ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

高橋源一郎 今夜はひとりぼっちかい? 日本文学盛衰史戦後文学編 講談社

2019-06-03 23:31:17 | エッセイ
 先般は、日本文学盛衰史を、文庫版で読んだところだが、今度は、戦後文学編。プロローグは、「全身小説家」。  どこかで聞いたことのあるタイトルではある。   「ひとりの男性が、入念にお化粧をしている(正確にいうと、メイクさんが、この男性にお化粧をほどこしている)。  白く粉を塗りたくり、どぎつい赤の口紅で唇を彩色する。歌舞伎の女形のように見えないこともない。玉三郎とか、それにしては . . . 本文を読む