(2014.05.09訪問)
五月八日朝日新聞朝刊に宇治三室戸寺で庭園ツツジがほぼ満開と細長五段写真付き記事が掲載されていまし
た。こりゃ早速行かにゃなるめぇと、お寺巡りとお花巡りをかねて、朝、京阪電車に乗りました。九時過ぎ
三室戸駅に着きましたがすでにお寺を目指す人がゾロゾロ、これぞ新聞の威力でしょうか。
▼三重塔。
[ 三室戸寺 ]
●山号 明星山 (みょうじょうさん)
●寺号 三室戸寺 (みむろとじ)
●開基 伝 光仁天皇 (こうにんてんのう)
●開山 伝 行表 (ぎょうひょう)
●開創 宝亀元年 (770年)
●宗派 本山修験宗別格本山
●本尊 千手観音菩薩 (秘仏)
▲京都市宇治市菟道滋賀谷21 TEL.0774-21-2067
▲拝観料 500円 御朱印300円
▲拝観時間 8:30~16:30 (4月1日~10月31日) 8:30~16:00 (11月1日~3月31日)
▲西国三十三カ所観音霊場十番札所
▲HP http://www.mimurotoji.com/
▲京阪電車宇治線 三室戸駅下車 東へ徒歩15分
▼寺標。ドッシリした堂々の寺名を刻された大きな石碑です。
三室戸寺縁起(三室戸寺HPから抄出)
約千二百年前(宝亀元年)光仁天皇の勅願により、大安寺僧行表を開山とし、三室戸寺の奥、岩淵より出現
された千手観音菩薩を御本尊として創建されました。創建時の寺名は御室戸寺。創建以来、光仁、花山、白
河三帝の離宮になったため、この頃から、御の字を三、に替え三室戸寺と称するようになった。
▼参道です。
▼山門。
▼山門を入ると右に林が続き、その向こうにツツジ園が大きく広がります。樹々を通したとりどりの赤やピ
ンクや白、きれいですよ。
▼ツツジ園は後のお楽しみでとりあえず参道を行きます。
▼この石段を上ると本堂エリアです。
▼石段下左のみむろどうと刻された石柱、これなんと思います? 実は……。
▼名物ようおまいり碑。
▼石段てっぺんに手水舎。
▼手水鉢前のお不動さん。小粒ながらもリアルです。
▼その向かいに、宇賀神。どう考えても神様に思えず、見えず、なんですが民話を伝えた伝承なのでヤッパ
リ神様です。
▼パアッと広がる境内。たくさんの蓮鉢が夏を待ってます。
▼本堂。本尊 千手観音菩薩 (秘仏) 。
桁行五間、梁間四間、重層入母屋造、桟瓦葺、唐破風の三間向拝付。文化二年(1805年)再建。
▼山号が書かれた本堂扁額。
▼本堂外陣のたくさんの奉納額。
▼本堂前の煙台。お線香にはいろいろなお願い文字が書かれています。
▼本堂本尊は絶対秘仏、このお像は御前立像です。
御前立像は秘仏本尊を模して造られたと云われ、大きな宝冠で、両手は変則的な組手。天衣は左右対称で
裾に行くほど広がっています。法隆寺夢殿の救世観音像によく似ています。
▼本堂正面。
▼阿弥陀堂。親鸞上人の父君の墓の上に、親鸞さんの娘、覚信尼が祖父の菩提を弔う為に阿弥陀三尊を安置
し阿弥陀堂を建立。
▼境内。
▼鐘楼。何を願うのでしょうか、おばさん一発、いい音が響き渡ります。
▼三重塔。塔高16m。元禄十七年(1704年)建立。
▼緑に包まれた、つつじ園からの三重塔。
実は……の答え。3mはあろうかの石灯籠です。どうして灯りをつけるのでしょうネ。
いよいよ三室戸寺庭園与楽苑の大つつじ園へ行きましょう。
▼与楽苑石碑、ここが庭園入り口です。
▼ぶっとおし二万株大つつじページェント。呆れるほどつつじばっかしの大つつじ園堪能!!
▼池泉庭園もあります。
▼枯山水庭園も。
石南花は早、中、晩生色々で今は晩生が咲き始めとのこと、蕾を持つ株もまだたくさんあります。
▼ピュアピンクや
▼紫斑点入りや
▼真っ赤や
▼肌ピンクや
▼うすピンクや
▼サーモンピンクや
▼赤斑点入りなど
色、形とりどりの石南花。こんなに種類があるとは。
▼石段上から参道。この左手一帯がつつじ園です。
▼ご朱印は西国三十三霊場なので専用朱印帳に戴きました。
三室戸寺は札所と同時に花のお寺として有名ですね。六月になると今度は紫陽花、七月には蓮花と晩春、初
夏から夏へ、とりどりの花模様が楽しめるお寺です。
ツツジに堪能して三室戸寺 オ シ マ イ
↓ ポチッと押していただければたいへん嬉しいのですが。
神社・お寺巡り ブログランキングへ