以後、「居待月」「寝待月(あるいは臥待月)」「更待月」と呼び名を変えていく月の姿。
満月を過ぎて月は、その昇る時刻を凡そ50分ほどずつ遅れて姿を現すといいます。
あの時、君も見上げた月を覚えている?
私は駅の表側に住んでいる。
駅の表側に住んで38年超になる。
と書くと。
「今や駅の表や裏とは言わないんですよ!」
という怒りのご指摘を受けそうだ。
ここ何年かで駅の周辺の環境は様変わりした。
駅の向こう側に大きな道路ができ、
(この道路の計画に携わる課で臨時職員として働いていたことが懐かしまれる)
駅のこちらから向こうに潜る新しい道路ができ。
向こう側にそびえ建つショッピングエリアが買い物の中心となって。
駅の向こう側が繁華になるにつれ、
“駅裏”という呼び方も死語になりつつある今日のこの頃。
とはいえ。
地元心臓部の官公庁が、こちら側にある限り。
やはり中心部は動かないのだ。
誰が何といっても表はコチラ側なのだ。
そんな駅の表側から裏側に出掛けてきた。
駅を一っ飛びとはいかないが、それに近い感覚で15分圏内。
併設の駐車場の1Fから空きがあるのに、なぜか4Bまで上る。
屋上に停める車なし。貸し切り状態。
写真、撮り放題。 (←後述します)
私の、かなり“お気に”のスポット。
山の手前に、ぽっかり浮かぶ雲ひとつ。
画像いっぱい収めて待ち合わせ時間に2Fのカフェへ向かう。
通路で彼女にバッタリ会ってビックリしたり。
******
ソイ・ラテ美味だったな。
また、お茶しようね。
*6:18*
私の部屋の東の窓越しに広がる世界。
夜中、夢の途中で覚めた目で開いた携帯の時計が2:20を示していた。
「あと3時間ちょっと眠れる♪」
幸せな気分で、また夜に堕ちる。
次に開けた目で見たのが5:30。
学校のある日なら遅刻だ!
久々に寝坊を体感、慌てて布団から飛び起きて転がるように階下へ。
母R子に先を越された。「寝坊しました!」
「いいんじゃない?」R子は事も無げに、こう言って笑っていた。
私から声を掛けられ目覚めて時計を見た娘M嬢も、やや驚いて。
いつもより短い時間で着替えて降りてくる。
彼女の学校は休みではあるが大人は仕事の土曜日曜。
ダスキンを掛けながら自室への階段を上っていくと。
(6:12)
家並みの隙から覗く雲の色づきに太陽の居場所を見つける。
夢中でカメラを構えている間にも刻々と変化する空の表情。
トップ画像の一枚を撮り終えてから視線やや左に移すと。
光の赤が、よそのお宅の窓に反射してそれも美しい。
昨日、鳥たちが集っていた電線は、ひっそりと静かだ。
その後、掃除を終え顔を洗い髪を梳かして。
ラジオ体操も済ませて1階の窓から空を望むと。
今度は、たっぷりとした質感の雲が豊かに広がって見事だ。
(6:48)
外に出てケータイカメラで空に向かう。
ひつじ!
また部屋に上がり窓を開け放って。
(6:53)
球体に沿った雲のライン。
今だけの私の瞳に映りこむ、
瞬間の雲、瞬間の空。
今を生きてるを実感できる、ひととき。