楽屋撤収後、帰り道の信号待ちで見つけた空。
今日の舞台は無事、務めさせていただくことができました。
舞台感については、どうやら賛否両論もあったようで。
すべてを知ることはできませんが、ちらほらと聞こえてくる評は。
良くも悪くもあり。
ただ風穴の小さな一つくらい何か開けてこられたかなと(勝手に)思っています。
一つの挑戦。
小さな一歩。
千里の道も一歩から、です。
今日の機会を与えてくれた師匠と各位に、ひたすら感謝申し上げます。
家に戻り早速Vを観ました。
自分の部分を切り取ってみれば、なんだかガッカリしてしまいます。
一生「これでよい」などとは思えない、はずです。
細かいことをいえば、キリも限りもないのですが。
素晴らしい音楽、素晴らしい仲間。
照明の効果にも助けられ一つの作品が出来上がり。
全般を、ジーンとした気持ちで観ました。
3年前、初回の勉強会にて初めて出した作品を練り直して再演にこぎつけた今回。
先回は、ひたすら駄作を恥じて悔い終わってしまいましたけど。
今回は何か自分の中に確固たる手応えを残して舞台の幕が降りました。
感覚的なものは人それぞれで、しかるべきと思います。
好き嫌いも、あってこそと思います。
ただ、こういうのも「あっていいよね」と。「おもしろいよね」と。
言って思ってくださる方があれば、やった甲斐があるというもの。
また、これからも挑戦し続けていく意味もあると思います。
古典舞踊は古典といわれている作品を継承することが第一。
第一を外さなければ第二を持ってもいいのでは、ないですか?(笑)
私たちの日々(の稽古)、今まで(の稽古や舞台経験)。
それを踏まえて、その積み重ねを基に新しい扉を開いていく。
地元は、たぶん文化的にも立ち遅れている部分も多くあるでしょうから。
地元の客席を埋めてくれる方々に今まで観たことのないものを観てもらうことも、
きっと私たちの務めであり役目だと思います。
自分たちが楽しい、だけで満足とは思ってません。
楽しんでいただけてこそ。
あるいは何かを感じてもらえればこそ。
舞台に立つ意味もあると思います。
チケット代を払って足を運んでくださる方たちを、
いつもいい意味で裏切っていく存在でありたいと思います。
舞台に立つ間、見上げた頭上のライトが目映く光って。
今日の空として私の心に広がっていきました。
作曲者 喜多郎 (饗宴~Matsuri~)
振付 花柳仲登嗣 (港柳会)
作品名 『芽吹~めぶき~』
花柳 仲登嗣
花柳 仲千穂
花柳 仲輝恵
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色とりどりの花を咲かせるために 与えられた命
青い空 白い雲 太陽の光に照らされて
もうすぐ私たちは 花を咲かせる
風に触れ 雨に打たれ 虫たちに会い 仲間に会う
色とりどりの花を もうすぐ咲かせる・・・
楽屋入りが9時前で出番は14時過ぎ。
撤収は15時半の見込み。
一本髪を結ってもらい化粧を済ませ舞台稽古(場当たり)の後お昼ごはんを食べ着付け終えて、うらうらしてる間に出番になると思います。
踊る時間は9分なり。
長いような短いようなで。
撤収は15時半の見込み。
一本髪を結ってもらい化粧を済ませ舞台稽古(場当たり)の後お昼ごはんを食べ着付け終えて、うらうらしてる間に出番になると思います。
踊る時間は9分なり。
長いような短いようなで。