久しぶりに電車に乗って繁華街に行く。
以前、たまに出かけていた店でモーニングセットを食べるためである。
そこの朝食が特別おいしいというわけではないのだが、懐かしさと、「行ける」というのを確認するために、わざわざこんなふうに、訪れてみたくなることがある。
来店前の期待が大き過ぎるために、「ふうん。まあこんなもんでしょ」という感想を抱いて店を出ることになるのだが、とりあえず「行った」ことでやや満足する。
帰りにデパートの地下を徘徊する。
ス―パーの品ぞろえに慣れていた目には、ちょっと高めのお菓子やケーキが目にまばゆい。
いちごが旬を迎え、あっちにもこっちにも、つやつやとした苺の乗ったショートケーキが花盛りである。
「ひとつ買っちゃおう……」
3時のおやつにしてはちょっと値のはるお菓子を買う時には、自分を納得させる”言い訳”が必要となる。
すぐさま「退職記念、自分へのご褒美」というフレーズが頭に浮かぶ。
有名どころの店を選び、小さめのショートケーキを選ぶ。
「ひとつで申し訳ありませんが」とたいして申し訳なく思っているわけでもないのだが、やはりここでも言い訳がましく言ってしまう。
売り子さんがにこやかに、小さい箱にケーキを入れて「これでよろしいですか」と箱を傾けてわざわざ聞いてくれる。
見れば、ケーキ本体よりも、ドライアイスのほうが幅をとっている。(まあ、これはしかたのないことだが)。
続けて彼女曰く、「お誕生日かなにかですか?」。
わたし、少したじろいで「いえ、退職の人がいるので‥‥」としどろもどろに答える。
(ウソではないが、微妙に自分のことではないニュアンスになっている……)
すると「メッセージカード入れときますか」と彼女。
わたし、慌てて「いえいえ、身内のことなので……」とさらにたじろいでお断りする。
自分自身は確かに「身内」なのだが……。
そうですか、こういうのは、やはり自分のために買うものではないのね、とさみしさ半分。
しかしそれでも、おいしいものはおいしいわね、と思いつつありがたくいただきました。
以前、たまに出かけていた店でモーニングセットを食べるためである。
そこの朝食が特別おいしいというわけではないのだが、懐かしさと、「行ける」というのを確認するために、わざわざこんなふうに、訪れてみたくなることがある。
来店前の期待が大き過ぎるために、「ふうん。まあこんなもんでしょ」という感想を抱いて店を出ることになるのだが、とりあえず「行った」ことでやや満足する。
帰りにデパートの地下を徘徊する。
ス―パーの品ぞろえに慣れていた目には、ちょっと高めのお菓子やケーキが目にまばゆい。
いちごが旬を迎え、あっちにもこっちにも、つやつやとした苺の乗ったショートケーキが花盛りである。
「ひとつ買っちゃおう……」
3時のおやつにしてはちょっと値のはるお菓子を買う時には、自分を納得させる”言い訳”が必要となる。
すぐさま「退職記念、自分へのご褒美」というフレーズが頭に浮かぶ。
有名どころの店を選び、小さめのショートケーキを選ぶ。
「ひとつで申し訳ありませんが」とたいして申し訳なく思っているわけでもないのだが、やはりここでも言い訳がましく言ってしまう。
売り子さんがにこやかに、小さい箱にケーキを入れて「これでよろしいですか」と箱を傾けてわざわざ聞いてくれる。
見れば、ケーキ本体よりも、ドライアイスのほうが幅をとっている。(まあ、これはしかたのないことだが)。
続けて彼女曰く、「お誕生日かなにかですか?」。
わたし、少したじろいで「いえ、退職の人がいるので‥‥」としどろもどろに答える。
(ウソではないが、微妙に自分のことではないニュアンスになっている……)
すると「メッセージカード入れときますか」と彼女。
わたし、慌てて「いえいえ、身内のことなので……」とさらにたじろいでお断りする。
自分自身は確かに「身内」なのだが……。
そうですか、こういうのは、やはり自分のために買うものではないのね、とさみしさ半分。
しかしそれでも、おいしいものはおいしいわね、と思いつつありがたくいただきました。
自分用に買ったことは無いですが、贈答品として購入したことがあります。
材料も吟味された味なんだろうと想像します。
ケースに並ぶ菓子たちは、精鋭ぞろいという感じ。
そこのところ、私の贅沢は、薬王堂で売っている
ヤマザキのシュークリーム(88円)を、1人台所で食べることです。
個数にかかわらず、こういうものは「贈答用」のようです。店員さんもその流れで聞いてくださったのでしょう。
生クリームに混ぜ込んだアーモンドクリームの隠し味がヨカッタです。
山崎のパンやお菓子は大きいので食べ応えがありますよね。日持ちもするのでわたしもよく買います。まだシュークリームは食べたことがありませんが。(食べたくなりました)
台所でひっそり食べると”隠し味”も、きわまりそうですね。