TOMATOの手帖

日々の生活の中で出会う滑稽なこと、葛藤、違和感、喪失感……などをとりとめもなく綴っていけたらと思っています。

雪、雪、雪

2022年01月07日 | インポート
昨日、お昼前に事務所内がざわつき始めた。
窓の外を見ると、雪がちらついている。
このあたりでは降雪は珍しく、ことによると、今年初めてのコロナウイルス感染症の発生届よりも、皆さんの関心をさらった。
すぐにやむかと思いきや、お昼過ぎには風も加わり、ほとんど吹雪いている。
見下ろす木々も屋根も一面、真っ白。
職員が入れ替わり立ち代わり窓際にやってきては、
「バスは動いているのかしら」
「夕方までもたないかも」
「電車も、やばいんじゃないの」
「もう、歩くしかない」
などと不安げである。
確か、8年ほど前にも、かなりの降雪になったが、徒歩通勤だったために、交通機関の心配はしないですんだが、帰り路、横殴りの雪に視界はさえぎられ、歩道と車道の区別がほとんどつかない中、遭難しそうになりながら帰ってきた。
大げさな話ではなく、本当にそんな感じだったのである。

震災以来、電車が止まる、ということに対して敏感になっていることに気付かされる。
多少遅れても、公共交通機関が動いているということのありがたさ、止まったときの無力感を今回、ちらりと思い出すことになった。

「今日の授業は雪合戦にしましょう」
先生のかけごえとともに、ワクワクとしながら校庭に飛び出した小学生の頃がなつかしい。


コメント (2)
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