とおりゃんせ
とおりゃんせ
神社の鳥居の傍らで
キツネか
タヌキか
天狗か
カラスか
待ち伏せる
とおりゃんせ
とおりゃんせ
魔物が棲むという
魔界へ
恐れも知らず
いたいけな
幼な子が迷い込む
毬をつきながら
童謡を謡いながら
迷った先は
どこの細道か
菅原道真のいまだ棲むという
恨み辛みの結界か
怨霊の領分か
とおりゃんせ
とおりゃんせ
見返りのない
純粋な贈与
遊びながら
知らぬ間に . . . 本文を読む
待望の(ぼく自身が待ち望んでいたという意味です。)新詩集「寓話集」がついに出来上がりました。読んでみたいという方がいればメールください。
moto-c@k-macs.ne.jp
まで。
今回は、これまでの「湾」ではなく、地域性というよりは、普遍へのいささかの拡がりを願って「寓話集」と名付けました。全てこのブログに載せている詩から、ピックアップしてまとめました。(若干、手直しをした場合もあります。) . . . 本文を読む