町田忠史先生のクレパス画展へ行ってきました。町田先生とのお付き合いはもう20年以上になります。最初は先生がまだ京都の友禅教室で指導されていた時です。私は長年日本刺繍をしていましたが、自分でキモノを一から作ってみたいと思いデザインをする基本としてまず日本画を始めました。キモノ制作の工程はわかっていましたから次に友禅教室で彩色、ゴム置き等を。友禅教室では教材があてがわれたもので指定された色での作業で面白くはありませんでした。自分の色と彩色の手際の早さ等から生徒の中では目立っていたのでしょう。元々町田先生は日本画を専攻されていて本来は画家として生活したかったようでしたが、当時は生活の為に友禅の彩色のお仕事をされていました。日本画という共通の話題で話が弾み、滋賀県にお住まいだというので主人をゴルフ場まで送って行った後でご自宅にお邪魔したのが最初でした。半年ほどその友禅教室に通いましたが、その後は自分でフリーハンドで描くようになり、息子の結婚式の記念品にちりめんの風呂敷100枚近く描いたこともありました。先生もしばらくして友禅のお仕事をやめられて、クレパスだけで絵を描かれるようになり県立美術館のギャラリーで個展をされたりして、精力的に活動されるようになり、クレパス画家として活躍されています。クレパス画家として活躍されている方は日本ではわずかしか居られないようです。しばらくして自宅を改装されて「彩芸楽」というギャラリーを作られ春と秋には菩提寺周辺の芸術家仲間と「ゆうゆう展」を開催されています。因にクレパスというのはサクラクレパスの商標登録です。
日本画を本格的に描く場合最初に「小下絵」というのをクレパスで描きますが、クレパスで色を重ねるのは難しく、出来上がると日本画の雰囲気が出ます。
菩提寺を後に土山へ足(車)をのばし岡田勇策先生の発泡スチロールで作った鉢とそれに植えられた草玉を見てきました。
土山の伝馬館は旧東海道の土山宿にある建物で風情があり草玉とよくマッチしていました。岡田先生にはガーデニングサロンでもイロイロお世話になって発泡スチロールの鉢の作り方を教えてもらったり、苔玉の作り方を教えてもらったりもしました。
我が家にも発泡スチロールの鉢や偽岩に植わっている山野草がいくつかあります。今年はダイモンジソウの花が咲きませんでしたが、どうも肥料が足りなかったようです。