り壊されることになり、引っ越した先は偶然だがエディの家の近くだった
そしてまた、出会うべくして再会した14歳の二人。リンダも含めて、また友情関係が。。。

その後、エディは大学に行き、ミッキーは就職だが解雇。
エディがクリスマスに戻ってきたときも、まだ求職中だった。ミッキーはリンダと付き合い始め、リンダの妊娠と同時に結婚。
エディの存在に不安を覚えたミッキーは、兄サミ―の誘いで、危ない仕事に手を出し、警察に捕まってしまう。
ミッキーはそんな境遇に心を病み、うつ病と診断され、その薬によってさらに状態が悪化してしまう。

出所したミッキーをリンダは何とか立ち直らせようとする。薬をやめようとさせるが、なかなかうまくいかない。
リンダは、エディを頼り、彼に家と仕事を用意してもらう。そのこととでミッキーは意固地になっていく。
リンダはますますエディを頼り、二人がキスをするところを、ミッキーに見られてしまう。

そしてミッキーはとうとうエディに銃を向ける。
せっかく自分が立ち直ろうとしているのに、リンダをエディに取られる、自分は何ももってなくて、エディはなんでみんなもっているのか。。。。
そこに来たミセス・ジョンストンが、ミッキーに言う、エディはあなたの双子の兄だと。赤ちゃんの時に手放したのだと。

「生き別れて育った双子が、互いに双子だと知った」瞬間だった
ミッキーは、どうして自分を手放さなかったのだと怒りながら、エディを撃つ。と同時にミッキーを囲んでいた警察がミッキーを撃つ。
二人は同時に倒れて息を引き取る。
ミセス・ジョンストンは呆然と立ち尽くす。。。そして。。。悲しみの歌を。

 

やりきれないですよね~いくら、「生き別れた双子が、互いに双子だと知った時、二人とも死んでしまう」という呪いがあったとしても
それが現実になるなんて。。。
呆然とたちつくす、ミセス・ジョンストンがやりきれなかったです・・・

と、話の結末に関してはそうなんですけど。
途中途中は楽しい場面もあったり、思ったより少なかったけど、ステキな歌もあったりで。。。
満足できた舞台でした。

かっきーとウエンツと木南晴夏ちゃんは、7歳、14歳から17歳と、大人になってからと演じてましたけど、
意外に7歳でも違和感がないのが不思議でした。無邪気な子供たちになりきってました。

話の進み方もナレーターが入ったりして、テンポがよくて飽きない仕掛けになってました。

そうそう。後から知ったのですが、演出が吉田鋼太郎さんだったんですね~
鋼太郎さんもどこかで出てほしかったな。アンサンブルの人たちに混じって、7歳の子供役とかちょっと見てみたい(笑い)


キャストの感想

ミッキーのかっきー
とってもよかったです。いろんな表情のかっきーが見れました。
7歳のミッキー。ちょっと悪いお兄ちゃんをマネちゃうこういう男の子ってどこにもいますよね。
そんな男の子がぴったりの柿澤くん。
印象的なのは、だんだん壊れていく姿。ジレンマが感じられて、ちょっと色っぽかったりして。
いい役者さんですよね。
願わくば、もっと歌を聞きたかったな。


エディのウエンツくん
お顔がお顔だから、いいところのお坊ちゃんがぴったりでした。
お坊ちゃん服がよく似合う。
バラエティで見てる姿の印象が強いけど、芝居もなかなかですね。さすが、留学してただけある。
優等生だけど悪いこともしてみたいという、学生のエディがよかったな。


リンダの木南晴夏ちゃん
溌溂と演じてましたね・・・ちょっと「ヨシヒコ」とダブる面もあったけど.
7歳の頃のリンダ、男の子に混じって元気に遊ぶ女の子。こういう子いるよね~って。
大人のリンダも切なかった。ミッキーと結婚して、幸せになってもらいたかったけど。。。


ナレーターの伊礼さん
舞台を降りて演じたり、大活躍でした。ナレーターだけでなくて、他のいろんな役も演じてましたね。
もちろん、歌もすばらしかった。


ミセス・ジョンストンの堀内敬子さん
圧倒的な存在感でした。
一応、双子の二人が主演となってましたが、私には堀内さんが主役のように思えました。
歌もたくさん歌ってらしたし。。。
とても強くて元気で、そしてお茶目なお母さんを見事に演じておられました。
それでも、双子の一人を手放すときのつらい表情は、、、すごかったです。


一路さんと壮麻さんのライオンズ夫妻とか。。。すごい豪華なキャスティング。。。もったいないよね。
一路さん演じるミセス・ライオンズが、ミセス・ジョンストンに見せる表情は怖かったけど、、、
同じような境遇だったら、、、、真に迫ってました。

結末は悲しすぎるけど、でもよい舞台だったと思います。

 

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