もるるんのよくばりポケット

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オペラ「石見銀山」完全版 見てきました

2019-11-21 00:47:28 | お芝居

オペラ「石見銀山」完全版  東京文化会館 大ホール 2019.10.31 18:30~

オペラユニット「THE LEGEND」の大ファンである実家の母に誘ってもらって行ってきました。
いままで2回ほど「THE LEGEND」のコンサートには行ったことありますが、
今回は創作オペラだとのこと。
世界遺産の石見銀山の史実をもとに創作されたそうで、2017年に地元の島根県大田市と東京で上演されていたものの
完全版ということだそうです。

東京文化会館の大ホール、3階までびっしりでした。
島根の伝統文化「石見神楽」とのコラボする舞台はとても素晴らしかったです。
行ってよかったと思いました。



会場入り口では、「石見神楽」の実演があって、人だかりができていました。
覗こうかなと思ったんですが、音はよく聞こえるけど、何重にも人垣ができていて
あきらめちゃいました・・・
衣装など飾ってあり、幕間で写真とってきましたけど。




話の内容は、石見銀山の銀が見つかったことなどの話かと思いきや、
なんと、悲恋の物語でした。。。
石見神楽の「於紅谷」という話がベースだそうです。


簡単なお話の内容は・・・

博多の商人・神谷寿禎が戦国時代、海から光る銀山を見つける。
寿禎はその銀山のある仙ノ山に入山する。
そして銀の発掘が始まる。近くの集落に住む人々が坑夫として働いていた。女性も大勢働いていた。
その集落の与三衛門、弟の藤左衛門、そして孫右衛門を抗夫頭となっていた。

お高は与三衛門の妻だが、夫に暴力を振るわれていて、孫右衛門を相談相手にしていた。そのうちお高は孫右衛門に
恋するようになってしまった。そのことを知った藤左衛門は、兄の与三衛門に告げ口をする。
与三衛門は孫右衛門を、お祭りの日に谷に呼び出し、お高の目の前で、孫右衛門を切り殺す。
お高は絶望して、自ら命を絶ってしまう。

お高の魂は、鬼によって暗闇の中へと消えていく。その後、仙ノ山には災いが次々と降りかかり、石見銀山の
採掘量も減っていった。
神谷寿禎は、孫右衛門とお高の怨霊を鎮めるため、神社での祈祷を頼み、多くの人々の前で、神主が祈祷すると
鬼となったお高は孫右衛門の魂とともに去っていった。
その後、仙ノ山は平穏な日々を取り戻し、銀山も繁栄した。

そんな感じでした。
話の内容だけ見ると、ありがちな話ではありますが、
これをオペラと神楽のコラボレーションで魅せるというのは、圧巻でした。

「THE LEGEND」の皆さんと、プロのオペラ歌手の女性お二人とが、
各キャストに扮し、時にはソロで、時には重唱で、合唱でと、これでもかと聴かせます。
そして生オケ。指揮は中村匡宏さん。。。鍵盤男子でしたっけ?
ほんとに鳥肌ものでした。

また、合唱団の皆さんもすばらしかった。

さらに、石見神楽の皆様も。
それと、ナレーションは島根出身の宮根さんでしたよ。


銀山のシーンばかりではなく、最初は海のシーンだったし、お祭りだったり
神楽だったり、いろいろな場があって楽しかった。

特に圧巻だったのは、龍が4体出てきての、舞の場面
大きな龍がなめらかに、かつおどろおどろしい感じで動くさまは
ホントに心に来ました。そこに流れている神楽とオペラ。
見とれてしまいましたね。これを見れただけでもよかった。
龍は出てきて、大きく舞い、暴れ狂い、しかし、神によってだんだん沈静化して
最後は去っていく。。。。。今でも目に焼き付いています。

ラストは男性5人女性2人の重唱
そして合唱団も出てきての大合唱。大団円で終わりました。


本当にいいものを見せてもらったなと思いました・・・
すばらしかった。

ただ、1日だけなのがもったいない。
ロングランとはいわないけど、木曜夜だったから
せめて11/1,2,3の3連休も上演すればよかったのにな~

もっともっとたくさんの人に見てもらいたかったなと思います。
西洋のオペラと、和の神楽との融合、こんなに素晴らしくて、ぴったりはまるなんて
ぜひいろんな人に知ってほしいなと、思いました。

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