塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

香川のポジション、シティとの比較

2012-07-03 23:20:11 | 日記
 僕は昨年のユナイテッドの補強が悪かったとは思えません。

 アシュリー・ヤングにしてもウイルベックにしても、及第点は付けられる働きをしたと
思います。

 しかしスコールズの復帰という

 「ウルトラC」

 でお茶を濁したことを踏まえると、中盤にビッグネームを加えることは不可欠だった事
がわかります。

 シティはゼコの放出を考えているようですが、バロテッリをワントップで起用し、彼を
ナスリとアグエロ、そしてシルバで支える4-2-3-1の布陣が基本となると僕は
考えます。

 特にマンチーニはインテル時代からバロテッリを評価していますし、欧州選手権で見せた
愛弟子の振る舞いに、いたく感激していると聞きました。

 ゼコの高さとポストプレイは魅力でしょうが、よりポゼッションを高めることを考えます
と、安易な放り込みを避けたいとマンチーニは考えているのかもしれません。

 香川が4-2-3-1の3の中央ではなく、4-4-2のサイドハーフで起用された際、
内にポジションを取りすぎると、プレスのかかりが悪くなり、布陣そのものが

 「アンバランス」

 になります。

 ジダンがレアルに移籍した2001年がそうでした。

 彼がどうしても慣れ親しんだ中央でプレイしがちになり、4-4-2が4-2-2-2に
近い形となり、サルガド、ロベルト・カルロスというサイドバックの負担が攻守共に肥大
してしまったのです。

 プレシーズンから香川の動きには注目ですが、今彼はやる気に満ちていますから率先
して指示を仰ぐはずです。
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香川を巡る動き、2011年、2012年の夏

2012-07-03 23:11:34 | 日記
 香川のユナイテッド移籍は今夏に始まったことではありません。

 2011年の夏まで遡ってみますと、ユナイテッドの思惑が改めて理解できます。

 ユナイテッドが昨年から中盤の強化を念頭に置いていたのは間違いなく、インテルとの
間でスナイデルを巡る駆け引きがあったことを覚えている方多いと思います。

 インテルの新監督に就任したガスペリーニは

 「スナイデルは売却しても構わないが、エトーは残留してほしい。」

 と考えていました。

 3-4-3の布陣ではスナイデルの居場所が無く、彼自身は中盤の底での起用に意欲
を見せていましたが、彼はよりゴールに近い場所でプレイしていこそ価値があります。

 逆にエトーが残留すれば、世界屈指のウイング兼ストライカーが相手DFを悩ませる
形になります。

 愛弟子であるロドリゴ・パラシオ獲得が流れ、新加入のリッキー・アルバレスはまず
セリエAに順応せねばなりません。

 エトーの残留はガスペリーニにとって大歓迎のはずでしたが、一転エトーはロシアへ、
スナイデルが残留の形になりました。

 もしスナイデルのトレードが成立していてば、今夏の中盤の補強は見送られた可能性
もあると僕は見ています。

 逆に言えば1年補強が先送りになりましたが、金銭的にみればスナイデルの半額で、し
かも若い選手が手に入ったことは、ユナイテッドにとって旨味があったと言えます。

 逆にシティと比較した際戦力不足が否めなかったことも事実ですが。
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日本も五輪代表が決定

2012-07-03 01:38:14 | 日記
 昨夜会社から帰宅し、五輪代表の18名の顔触れを確認した瞬間、ちょっとした驚きが
ありました。

 原口を大迫が召集外となっていた為です。

 レッズファンとしては、原口が五輪に出場しない安堵感を抱く一方、

 「彼が窮地に追い込まれた代表を救ったじゃないか!!」

 という関塚監督への批判もあるでしょう。

 宮市同様既にA代表で起用されているため、ザッケローニ監督への遠慮があったかもしれ
ませんが、そうしますと酒井と清武の招集の辻褄が合わなくなります。

 大迫の場合は、アントラーズの調子が思わしくないという面があるのでしょうか。

 ヴェルディの杉本の招集を見た瞬間

 「監督は杉本にポストの役割を期待しているのだろう。」

 と直感しました。

 ポストの役割を考えますと、大迫と杉本の能力差に大きな違いはないでしょうし、予選の
経験値で言えば前者が有利です。

 しかしJ2とはいえヴェルディは現在首位ですし、大迫は予選で得点に恵まれませんでした
から、その点が考慮された気がします。

 とにかく18名が選出されたわけですから、ニュージーランド戦に向けて一丸となって
欲しい物です。
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バターとマーガリンの違いからサッカーを思う

2012-07-03 01:30:03 | 日記
 マーガリンはバターの代用品としてフランスで誕生しましたが、フランスでは多くの
家庭がバターを選択するそうです。

 僕もバター・トーストが好きです。

 確かにカロリーを比較した際、前者の方が植物脂ということもあり、体に優しいという
点は理解できます。

 しかし、マーガリンはマーガリン。

 あくまでバターに似せた食品です。

 僕も有名ホテルのマーガリン、バター風味もマーガリンを食べたことがありますが、
バターとはやはり別物です。

 日本が2011年にアジア王者に輝いた際、カタールを率いていたブルーノ・メツが

 「日本はアジアのバルセロナ。」

 と讃えましたが、僕はこの言葉を真に受けても意味は無いと思いますし、本家と同じ
戦い方を目指す必要があるとも思っていません。

 例えば日本は最終ラインの瀬戸際でも、近くにいる味方を探しパスを繋ぎゴールを目指
す事が多くなりました。

 しかし退場者が出て数的不利で戦っている場合、1-0の僅差で試合を終えようとし
ている際は、時にそのスタイルを

 「壊す」

 ことをしても、差し支えはないと思います。

 ロングボールを蹴ることも必要ですし、恥じる必要はありません。

 バルセロナ、そしてスペインが日本人に近い体格で世界を制しているわけですから、影響
を受けない方がおかしいですね。

 でも日本が日本のやり方を磨いていくうちに、その憧れも薄れていくはずです。
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