ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

新!方舟祭2024参加 気仙沼自由芸術派 朗読パフォーマンス 湾をめぐって

2024-11-28 10:45:33 | Weblog
出演; 朗読ユニット千田基嗣+千田真紀千田遊人日 時 2024年12月1日(日) setⅠ午前11時~12時 setⅡ午後2時~3時場 所  リアス・アーク美術館  ハイビジョンギャラリー入場無料千田基嗣の詩と山本重也氏の水彩画が描き出す気仙沼の『絵本湾』の世界と、今回は、谷川俊太郎の詩、絵本から世界の有り様を直視する時間を持ちたい。また、相沢一夫氏の描く『絵本皆鶴姫』を気仙沼弁で表現する試みに、 . . . 本文を読む

谷川俊太郎は冷たく光っている

2024-11-20 09:26:06 | 2015年4月以降の詩
田村隆一は湿っていない水では湿っていないウィスキーのアルコールで湿っている大岡信は湿っている山の奥の水源の透きとおった怜悧な水で潤っている谷川俊太郎はたったひとりで宇宙にいて水分のない空で水晶のように光っている . . . 本文を読む

霧笛第147号 〈編集後記〉

2024-11-14 08:54:39 | 霧笛編集後記
◆春永昼猫さんが今号から同人となる。大島芳さんは今回も投稿。◆霧笛四〇周年と宮城県詩人会二〇周年記念〈「湾と街と畦道」のポエジーもしくは詩の可能性を探る〉を11月23日午後2時30分から気仙沼市港町Kポートにて開催する。唐桑出身の歌人梶原さい子さんの講演「落合直文と梶原しげよ―気仙沼ゆかりの二人」、県詩人会会長佐々木洋一氏、渡辺仁子氏と霧笛の会代表西城健一の座談会と、会員色川幸子氏、そして及川良子 . . . 本文を読む

柴崎友香 あらゆることは今起こる 医学書院 2024

2024-11-03 17:09:27 | エッセイ オープンダイアローグ
【小説家であること】柴崎友香氏は、1973年生まれの芥川賞作家とのこと。 著者紹介に「人文地理学専攻で、場所の記憶や建築、写真などに興味がある」とあり、帯には「私の体の中には複数の時間が流れている」と大きな文字で記されている。その下部には小さな文字で「ある場所の過去と今。誰かの記憶と経験。出来事をめぐる複数からの視点」、裏を返すと「他人は自分と感覚が違う、世界を認識する仕方が違う。自分は自分の身体 . . . 本文を読む