箕面の森の小さなできごと&四季の風景 *みのおハイキングガイド 

明治の森・箕面国定公園の散策日誌から
みのおの山々を歩き始めて三千余回、季節の小さな風景を綴ってます 頑爺<肇&K>

森は作業中!

2020-08-26 | *編集・冬/1月

森は作業中!

 今日は朝から穏やかなお天気です。

時折り冷たい風が吹くものの、どこか そ~ とという感じで

寒暖・風のせめぎあいなのか? 遠慮がちの感がします。

 

箕面川畔に白梅の花が咲いています。

近づくと、鶯色したメジロがさかんに花弁をクチバシで

つついています。

まさに絵になる光景です。

 

川辺の土手や中洲には、水仙花が美しい舞いを披露するかの

ように、優雅に風になびいています。

 

滝道から「一の橋」を渡り、山裾の桜道を上がっていくと、

間もなくして通行止めの業者看板が・・・

見ると、野口英雄像までの山道が浮石防止工事中との事。

更にその請負金額が4000万円何がしと看板に明記してあり、

最近はそんな情報公開もしているのかと少し驚きました。

 

瀧安寺墓地横から再び滝道にで、山本珈琲館を過ぎて

しばらくすると、上方の尾根筋から大きな工事音が聞えて

きました・・・ここが現場のようです。

桜道までで落石を止めないと、すぐ下の人の多い滝道に落下でも

してきたら大変です。

 

この川向いの天狗道も、よく崖崩れや倒木で通行止めにして

工事をしていますが、多額の税金を費やすとはいえ、

山道の防災、補修工事などは有難いことです。

 

落合谷トンネルをくぐると工事資材が置かれていて、

一本のレールが尾根づたいに森の上へ延びています。

トロッコのようなものでこの資材を運び上げているようです。

森にこだまする機械音に、今日は不思議とそれが気にならない

のはゲンキンなものです。(笑)

 

落合谷から前鬼谷を登って行くと、すぐに何本もの獣道が谷川に

向かってはっきりと見て取れます。

その獣道を下りてみようと思い下っていくと、すぐに急坂で

片足程度の道となり諦めて上がってきました・・・

やはり獣たち専用の道でした。(笑)

 

スギ、ヒノキ林の下を通る時はそろそろ警戒が必要ですが、

私の目、鼻、ノドはまだ大丈夫のようです。

それでも一度だけ大クシャミをし、野鳥が慌てて飛び立っていった

ものの・・・

あれは登りで汗をかき、一休み中に少し寒かったからだと思う

のだが・・・?(笑)

 

尾根筋にでて六箇山方面へ向かう道にでると、左右あちこちで

握りこぶしぐらいの丸い石が沢山目に付きます。

何万年前ここは海底だったかも? と想像します。

早速小さな丸石を探し、目にとまった小石をポケットに

入れました。

これも私なりの一期一会で、書斎の棚の駄コレクションが

また一つ増えてしまいました。(笑)

 

箕面ゴルフ倶楽部コースの横道を経て「ささゆりコース」に入り

ゆっくりと東へ進み、「桜谷コース」を下り、更に「松騒コース」に

入って再び西へと向かい、望海の丘から霞みのかかった

大阪を遠望・・・

陽だまりに座り込みしばし一休みです。

このハイキングコースは、いつ歩いても本当に気持ちのいい所

です。

 

しばらく西下すると、急に森にこだまする電気バリカン? の

ような機械音~?

音の方に近づいて双眼鏡で見回すと、上方の「こもれびコース」

作業されている一人のオジサンがいました。

ハイキングコースの道沿いの枝葉、下草刈りなどの整備作業を

されているようです。

 

森の中にある孟宗竹林がイノシシに荒らされ、山道が崩れ落ちて

いた所が、スギや松の木や竹などで防土され、歩けるように整備

されていて助かりました。

 

やがてハート広場に下ってくると軽自動車が一台とまっていて、

「大阪府森林組合」と書いてありました。

先ほどのオジサンの車のようです。

ご苦労さまです。

 

今、「Expo90・みのお記念の森」周辺でも、大規模な防災工事が

なされているようですが、それ以外にもこの寒い森の中では

防災工事や作業されている人々が多くいます。

毎年、冬のこの時期は森の作業最盛期の様相ですが、

森の散策を楽しむ私などは本当に感謝です。

 

少し前までは森の中で仕事のできる人たちを羨ましく思った

こともあり、森林ボランティアなどに参加する事も考えましたが、

年々 気と体力が釣り合わずいつしか断念!

 

今はもっぱら受益専門年齢を楽しませてもらっています。(笑)

ありがとうございます。

 10-1-30  (完)

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