美容整形と言えば韓国が有名である。韓国では、儒教の教えが生活規範の一部になっているそうだが、美容整形に対する無抵抗さは理解しがたい。しかも、美容整形は女性ばかりと思っていたら、元大統領の盧武鉉(ノ・ムヒョン)氏も受けていたとは驚きであった。韓国ドラマに登場する女性は確かに二重瞼の大きな目と日本人好みの顔つきが多い。しかし、どの顔も似通っており、ちょっと見には区別がつかないことも多い。
以上他所事のように述べたが、我が日本でも美容整形は結構盛んなようである。国際美容外科学会(ISAPS)が発表した統計によると、2014年に施工された豊胸、二重まぶた手術などの美容整形外科手術件数トップ5は、1位アメリカ、2位ブラジル、3位韓国、4位メキシコ、5位日本だそうだ。韓国 44万件に対し、5位日本33万件であるので、そんなに大差ある訳ではない。
最近の日本女性アイドルの顔つきが似ているのも気になるが、単に髪型や化粧法が同じだけであろうか。日本では未だ美容整形に対する世間の風当たりが強く、それを隠す風潮があるのは、韓国より儒教的であるかも知れない。
現代における美人の条件、豊かな胸に大きな目は昔からではないようだ。平安時代の美人顔とは残された絵画等から、富士額、おかめ顔、一重瞼の細い目、ちっさい鼻、おちょぼ口と想像するのが一般的である。
世界の三大美人は日本では、クレオパトラ、楊貴妃、小野小町と言われるが、当時の人々を魅了したとの何らかの記録を基に後世の人が勝手に美人と思い込んでいるだけで、具体的な顔立ちは分かってはいないだろう。
ただ、きめが細かくて色白の美肌、ふくよかで柔らかそうなほほ、長くあでやかな黒髪といった要素は、平安時代でも今日でも美人の条件であることは誰もが認めるところであろう。
さて、大きな目は美人の条件というより可愛さの条件である。赤ちゃんはどの動物でも相対的に目が大きく可愛い。人間の赤ちゃんも例外でない。ふっくらとして頬に大きな目は若さの象徴でもあるが、歳を取ってからの皺くちゃな顔に大きな目は不気味さの象徴となることも多い。昔美人であった女優さんの年老いてからの写真を拝見し、その落差に驚くことも度々である。
肌のつやと張りは美人の必須条件である。最近のテレビコマーシャルでも50~60歳代の女性を登場させ何歳に見えますかと視聴者に問いかけることもあるが、一見20~30歳若く見えるのも驚きである。本当の年齢を偽っているのか、美容整形の為か、お化粧の為か、普段飲むサプリメントのせいか、はたまた画像処理により細工をしているか、区別できないが皆美人に見える。
人間、歳を取れば誰でも肌のつやと張りが衰えるのが自然の掟である。この掟に逆らうのが、お化粧であり、美容整形であろう。女性の美に対する執着はいくつになっても衰えないようだ。
テレビコマーシャルでは、昔から化粧品の宣伝は盛んである。化粧品の値段はほとんど香料によって決まるという。美しさの要素は外観ばかりでなく、匂いも重要な要素らしい。朝の忙しい時間は、朝食よりお化粧が優先されるようであるが、どんな化粧でも健康美には敵わないことを心すべきであろう。
お化粧で誤魔化せなくなると残されるのは美容整形である。中年女優さんの美容整形は昔から有名であったが、最近では一般中年女性の皺取りやしみぬきも結構盛んなようである。高須クリニックの高須克弥氏はテレビに登場し美容整形を宣伝しているが、ジェット機で世界を飛び回われるほど、儲かる商売のようである。美容整形は健康保険が適用されず高価な治療となるが、金に余裕のある団塊の世代が中年に突入したことが、美容整形医が繁盛する原因であろう。
人間誰もが老いるが、年相応の美しさと言うものがある。外観より内面から滲み出る美しさ、心の美しさが重みを増す。外観で誤魔化すのは何処か無理があり、魔女を彷彿とさせる顔もしばしばテレビに登場するが、本人は分かっていないのであろうか。2017.05.20(犬賀 大好-339)
以上他所事のように述べたが、我が日本でも美容整形は結構盛んなようである。国際美容外科学会(ISAPS)が発表した統計によると、2014年に施工された豊胸、二重まぶた手術などの美容整形外科手術件数トップ5は、1位アメリカ、2位ブラジル、3位韓国、4位メキシコ、5位日本だそうだ。韓国 44万件に対し、5位日本33万件であるので、そんなに大差ある訳ではない。
最近の日本女性アイドルの顔つきが似ているのも気になるが、単に髪型や化粧法が同じだけであろうか。日本では未だ美容整形に対する世間の風当たりが強く、それを隠す風潮があるのは、韓国より儒教的であるかも知れない。
現代における美人の条件、豊かな胸に大きな目は昔からではないようだ。平安時代の美人顔とは残された絵画等から、富士額、おかめ顔、一重瞼の細い目、ちっさい鼻、おちょぼ口と想像するのが一般的である。
世界の三大美人は日本では、クレオパトラ、楊貴妃、小野小町と言われるが、当時の人々を魅了したとの何らかの記録を基に後世の人が勝手に美人と思い込んでいるだけで、具体的な顔立ちは分かってはいないだろう。
ただ、きめが細かくて色白の美肌、ふくよかで柔らかそうなほほ、長くあでやかな黒髪といった要素は、平安時代でも今日でも美人の条件であることは誰もが認めるところであろう。
さて、大きな目は美人の条件というより可愛さの条件である。赤ちゃんはどの動物でも相対的に目が大きく可愛い。人間の赤ちゃんも例外でない。ふっくらとして頬に大きな目は若さの象徴でもあるが、歳を取ってからの皺くちゃな顔に大きな目は不気味さの象徴となることも多い。昔美人であった女優さんの年老いてからの写真を拝見し、その落差に驚くことも度々である。
肌のつやと張りは美人の必須条件である。最近のテレビコマーシャルでも50~60歳代の女性を登場させ何歳に見えますかと視聴者に問いかけることもあるが、一見20~30歳若く見えるのも驚きである。本当の年齢を偽っているのか、美容整形の為か、お化粧の為か、普段飲むサプリメントのせいか、はたまた画像処理により細工をしているか、区別できないが皆美人に見える。
人間、歳を取れば誰でも肌のつやと張りが衰えるのが自然の掟である。この掟に逆らうのが、お化粧であり、美容整形であろう。女性の美に対する執着はいくつになっても衰えないようだ。
テレビコマーシャルでは、昔から化粧品の宣伝は盛んである。化粧品の値段はほとんど香料によって決まるという。美しさの要素は外観ばかりでなく、匂いも重要な要素らしい。朝の忙しい時間は、朝食よりお化粧が優先されるようであるが、どんな化粧でも健康美には敵わないことを心すべきであろう。
お化粧で誤魔化せなくなると残されるのは美容整形である。中年女優さんの美容整形は昔から有名であったが、最近では一般中年女性の皺取りやしみぬきも結構盛んなようである。高須クリニックの高須克弥氏はテレビに登場し美容整形を宣伝しているが、ジェット機で世界を飛び回われるほど、儲かる商売のようである。美容整形は健康保険が適用されず高価な治療となるが、金に余裕のある団塊の世代が中年に突入したことが、美容整形医が繁盛する原因であろう。
人間誰もが老いるが、年相応の美しさと言うものがある。外観より内面から滲み出る美しさ、心の美しさが重みを増す。外観で誤魔化すのは何処か無理があり、魔女を彷彿とさせる顔もしばしばテレビに登場するが、本人は分かっていないのであろうか。2017.05.20(犬賀 大好-339)