TOMATOの手帖

日々の生活の中で出会う滑稽なこと、葛藤、違和感、喪失感……などをとりとめもなく綴っていけたらと思っています。

美容院、再び

2018年06月03日 | インポート
美容院へ行く。
引っ越しをしたあとの一大イベントは医療機関と美容院探しである。
とりあえず、表の看板に表示されていた値段が安いところを選んでみた。
最初の判断材料はそれしかない。多少気に入らなくても安ければあきらめがつく。
切り過ぎても髪の毛はまた伸びるのだし。
おばちゃんがふたりでやっている店だった。今のところ予約はとらず来院順だ。
次から次へとやってくる客をどんどん中にいれるもんだから、カットやカラーの途中で中断する。
ふたりのスタッフがドタドタと走り回って忙しそうなのだが、その割には先に進まず、なんだか効率が悪い。

が、いいところもあった。
なにしろおばちゃんはおしゃべり好きだ。
お客さんもおばちゃんだから話がはずむ。
先日聞こえた打ち上げ花火の場所からはじまって、その席料の高いことだの、
近所の公園のアジサイ祭りの話など、引っ越してきたばかりの身には、
こうした地域情報はとてもありがたい。
加えて、カラー+カットコースは長丁場だ。
自らの経験と客の年齢層を配慮して、
「お手洗いは大丈夫ですか?」と聞いてくれるのはありがたい。
これが男性スタッフだと口に出しづらい。
水分を控えてきても、水だのお茶だのをふるまわれるとつい飲んでしまい、
仕上げの長さをチェックするのも気がそぞろとなる。
仕上がりもまあまあ。
前髪を切り過ぎない、というわたしの最低限の必要条件もクリアしている。

かくして、行きつけの美容院は決まった。
8月から予約制にするということだから、もう少し効率的にこなしてもらえることを期待したい。


コメント
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