先日、唐桑コミュニティ図書館で目についた本。
3間×3間の9坪の建築面積、2階が6坪あって、延べ床面積でいうと15坪。模型みたいな家、といえばいいか。
「増沢邸は、日本建築史のなかでは最小限住宅のひとつとして有名な建物だという。」(14ページ)
「増沢まこと(さんずいに旬で、まことと読むらしいが、この漢字はパソコンに登録がないようだ。)さんっていう建築家が自邸として建てた . . . 本文を読む
街の背後のふたつの山
湾の対岸から眺めるとよくわかる
あれはこの街の美しい胸
ああ 向かって右は手長山
左は 市民の森のある山
黒森山へ抜ける通り道の尾根
それで名前はなんて言うの?
熊山だって
※詩集湾Ⅱ Ⅰ感傷旅行 から . . . 本文を読む
千田基嗣 @motochida 00:11
ベイシティはダンステリア blog.goo.ne.jp/moto-c/e/05ac8…
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千田基嗣 @motochida 23:31
アズマエビスの凱旋 blog.goo.ne.jp/moto-c/e/51b1a…
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千田基嗣 @mot . . . 本文を読む
ここは
この港のまちのへそ
港の奥の正面玄関
湾のまん中に浮かぶ島と
湾の東を区切る半島への
汽船の桟橋
そのまん前の公園
そのまん中の
初夏には淡いツツジの咲く丸い花壇の中心に沐浴する婦人の裸像が
大人しく落着いて遠慮がちに腰を落としている
その恥ずかしげな婦人の尻を
笑門来福
とばかりに満面の笑みをたたえ
じっと見つめるストレンジャーが . . . 本文を読む
千田基嗣 @motochida 15:05
今井照編著 市民自治のこれまで・これから 公職研 blog.goo.ne.jp/moto-c/e/bc896…
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○プロローグ(アフタヌーン)
コーヒーカップに一杯分のコーヒーを淹(おと)し絵付の皿にクッキーを三枚並べる
妻は仕事に出かけ息子は優雅な午睡を眠る
今夜の食事の準備はとりあえず考えない
遠くで踏切が鳴っている
息子のかたわらに寝そべってともに優雅な午睡をまどろむのも悪くはないが
そろそろ踊りはじめよう
時間は無制限ではない
可能性はいつまでも可能性ではいてくれない
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2008年5月の発行。震災前である。買ったままで、しばらく本棚に置いたままにしていた。
たぶん、地方自治関係の本を続けて読んで、一拍置いてから読もうとしたのだったか。
読み終えて、すぐにでも、読んで置くべき本だったと思うと同時に、いま、読むべき時だったのだ、とも思う。
この本は、「地方自治の月刊専門誌『地方自治職員研修』の創刊40周年を記念して企画され、雑誌の歩みと重ねつつ、地方自治 . . . 本文を読む
千田基嗣 @motochida 01:00
気仙沼は海のまほろば goo.gl/uqCJty
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風がささやかに流れている
奥深い湾のなかを
波がわずかにたっている
桟橋を離れた船のまわり
気仙沼は海のまほろば
東の道の行きどまり
白い漁船たちの母なる港
終わりにして始まり
造船場の赤さびたクレーンと上架した漁船
湾奥に注ぐ川
魚市場
神明崎の猪狩神社と海のうえの浮見堂
気仙沼は海のまほろば
「なーんにも . . . 本文を読む
千田基嗣 @motochida 00:18
岩波明 どこからが心の病ですか? ちくまプリマー新書 goo.gl/yX9TYM
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モンテーニュbot @MontaigneBot 12:08
「われわれのばかげた言葉でも、印刷にすると権威がつく。彼らにとっては、『これを書物で読んだ』というほうが『これを話に聞いた』というよりも、ずっと別の重 . . . 本文を読む
千田基嗣 @motochida 00:38
港の洋館(ハーバーハウス) goo.gl/AZAO3L
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著者は、東京大学医学部卒の精神科医、昭和大学医学部精神医学教室準教授。うつ病の薬物療法、統合失調症の認知機能障害、精神疾患と犯罪などを主な研究分野とする、とのこと。
読んで、あまり元気の出る本ではなかった。フロイトから始まって、河合隼雄、北山修、齋藤環、さらにラカンに関するものなど、精神分析関係の本を相応に読んできたものとして、この本は、「膝を打ちながら読み進められる」類いのものではない。
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港に建つ小さな白い洋館
― どなたのお宅?
あるいは
― 往来する船を借景する喫茶店?
(珈琲商のワゴン車がしきりに訪れていたという)
半円を乗せたはめ込みの窓が六つ並んだ下はレンガを積んだ花壇で
低木が植え込まれ
正面にまわるとチャコールグレイの屋根に二つの屋根裏めいた天窓が設けられる
まん中に真鍮の風見魚
は立っていない
船着場にカーフェリーが着くたび
紳 . . . 本文を読む
白い漁船たちが船尾を押し合う港の午後
岸壁と道路の間に低いコンクリートブロックで囲まれたアスファルト舗装の空間
そこは何と呼ばれる場所か知らない
青いプラットホームのような屋根の下に同じく青い木のベンチが並んでいる
だれがそこにすわるのか知らない
片側二車線の湾岸道路を走り抜けるたび
肩をよせて時を過ごす恋人たちを探すが
そこにはだれもいない
ああ恋人たち
船尾を . . . 本文を読む