NODA・MAP第23回公演「「Q」:A Night At The Kabuki」 東京芸術劇場プレイハウス 2019.11.20 19:00~
今回もチケット大変だった~取れないし・・・
どれだけ外れたか(汗)
なんとかゲットした1枚。平日の夜公演。
でも、行ってよかったです。すごくよかった。野田さんにしては、わかりやすい話だったんで、余計感動でした。
会場に行ってビックリしたのが、本人確認があったこと。
たぶん、事前にどこかに書いてあったんだろうけど、ちゃんと読んでなかったから、いきなりでビックリしました。
運転免許証は携帯してるんで、(健康保険証でもOKみたいだった)それでチェックしてもらって、
そしたら、カードをいただきましたが・・・
広瀬すずちゃんの初舞台もさることながら、
さとしさんと野田さんの初タッグとか。。。期待大です。
Queenと歌舞伎?どんな話になるんだろうと思ったら・・・
源平の時代のロミジュリで、最後はシベリア抑留にまで行くという。
相変わらず時空を超えた野田ワールドでした。もちろん言葉遊びもたくさんで
アンサンブルの皆さんの演技にも感動でしたけど。
まずは、公式より
「謎が謎を呼ぶ“4人のロミジュリ”、NODA・MAPに降臨!!
今回、野田が描くのは、ズバリ“禁断の恋”。ベースとなるのは、ウィリアム・シェイクスピア不朽の名作、『ロミオとジュリエット』である。対立する間柄にも関わらず、恋に落ち、密かに結婚したモンタギュー家の一人息子ロミオと、キャピュレット家の一人娘ジュリエット。動乱の時代のなか、ジュリエットはロミオと添い遂げるべく、仮死の毒で偽装自殺を図る。しかし、ジュリエットが本当に死んだと勘違いしたロミオは、彼女の墓の前で服毒し、自ら命を絶ってしまう。ほどなく仮死状態から目覚めたジュリエットは嘆き悲しみ、遂にはロミオの短剣を手に、彼の後を追ってしまうのであった――。
だが……もし、悲恋のロミオとジュリエットが、本当は生きていたとしたら??
そう、何と『Q』には“2人のロミオ”と“2人のジュリエット”が登場する。それは広く語り継がれてきたロミオとジュリエットと、“その後のロミオとジュリエット”なのだ!!過去にも野田はドストエフスキー『罪と罰』や、坂口安吾『桜の森の満開の下』、『夜長姫と耳男』を下敷きに、大胆不敵な剽窃(=remix)を加え、全く新しい戯曲を披露してきた。だが、この『Q』は、すでにその遥か上の上を行く、シェイクスピアも真っ青の予測不可能な物語となる様相を呈している。
しかも、謎に満ちた野田の企みに引き寄せられるかの如く、前代未聞のキャストが集結する。
“4人のロミジュリ”を演じるのは、松たか子、上川隆也、広瀬すず、志尊淳。まさに誰も予想し得なかった、今をときめく4名の顔合わせが実現する!!さらには、橋本さとし、小松和重、伊勢佳世、羽野晶紀、竹中直人、そして野田秀樹と、世代もキャリアも異なる総勢10名の豪華俳優陣が一堂に会する!!このうち、上川、広瀬、志尊、橋本、伊勢、竹中の6名がNODA・MAP初参加。特に、広瀬は本作が舞台初挑戦となるのだから絶対に見逃せない。
演劇、オペラ、バレエ、映画、音楽、ミュージカルと、古今東西、400年以上ものあいだ、様々なアプローチで描かれてきた『ロミオとジュリエット』。それを、敢えて、この2019年に持ち出す以上、無論、一筋縄でいく物語のはずはない。」
話の内容を簡単に
舞台には、今のじゅりえ(松さん)。ろうみお(上川さん)手紙を待ち続けている。
30年後、ようやく届いた手紙は、何も書いていなく真っ白。検閲があるので、本当の想いをかけないからだった。
舞台上には、じゅりえとろうみお。そして面影のじゅりえ(すずちゃん)とろうみお(志尊くん)
この4人の(実際は2人だけど)物語がスタートする。
源平の戦いのさなか、源のじゅりえと、平のろうみおは出会う。じゅりえは、今の源氏の総大将、源義仲(さとしさん)の娘。
そしてろうみおは平清盛(竹中さん)の息子。二人は一目で恋に落ちる、しかし、敵同士ゆえのかなわぬ恋
しかし、二人だけで結婚式をあげる。
たった、5日間だけの恋愛の中、二人は引き裂かれ別の人生を歩むことになる。
お互い、平家と源氏の自分の名前を捨てて・・・
じゅりえは尼になり修道院にいる。じゅりあは、トモエゴゼ(伊勢さん)やマザーッテルサ(羽野晶紀さん)とともに、
戦場ナースとして野戦病院に向かう。
そこで、戦争に参加していたろうみおと出会う。
が、二人は、自分の身分・名前を捨てていたため、明かすことができない。
ろうみおは、平家の棟梁になるかもしれないし、じゅりあは源頼朝(さとしさん)のめいであり二人とも正体が
ばれれば捕まってしまうからだった
名もないろうみおは捕虜となり、シベリア送りになったが、じゅりえの面影を胸に、過酷な労働に耐えていた。
都へ帰れるようになったが、名前を捨てたろうみおは、名前がないので、引き上げ船に乗ることができない。
そのため、ひとりでシベリアに取り残されてしまう。
何も書いていない白紙の手紙は、遠く離れた地で名もない兵士として死んでいったものがいることを
忘れないでほしいというメッセージ。
受け取った30年後のじゅりえは、面影のろうみおを。そして30年後のろうみおは、面影のじゅりえを抱きしめる。
いつしか、面影は消え、最後にのこるのは、今のろうみおとじゅりえ。ようやくお互いの存在を確かめて、また心を通わせることができたのだった
最近見に行ってるお芝居は、時間軸を超える話が多い気がする。
今回のも源平合戦のころの2人と、それからの(30年後)のふたり。ただし、時代背景は変わってしまうので、
本当に30年後なのか・・・・・肉体と魂は違うの出なんてことも考えちゃうけど。
それからの2人が、面影の2人。。。言い方が難しい。
未来の2人が今の2人を助けたり。未来の2人の中に、面影として過去の2人が登場したり。
ただ、混在するけど、私にとっては、わかりやすくて、
だからこそ、最後に、面影が消えて、今の2人が愛を確かめ合うというのが、感動的だったと思う。
ことば遊びなどで、笑えるところは笑えるし、そしてキュンとくるとことはくる。
メリハリも聞いて面白かったです。
ふと考えると、名前を捨てる~って、名前がない。匿名というように考えると、ちょっと怖いですよね。
平安時代の戦いのときは、お互いが名乗り合うのが常だったけど、現代の戦争は不特定多数どうしでの
戦いになる・・・確かにな~って思いました。
不特定多数の集団って、現代も、SNSとかで問題になるけど、怖いですもんね。
そういう意味でいろいろ考えさせられたお芝居でもありました。
さて、キャストの感想ですが。
今のじゅりあの松さん
天才だよね~堂々としながらも、繊細で・・・そしてかわいい~
ろうみおの上川さん
野田さんのお芝居初めてだとか。。。しっかりなじんでて上手かった。
さすがです。キレのある演技だったし。。。
面影のじゅりあのすずちゃん
ホントに初舞台なんですか?って思いましたよ。すごいね、堂々としてるし。
すごく大きく見えました。それと、声がすごくよい。舞台向きですね。
どんどん舞台に出てほしいです。輝いてましたから
面影のろうみおの志尊くん
彼もすごくこの役にはまってた。生き生きと演じてましたよね。
声もよく通るし、野田さん好みかも。
義仲や頼朝のさとしさん
存在感ありますよね。野田さんの芝居もたくさん出てほしい。
声もよいしね~
清盛などの竹中さん
普通に竹中さんでしたよね。ボケがないのがある意味新鮮ではあるけど。
清盛と、捕虜兵士の凡太郎と、全然違う役を瞬時に演じるのってすごいと思うな~
乳母役の羽野晶紀さん
ここのところ、舞台に復帰してくれてうれしいです。
やっぱりうまいな~弾けた感じがよかった
そう、そして、音楽。
劇中にはQUEENの楽曲が使われてます。野田ワールドとどうかみ合うのかと思ったら、
ずっと鳴ってるわけではなく、ここぞというところで、す~ッと入ってくるという感じでしたね。
私はあんまりQUEENの曲は知らなくて、ほんとに有名なものだけなんだけど・・・
ただ、タイトルにあるKABUKIとの連携がよくわからなかった・・・
なんだったんでしょう。私にそこまでの解釈はできなかったです・・・
キャストの皆さんの圧倒的な演技力にも感動し、
話のすじにも感動した、舞台・・・良いものを見た!という印象でした。
今回もチケット大変だった~取れないし・・・
どれだけ外れたか(汗)
なんとかゲットした1枚。平日の夜公演。
でも、行ってよかったです。すごくよかった。野田さんにしては、わかりやすい話だったんで、余計感動でした。
会場に行ってビックリしたのが、本人確認があったこと。
たぶん、事前にどこかに書いてあったんだろうけど、ちゃんと読んでなかったから、いきなりでビックリしました。
運転免許証は携帯してるんで、(健康保険証でもOKみたいだった)それでチェックしてもらって、
そしたら、カードをいただきましたが・・・
広瀬すずちゃんの初舞台もさることながら、
さとしさんと野田さんの初タッグとか。。。期待大です。
Queenと歌舞伎?どんな話になるんだろうと思ったら・・・
源平の時代のロミジュリで、最後はシベリア抑留にまで行くという。
相変わらず時空を超えた野田ワールドでした。もちろん言葉遊びもたくさんで
アンサンブルの皆さんの演技にも感動でしたけど。
まずは、公式より
「謎が謎を呼ぶ“4人のロミジュリ”、NODA・MAPに降臨!!
今回、野田が描くのは、ズバリ“禁断の恋”。ベースとなるのは、ウィリアム・シェイクスピア不朽の名作、『ロミオとジュリエット』である。対立する間柄にも関わらず、恋に落ち、密かに結婚したモンタギュー家の一人息子ロミオと、キャピュレット家の一人娘ジュリエット。動乱の時代のなか、ジュリエットはロミオと添い遂げるべく、仮死の毒で偽装自殺を図る。しかし、ジュリエットが本当に死んだと勘違いしたロミオは、彼女の墓の前で服毒し、自ら命を絶ってしまう。ほどなく仮死状態から目覚めたジュリエットは嘆き悲しみ、遂にはロミオの短剣を手に、彼の後を追ってしまうのであった――。
だが……もし、悲恋のロミオとジュリエットが、本当は生きていたとしたら??
そう、何と『Q』には“2人のロミオ”と“2人のジュリエット”が登場する。それは広く語り継がれてきたロミオとジュリエットと、“その後のロミオとジュリエット”なのだ!!過去にも野田はドストエフスキー『罪と罰』や、坂口安吾『桜の森の満開の下』、『夜長姫と耳男』を下敷きに、大胆不敵な剽窃(=remix)を加え、全く新しい戯曲を披露してきた。だが、この『Q』は、すでにその遥か上の上を行く、シェイクスピアも真っ青の予測不可能な物語となる様相を呈している。
しかも、謎に満ちた野田の企みに引き寄せられるかの如く、前代未聞のキャストが集結する。
“4人のロミジュリ”を演じるのは、松たか子、上川隆也、広瀬すず、志尊淳。まさに誰も予想し得なかった、今をときめく4名の顔合わせが実現する!!さらには、橋本さとし、小松和重、伊勢佳世、羽野晶紀、竹中直人、そして野田秀樹と、世代もキャリアも異なる総勢10名の豪華俳優陣が一堂に会する!!このうち、上川、広瀬、志尊、橋本、伊勢、竹中の6名がNODA・MAP初参加。特に、広瀬は本作が舞台初挑戦となるのだから絶対に見逃せない。
演劇、オペラ、バレエ、映画、音楽、ミュージカルと、古今東西、400年以上ものあいだ、様々なアプローチで描かれてきた『ロミオとジュリエット』。それを、敢えて、この2019年に持ち出す以上、無論、一筋縄でいく物語のはずはない。」
話の内容を簡単に
舞台には、今のじゅりえ(松さん)。ろうみお(上川さん)手紙を待ち続けている。
30年後、ようやく届いた手紙は、何も書いていなく真っ白。検閲があるので、本当の想いをかけないからだった。
舞台上には、じゅりえとろうみお。そして面影のじゅりえ(すずちゃん)とろうみお(志尊くん)
この4人の(実際は2人だけど)物語がスタートする。
源平の戦いのさなか、源のじゅりえと、平のろうみおは出会う。じゅりえは、今の源氏の総大将、源義仲(さとしさん)の娘。
そしてろうみおは平清盛(竹中さん)の息子。二人は一目で恋に落ちる、しかし、敵同士ゆえのかなわぬ恋
しかし、二人だけで結婚式をあげる。
たった、5日間だけの恋愛の中、二人は引き裂かれ別の人生を歩むことになる。
お互い、平家と源氏の自分の名前を捨てて・・・
じゅりえは尼になり修道院にいる。じゅりあは、トモエゴゼ(伊勢さん)やマザーッテルサ(羽野晶紀さん)とともに、
戦場ナースとして野戦病院に向かう。
そこで、戦争に参加していたろうみおと出会う。
が、二人は、自分の身分・名前を捨てていたため、明かすことができない。
ろうみおは、平家の棟梁になるかもしれないし、じゅりあは源頼朝(さとしさん)のめいであり二人とも正体が
ばれれば捕まってしまうからだった
名もないろうみおは捕虜となり、シベリア送りになったが、じゅりえの面影を胸に、過酷な労働に耐えていた。
都へ帰れるようになったが、名前を捨てたろうみおは、名前がないので、引き上げ船に乗ることができない。
そのため、ひとりでシベリアに取り残されてしまう。
何も書いていない白紙の手紙は、遠く離れた地で名もない兵士として死んでいったものがいることを
忘れないでほしいというメッセージ。
受け取った30年後のじゅりえは、面影のろうみおを。そして30年後のろうみおは、面影のじゅりえを抱きしめる。
いつしか、面影は消え、最後にのこるのは、今のろうみおとじゅりえ。ようやくお互いの存在を確かめて、また心を通わせることができたのだった
最近見に行ってるお芝居は、時間軸を超える話が多い気がする。
今回のも源平合戦のころの2人と、それからの(30年後)のふたり。ただし、時代背景は変わってしまうので、
本当に30年後なのか・・・・・肉体と魂は違うの出なんてことも考えちゃうけど。
それからの2人が、面影の2人。。。言い方が難しい。
未来の2人が今の2人を助けたり。未来の2人の中に、面影として過去の2人が登場したり。
ただ、混在するけど、私にとっては、わかりやすくて、
だからこそ、最後に、面影が消えて、今の2人が愛を確かめ合うというのが、感動的だったと思う。
ことば遊びなどで、笑えるところは笑えるし、そしてキュンとくるとことはくる。
メリハリも聞いて面白かったです。
ふと考えると、名前を捨てる~って、名前がない。匿名というように考えると、ちょっと怖いですよね。
平安時代の戦いのときは、お互いが名乗り合うのが常だったけど、現代の戦争は不特定多数どうしでの
戦いになる・・・確かにな~って思いました。
不特定多数の集団って、現代も、SNSとかで問題になるけど、怖いですもんね。
そういう意味でいろいろ考えさせられたお芝居でもありました。
さて、キャストの感想ですが。
今のじゅりあの松さん
天才だよね~堂々としながらも、繊細で・・・そしてかわいい~
ろうみおの上川さん
野田さんのお芝居初めてだとか。。。しっかりなじんでて上手かった。
さすがです。キレのある演技だったし。。。
面影のじゅりあのすずちゃん
ホントに初舞台なんですか?って思いましたよ。すごいね、堂々としてるし。
すごく大きく見えました。それと、声がすごくよい。舞台向きですね。
どんどん舞台に出てほしいです。輝いてましたから
面影のろうみおの志尊くん
彼もすごくこの役にはまってた。生き生きと演じてましたよね。
声もよく通るし、野田さん好みかも。
義仲や頼朝のさとしさん
存在感ありますよね。野田さんの芝居もたくさん出てほしい。
声もよいしね~
清盛などの竹中さん
普通に竹中さんでしたよね。ボケがないのがある意味新鮮ではあるけど。
清盛と、捕虜兵士の凡太郎と、全然違う役を瞬時に演じるのってすごいと思うな~
乳母役の羽野晶紀さん
ここのところ、舞台に復帰してくれてうれしいです。
やっぱりうまいな~弾けた感じがよかった
そう、そして、音楽。
劇中にはQUEENの楽曲が使われてます。野田ワールドとどうかみ合うのかと思ったら、
ずっと鳴ってるわけではなく、ここぞというところで、す~ッと入ってくるという感じでしたね。
私はあんまりQUEENの曲は知らなくて、ほんとに有名なものだけなんだけど・・・
ただ、タイトルにあるKABUKIとの連携がよくわからなかった・・・
なんだったんでしょう。私にそこまでの解釈はできなかったです・・・
キャストの皆さんの圧倒的な演技力にも感動し、
話のすじにも感動した、舞台・・・良いものを見た!という印象でした。
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