もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

「終わりのない」見てきました(ネタバレあり)

2019-11-26 00:56:31 | お芝居
世田谷パブリックシアター+エッチビイ 「終わりのない」 世田谷パブリックシアター 2019.11.4 14:00~ & 11.6 19:00~

最近、劇団イキウメというか、前川さんの芝居が面白くて、見に行くようにしてます。
今回も、ラッキーなことに2回、チケットをゲットすることができました。
前川さん目当てでゲットしたのですが、主演は雪次郎・・・でなくて山田裕貴くん、仲村トオルさん、村岡希美さん、清水葉月さん
さらには、あな番でブレイクした奈緒さん・・・豪華なキャストでした。

公式のページによると、古代ギリシャの叙事詩 『オデュッセイア』を原典としたSF作品だそうで。。。
古代ギリシャとかはわからないなあ~

でも、すごくおもしろくて、引き込まれて。。。
量子力学とパラレルワールドに関して、もっと学びたいと思いました。
久々ですよ。こういう学びたいという気持ち。。。
真面目に、量子力学?量子物理学?についての本を読もうと思ってます。
アマゾンでいくつかチェック済み。


公式のページにある
「始まりもなければ、終わりもない。時間と空間。無限の世界。
命は繰り返され、つねに旅の途中にある。
歴史はいつ始まり、物語はいつ終わるのか。
旅、世界、物語。終わりのない。」

この文章だけでわくわくしちゃいます。

話の内容は

「18歳の悠理は旅の途中で目的地を見失い、立ち止まっていた。
自分はなぜここにいるのだろう。
悠理は自分の人生を振り返ってみる。

短いけれど、沢山の楽しいことや辛いことがあった。
恋愛もした。
死にかけたこともあった。
尊敬できる両親に、いつも気にかけてくれる友達もいる。
かつて僕は世界と一体で、完全だった。
でも今は違う。

ある日、悠里は両親と友達に、湖畔のキャンプに連れ出される。
立ち止まったままの悠理には、時間だけが通り過ぎていくように思える。
過去に思いを馳せていると、いつの間にか悠理の意識はキャンプ場を離れ、見知らぬところで目を覚ます。
そこははるか未来の宇宙船の中。その船は人類の新たな故郷を目指して旅を続ける、巨大な入植船だった。
32世紀のユーリとして目覚めた悠理は、自分が誰で、どこにいるのかも分からない。
宇宙船から逃げ出した悠理の意識は、宇宙空間を漂い、地球によく似た見知らぬ惑星で目を覚ます。
自分そっくりの肉体の中で。
奇妙な旅を経て、悠理の意識は再びキャンプ場に戻ってくるが、その世界は自分の知っている世界とは少し違っていた。

自分はなぜここにいるのだろう。
帰りたい。

悠理は自分の世界で、目的地を探そうとする。」(公式より)


18歳のユーリは家族と友達とキャンプに来ている。
ユーリは15歳のときの出来事から、立ち直れず、高校受験に失敗し、引きこもりになってしまっている。
昔話で盛り上がっていたが、今後の進路の話になり、父と母は離婚、友達も別の土地へ行くという進路を聞き動揺。
湖で泳いでくると言ったユーリはそこでおぼれてしまった。

目が覚めたとき、ユーリがいたのは、32世紀の宇宙船の中。そこには、AIのダンと、逃げ延びた人類の子孫がいる。
地球は住めなくなり、ごく少数の金持ちたちが月に逃げ、その子孫は、地球のように住める星を求めて、宇宙をさまよっているらしい。
ユーリの心は21世紀のまま。そのままタイムスリップしてしまったのだろうか。
ユーリの母は物理学者であり、32世紀のデータベースにも存在が残っていた。しかし、一市民のユーリは功績はないが、物理学者の母の子として
記録があったが、9歳のときに亡くなったことになっていた。このとき、ユーリは海でおぼれる体験をしていたのだった。

次に、ユーリは次はどこか知らない星に漂着する。そこで人間(地球人)に出会う。彼も漂着したらしい。
そして、別の星の生物に攻め込まれる。生き残っている人間にメッセージをもらうが。。。。

再びの宇宙船。AIのダンが暴走し、スタンドアロンになってしまった。ダンは、サーバからは解放されたが孤独になる。
そして、ユーリは宇宙船を逃げ出そうとし。。。。

キャンプ場に戻ってくる。父と母と友達と。。。泳ぎに行ってから疲れて寝ていたらしい・・・
父親は有名ダイバーから、自然を守る活動家になり、母親は量子コンピュータのプロジェクトリーダーになるらしい。


パラレルワールドって、存在しているような気もして。。。
この世に同じような世界があってもおかしくない。
四次元世界を考えれば時間軸が違う世界も同時に存在してそうだし。
そしてそこを何かの拍子に、行き来するユーリみたいな存在がいてもおかしくないかも。

そして、この地球は500年後にももう住めなくなっているっていうのは、あり得る話ですよね。
これって、事実になるんじゃないかって思っちゃった。めっちゃリアルだなあ


ユーリは、今の18歳の世界に戻って、今までの生活を変えて自分から1歩を踏み出そうという決意をした。
ユーリの慟哭に、かなりほだされちゃいましたが。。。私は
ユーリの旅は「終わりのない」旅なんだなと・・・
もしかしたら、また違う世界で歩いているのかもしれないし。。。
でも、それは全部ユーリ自身の物語なんだよね。「これは僕の物語だ」ってユーリが言っていたように。

量子論的な話で言えば、ユーリ自身が自分で決断をしたときに、この世界は分岐して1つを選ぶこととなる・・・
そうやって、2つの世界・・・多次元の世界を選びながら、ずっと歩き続ける。だから終わりのない世界なのかな
なんて、漠然と考えました。

うーん。上手く説明できないんだけど、衝撃というか感銘というかを非常に受けた芝居でした。
最初に書いたように、量子論のことをもっと学びたいと思ったのでした。

キャストはみんな素晴らしかったけど。

ユーリ役の山田くんは、ほんとすごかった。
全身で表現していて、等身大のユーリ=山田くんというように感じました。
役になりきっちゃってて。。。
最初に遊泳のところから、最後の慟哭まで、ほんとに感動しました
もっともっと芝居に出てほしいです。

それから、アン役の奈緒さん
初舞台だそうですが、すごく透明感ある、不思議な役を表現されてました。

あとは、ユーリの両親の仲村トオルさんと村岡希美さんは。。。いわずもがなの存在感。
けっこう、笑いパートを担ってました。

イキウメの皆さんは、さすがのお芝居でした。
個人的にはダンが好きでした。

イキウメ。。。。というか前川さんの世界好きだわ~
あれこれ、見たくなる。
次回の公演も必ず行きたいです。










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