ラブミー東京アイドルズ since16.01.04

主にアイドルちゃんについて書いています

8/24(月)本格女子音楽祭(O-EAST)アプガ妄キャリまみりスタマリLTWじぇるの!他

2015年08月25日 | アイドル


このタイムテーブルでいうとStand-Up! Heartsの途中から入場。
研究生系グループによくあるタイプ(ポロシャツ衣装だし)だけれど、
ボーカルが全体的に力強く曲が抒情的・感傷的で、最後に歌ったこれが良かった。3曲聞いた。

平日夜・夏に大型対バンイベントが多発されヲタも疲弊・今週末に横浜アリーナで
@JAM EXPOがあるため、ヲタはそっちに集中したいetc.など色々理由はありそうだが、
このメンツにしてはゆったり見られた。興行的にはアレだろうけど、見る側としては
余裕を持って満喫できた。

じぇるの!(15分)
全3曲。春の代々木公園でのフリーイベントで見て以来、だと思う。
最初に7人で歌唱、その次の曲から4人加わってのステージング。
ああ、AJ感あふれるSEだ…と思いながら見入る。
これがありありか!これがマシチャンか!これがハリーか!などと目で追いながら観覧。
AJアイドル全般に共通する練度の高さがここにもしっかりあって、目頭が熱くなる。

ピンク・ベイビーズ(15分)
全3曲。UFO→レディーX→ジパング。ピンクレディーの曲を歌うグループ。
都倉俊一が手がけているということは直系か。
JCが中心でJK、JD年代までいる。
時代の徒花であるアイドルの曲を「継承」なんてしなくていいと常日頃から思っているが、
単純に、歌唱やダンスが非常にしっかりしていて感心した。かなり見直した。
アレンジをダンスミュージックふうにしていないだけで、もう素晴らしい。
メンバーは普通にアイドルっぽいが、クラブ歌手的なたたずまいもあった。
皆良かったが、JDのメンバーが、特に印象に残るパフォーマンスでありました。
はけるとき「POP PARADEありがとう!」と、以前月間レギュラーだったtvkの番組を推していた(笑)。

神宿(15分)
全3曲。
こないだ同会場で見たときより明らかに良く感じた。今日ボクがいた場所は、
音響面で恵まれていたからかも知れない。おかげで曲の細かい部分もよく聞き取れ、
このグループが持つドタバタとしたおもちゃ箱感が親しみを持って伝わった。
彼女たちに宿る神は、ドリフの神様みたいなのだろうな(笑)。

アイドルカレッジ(20分)
全4曲。フルメンバー15人による豪華なステージ。制服衣装。
オーソドックスなグループだけれど、南さんの存在感が際立ち、グループ全体に
キラキラした華がある。取り立てて変わったことはやらなくても、大人数で
ハツラツとステージをしてくれれば、これはもう力になる。
10月発売のゾンビの曲が良かった。

Luce Twinkle Wink(15分)
全3曲。今日の目当てのひとつ。AJアイドルならではの「間違いない」感じを満喫。
鳥肌が立った。メンバー内では長身の宇佐美さんが特に目立つが、皆、
折り目正しいダンスに線の太い歌唱。短い持ち時間で爆発させた瞬発力がすごかった。
毎回同じようなことを感じ同じように感動するのだが、同じポイントを刺激されるのだから仕方ない。
ラストにやった「刹那ハレーション」の歌詞の、生真面目で文学的な感じが今日も沁みた。
♪誰も知らない未踏のステージへ で毎回グッとくる。

アップアップガールズ(仮)(25分)
全5曲。アプガがこのあたりに入るのは珍しい気がする。
先述したように、会場内には余裕があり、アプガのときも人が押し寄せてくるほどでは
なかったので、今日は終始ステージ全景とサウンドに没入できた。
森さんのたたずまいに目が行った。2曲目にやった「アッパーレー」がたいへんカッコようござんした。
スカ特有の「軽快な哀愁」とでもいうような成分もある。
現代アイドルちゃんはたいてい肉体的に練度が高く、アプガはひとつの頂点を占めているが、
彼女たちを見ると最新理論を勉強して体を鍛えたくなる(笑)。
いっぽう、AJ系を見ても体を鍛えたくなるが、こちらは公園のブランコの棒で懸垂したくなる感じ。

STARMARIE(20分)
全4曲。
メンバーの中根礎子(もとこ)さんが、芸名を通称由来の中根もにゃに変えて最初?の大舞台。
黒一色の衣装は、カラフルなアプガの直後だと地味だが、他のアイドルは「自分たち」そのものを
突きつけてくるのに対し、スターマリーは幻想的な「作品世界」が主役で、それを実体化するのが
役割であるように思えるのでこれでいいのだきっと。
あまりフィジカル面を売りにするスタイルではないが、やはり現代アイドルちゃんだけあって
彼女たちもスパルタンに動く。1曲目「サーカスを殺したのは誰だ」にある、互い違いに
立ったり座ったりする箇所がボクは大好きなのだが、アレは見た目以上にキツいはず。
微糖の缶コーヒーのような味わいでありました。

今週末(8/29)に横浜アリーナでおこなわれる@JAM EXPOにも出て、今日このライブにも
出ているアイドルちゃんたち(この時点で21時くらい)による意気込みの表明がここに入った。
ステージ上手から、スタマリ→Stand-Up! Hearts→まなみのりさ→アイドルカレッジ→神宿→
アプガ→妄キャリ、の並び。

プティパ -petit pas! (15分)
先日も同会場で見たばかり。全3曲。
8/27、新宿タワレコイベントで3枚同時に先行発売されるシングル3曲を披露。
MAGIC→Jump!!→Cheer
ということは、たぶんまだ「こなれていない」部分があるのだろうし、メンバーも
語っていたようにある種冒険だったのかも知れない。
ボクは2曲目のJump!!が気に入った。

まなみのりさ(20分)
全4曲。2曲目のこれが、死んでもいいと思えるほどカッコ良かった。
ハードな面を特に売りにしているのでもないアイドルちゃんの曲がハードだと、
隠し持った刃のように光るものだ。
現代アイドルちゃんの練度の高さの多くは主に動きにあると思っているが、
まなみのりさに関しては動き以上に「ボーカル」に練度を感じた。
大所帯が多いアイドルグループにあってトリオ編成は不利ととられがちな面もあるけれど、
一人あたりの声がくっきりしており、さらに安定したハモリで厚みを出していた。
ポラリスの「回る」グループのイメージが強いが、それ以上にストロングスタイルの強さが
印象に残った。まなみのりさの途中から、トリの妄キャリ目当てのヲタがフロアに
集結し始めていたのだが、彼らも一緒に回っていた(笑)。
対バンライブをひとつの物語として見た場合、まなみのりさがセミファイナルに入っていて大正解。

妄想キャリブレーション(20分)
全4曲。今日のこのライブは終始人少なめで、特に悪い点はないのにブルーマンデー感だけが
強く漂っていたのだが、トリの妄キャリで「みんなどこに潜んでたんだ」と思えるくらい、
急に人が増えて驚いた。
最後にきて一気にピークに達した感じだ。
ステージ袖に控えるメンバーの姿がちらりと見えたのだが、会場内の波長とぴったり合い、
それが伝わって、メンバーのエネルギーに変換されているように思えた。

妄想少女ですの→人生はいじわるなの…かな→クロニクル→ファイティングポーズ

メジャーアイドルちゃんは、最新シングルもしくはその前のシングルの看板曲を、
対バンライブでもセットリストに入れてくることが多い気がするが、
今日の妄キャリはそれをせず、それ以前の曲の組み合わせで構成していた。
他のアイドルちゃんもよくやる、「セットリストそのものが物語」というような、
投手の配球の妙のようなアレ。
ある程度持ち歌がないと難しいが、こういうちょっとしたクリエイティビティの発露も
なかなか良いものだ。
桜野さんと星野さんのボーカルが今日は特に響いた。


終演後物販のロビーはごった返していたが、「カオスに見えるが秩序はある」という、
手慣れたアイドルヲタが揃った場ならではの感じは保たれていた。

出口に向かう階段のところで、Luce Twinkle Winkの深沢さんと桧垣さんがチラシを
配っており、深沢さんからもらうついでに一言会話→少し離れた場所にいた
桧垣さんに、そのチラシをきっかけに声をかけられ一言会話
ということもあったりなんかした。

今日のライブでは、音に没入でき、前でなくてもいいのでステージがよく見えるとすごく楽しい、
という当たり前なことが実は大切なのを実感した(笑)。