TOMATOの手帖

日々の生活の中で出会う滑稽なこと、葛藤、違和感、喪失感……などをとりとめもなく綴っていけたらと思っています。

ぐずぐずと……

2022年01月10日 | インポート
この部屋に住んで、今年で4年経過する。
2年ごとの賃貸契約を更新するかどうかの書類がもうすぐ届くだろう。
年末年始、父のこともあり、実家に戻ったほうがいいのか母に尋ねたところ、
「夕ご飯の支度が大変になるからとりあえず、今は帰ってこなくていい」とのこと。
確かに、わたしが帰ったところで、夕方、3人分の食事作りなどできっこないのである。
せいぜい皿洗いの手伝い程度。
それを聞いてホッとしたのは確か。
マメに顔を出そうとは思っていても、(寝に帰るだけでも)、ひと息つける静かな場所はやはり必要。
どうしても帰らざるをえない状況というのは、そのうちやってくるだろうから。

もう少し、実家近くに引っ越してもいいいのだが、部屋選びには慎重にならざるをえない。
騒音問題である。
意気揚々と、ひとり暮らしマニュアル本など買って湘南地方へ移り住んだのは9年ほど前。
階上に住む男性が、真夜中までテレビゲームに興じ、薄い天井を伝ってその音がストレートに響いてくるものだから、ほぼ毎日寝不足。
大家さんに相談したところ、ひと月後に引っ越すらしいから、それまで我慢してちょうだいと言われた。

現在のお隣さんは、呼吸器が弱いかたらしく、咳やくしゃみ、鼻をかむ音が激しく、これは生理的現象なのだからしかたないと思いつつ、やはり気になり、慣れるのにずいぶんかかった。(今も夜中に、この音で起こされることがあると、つい、むっとしてしまうのだが)
しかし考えてみれば、それはお互いさまで、お隣さんはお隣さんで、こちらのテレビの音を、我慢してくださっているかもしれない。
”音問題”は、住んでみないとわからない。
あって当たり前、なければ幸運、くらいに思っていたほうがいいのかもしれない。
(家賃の安さは、壁の薄さに比例する、ということはよくわかった)
転居費用、初期費用だってばかにならない……。
そんなわけで当分、現状維持。
4月の異動もないだろうから、重い腰は益々あがらない。


コメント (6)
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