コンピュータ技術の進歩は目覚しく、社会的に及ぼす影響も著しい。既に一般事務職の仕事もどのくらい奪われたであろうか。8月より大学の就職活動が解禁されたが、一般事務職の求人はほとんど無いとのことだ。
7月24日朝日新聞オピニオンにおいて、“人工知能が人類を滅ぼす可能性はあるか”に関し、英国オックスフォード大学、ニック・ボストロム博士へのインタビュー記事があった。博士は人間並みの人口知能を開発するまでに時間がかかるかもしれないが、そこからSuper Intelligenceと呼ばれる状態へはすぐに到着すると予言している。スーパーインテリジエンスとは、人間を超える知能を持った機械であり、それが人類を滅ぼす恐れがあると指摘し、規制の必要性を訴えている。
人間並みの知能とは何か、碁や将棋のようにルールが明確に決められたゲームの世界や大学の入試試験等記憶が重きを占める世界ではコンピュータが人間を超えようとする昨今である。現在実施される国家試験のほとんどは、記憶の量が勝敗を決める。裁判官や弁護士になるためには、国家試験としては最難関の司法試験を突破しなくてはならないが、そのためには膨大な法令を頭に叩き込まなくてはならない。特許等を扱う弁理士も同様である。医者は、実技の試験もあるかもしれないが、やはり膨大な知識にウエートが置かれる。
コンピュータは、言うまでも無く記憶するのは得意であり、膨大な記憶の中から必要なところを取り出すのは検索機能として、インターネットにおける得意とする分野である。裁判官は、検事や弁護士の言い分を良く効き、法律や過去の判例と照らし合わせ判決を下す。そこには裁判官の独創性は必要とされず、記憶が重要である。法律や過去の膨大な判例はいずれデータベース化されるであろう。いや既にデータベース化されているかも知れない。これからは、司法の世界にもコンピュータが進出し、8~9割りが人間の代行するようになるであろう。
しかし、現在国会で議論されている集団自衛権が合憲か否かに関し、過去の蓄積だけで判断するとなれば当然違憲である。しかし、ここに日本を取り巻く環境変化を加味するとなると、途端に人間の感性が割り込んでくる。しばしば登場する”日本の存立が脅かされる状態“にしても、極めてあいまいな言葉であり、コンピュータが冷徹に判断できない。このように、人口知能が発達し、司法の世界では8~9割りがコンピュータに置き換わっても、政治の世界では人間が判断せざるを得ない部分が残るであろう。逆にすべてコンピュータに委ねられるとなると、政治家は不要となる。
既に大卒の一般事務職の仕事が大幅に無くなった。これから先益々人口知能が発達すると、人間の記憶に頼る分野は、コンピュータに置き換わっていくであろう。感性の世界まで代行出来るとは思えないが、それでも人間にとって大きな脅威と言える。しかし、コンピューtから余りに多くの利益を得ている。後戻りは出来ない。(犬賀 大好-153)
7月24日朝日新聞オピニオンにおいて、“人工知能が人類を滅ぼす可能性はあるか”に関し、英国オックスフォード大学、ニック・ボストロム博士へのインタビュー記事があった。博士は人間並みの人口知能を開発するまでに時間がかかるかもしれないが、そこからSuper Intelligenceと呼ばれる状態へはすぐに到着すると予言している。スーパーインテリジエンスとは、人間を超える知能を持った機械であり、それが人類を滅ぼす恐れがあると指摘し、規制の必要性を訴えている。
人間並みの知能とは何か、碁や将棋のようにルールが明確に決められたゲームの世界や大学の入試試験等記憶が重きを占める世界ではコンピュータが人間を超えようとする昨今である。現在実施される国家試験のほとんどは、記憶の量が勝敗を決める。裁判官や弁護士になるためには、国家試験としては最難関の司法試験を突破しなくてはならないが、そのためには膨大な法令を頭に叩き込まなくてはならない。特許等を扱う弁理士も同様である。医者は、実技の試験もあるかもしれないが、やはり膨大な知識にウエートが置かれる。
コンピュータは、言うまでも無く記憶するのは得意であり、膨大な記憶の中から必要なところを取り出すのは検索機能として、インターネットにおける得意とする分野である。裁判官は、検事や弁護士の言い分を良く効き、法律や過去の判例と照らし合わせ判決を下す。そこには裁判官の独創性は必要とされず、記憶が重要である。法律や過去の膨大な判例はいずれデータベース化されるであろう。いや既にデータベース化されているかも知れない。これからは、司法の世界にもコンピュータが進出し、8~9割りが人間の代行するようになるであろう。
しかし、現在国会で議論されている集団自衛権が合憲か否かに関し、過去の蓄積だけで判断するとなれば当然違憲である。しかし、ここに日本を取り巻く環境変化を加味するとなると、途端に人間の感性が割り込んでくる。しばしば登場する”日本の存立が脅かされる状態“にしても、極めてあいまいな言葉であり、コンピュータが冷徹に判断できない。このように、人口知能が発達し、司法の世界では8~9割りがコンピュータに置き換わっても、政治の世界では人間が判断せざるを得ない部分が残るであろう。逆にすべてコンピュータに委ねられるとなると、政治家は不要となる。
既に大卒の一般事務職の仕事が大幅に無くなった。これから先益々人口知能が発達すると、人間の記憶に頼る分野は、コンピュータに置き換わっていくであろう。感性の世界まで代行出来るとは思えないが、それでも人間にとって大きな脅威と言える。しかし、コンピューtから余りに多くの利益を得ている。後戻りは出来ない。(犬賀 大好-153)