ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

ホヤのアヒージョ

2020-11-25 20:58:11 | Weblog
スーパーで半額になっていたホヤで、アヒージョを作った。ニンニクもたっぷり。アヒージョは、ホヤに限る、と言いたい。得も言われぬ深い味わい。ほのかな甘みとクリーミーなコク。左上は北海道産の生の秋鮭の三枚おろしの半身。かなり大きかった。ムニエルにしてみた。上手く行った、と思う。こちらも美味であった。 . . . 本文を読む

大きな心

2020-11-25 20:41:02 | 月刊ココア共和国 投稿詩
ミラーボールの輝く暗闇黒い天使がひそむ垂れ幕の影通りすがりにほのかな生き物の香りを投げかけてその大きな心で僕たちを包むダンスホールの大きなフロア仮面をつけた黒い口唇の女選好するかすかな生き物の匂いを投げかけて膨張する震える心で僕たちを包み込む白い魔法と黒い魔法天使と堕天使の永遠の物語腕の中にすっぽりと納まる肉体の小ささでその大きな心で深い愛を交わす甘い蜜の味快楽のハーモニー天使と堕天使の不朽のダン . . . 本文を読む

精神看護 2020.11 斎藤環「ゼロから始めるオープンダイアローグ」 医学書院

2020-11-20 21:38:33 | エッセイ オープンダイアローグ
 今号の特集は、「SNSの人、教えてください」ということだが、それはさて置き、齋藤環氏の連載「ゼロから始めるオープンダイアローグ」第2回目「「無意識」の協働作業」と、さきごろ読んだ昨年11月号の特集で取り上げられた琵琶湖病院でのオープンダイアローグの実践のレポート「突撃取材!!」を読みたくて購入したところである。 斎藤氏の連載は、オープンダイアローグとはどういうものなのか、氏が依拠してきたラカン派 . . . 本文を読む

齋藤環 與那覇潤 心を病んだらいけないの? うつ病社会の処方箋 新潮選書

2020-11-15 21:30:39 | エッセイ オープンダイアローグ
 齋藤環氏は、精神科医、オープンダイアローグの日本における紹介者で、このブログでは、このところ立て続けに登場している。 與那覇潤氏は、歴史学者、私として読むべき著者のひとり、と思っているが、実際に読んだのは、同じく歴史学者の東島誠氏との対談『日本の起源』(太田出版)のみであった。2013年に読んで、ブログに掲載している。 與那覇氏は。「まえがき」にこう書く。「ぼくと齋藤環さんとが、この本で提案した . . . 本文を読む

水山の牡蛎

2020-11-12 21:08:34 | Weblog
 気仙沼の農協の直売場「菜菓好」で買い求めた水山養殖場の牡蛎で作った牡蛎汁とオリーブオイル煮。とても美味しい。雑味のないシンプルな、やさしい味。 気仙沼の農協直売所「菜菓好」に、少しだけ入荷する端物で、小さかったり、崩れていたりのものだが、かえって好む人もいるだろう。 水山養殖場は、森は海の恋人の畠山重篤氏の牡蛎養殖場。 オリーブオイル煮は、オリーブオイルと白ワインと唐辛子少々のみ。牡蛎汁は、牡蛎 . . . 本文を読む

畠山重篤 牡蠣養殖100年 汽水の匂いに包まれて マガジンランド

2020-11-08 22:00:41 | エッセイ
 畠山重篤氏の新しい著作は、JF共水連(全国共済水産業協同組合)発行の隔月誌「漁協の共済」に2001年4月から2019年6月まで連載された110編のエッセイをまとめたものである。「森は海の恋人植樹祭」は、1989年(平成元年)の第1回以来、30回を超えて開催されている。平成に改元し13回目の開催を控えた時期に、このエッセイの連載開始、平成31年から令和元年となった節目の年の6月までのものをまとめた . . . 本文を読む