「摂取カロリー、終戦直後以下」、という記事がありました。
************************************************
飽食の時代と言われ、栄養は足りていると、誰もが思うだろう。
だが、日本人全体の平均エネルギー摂取量は、減少し続けており、
特に、若い女性や子どもで、低下しているという。
「摂取カロリーは終戦直後を下回り、世界的になると、
開発途上国並み」、と指摘する。
20、30歳代の女性のエネルギー摂取量の減少が著しく、
たんぱく質、脂質や炭水化物摂取量も減少。
気になるのは、その世代の子どもにあたる1~6歳も、
エネルギーやたんぱく質摂取量がここ10年で、
約1割減っていることだ。
「子どもは肥満より、やせの割合が増えている」、と指摘する。
朝食を食べない人は年々増え、20、30歳代の男性の3割前後、
20歳代女性の4人に1人が、朝食をとらない。
男性の肥満は増加傾向だが、女性は減りつつあり、
むしろ標準体重より20%軽い「やせ」が増加。
20歳代の25%、30歳代の14%、40歳代の11%が「やせ」だ。
一方、高齢者は低栄養になりやすいと言われるが、70歳以上のやせは、
減少傾向で、エネルギーも栄養も摂取量は、減っていない。
ダイエットによらない急な体重減少は、感染症やがん、糖尿病や肝臓病
といった、慢性疾患が潜んでいる可能性があり、注意が必要だ。
また、やせると死亡リスクが高くなる。
平均寿命が短いといった調査結果が、最近相次いで出ている。
若い時にやせすぎた女性は、骨量が少ない。
更年期以降、骨量を維持する女性ホルモンが減ると、骨がもろくなるため、
「将来、骨折で寝たきりが増えるかもしれない」と、
「やせすぎの人はしっかり食べて、体重を増やしたほうがいい」。
*** 朝日新聞・体とこころの通信簿より抜粋にて ***
膨らみかけた、ピンクサボテンの蕾です・・・・・