塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

スペイン、フランスの事例から学ぶ事

2012-07-29 22:29:33 | 日記
 スペイン五輪代表の指揮官ルイス・ミジャは、グアルディオラ以前にバルセロナの
背番号「4」を、世界に認知させた選手でした。

 ルイス・ミジャはかつての自分を、チアゴの背中に投影させていたのかもしれません
が、ムニアイン同様故障のため戦列を離れてしまいました。

 日本がスペイン戦を迎える前、必要な選手が揃っていたのに対し、彼らは監督が望む
2選手を欠いていた。

 この点は日本にも教訓になるはずです。

 監督という存在は、自身の構想に不可欠な選手を欠いた際のリスク・マネージメント
を必ず行うものですが、その主力が

 「開幕直前」
 「試合前日」

 に倒れてしまう例もあるのです。

 特に五輪のようなハード・スケジュールでは、主力の離脱は代表の戦力低下に直結し
てしまいますから、日本も注意せねばなりません。

 ワールドカップでも同様です。

 2001年のフランスは日本開催のコンフェデ杯に「ジダン不在」で挑戦し、見事優勝
を成し遂げます。

 ロジェ・ルメールのリスク・マネージメントは

 「ジダン不在時の戦い方」

 と選手達に求め、事実代役を担ったキャリエールが優勝の原動力になり、ジョルカエフの
存在もあって方向性の正しさが認識された。

 はずでした。

 2002年の本大会はキャリエールは召集されず、ジダンの不在とジョルカエフで凌ぐ
つもりでしたが、不和は全く改善されませんでした。

 主力を欠く事はそれだけ重みのあることであり、監督の悩みの種でもあるのです。
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千曲市サッカー場、インターハイの会場に

2012-07-29 16:58:30 | 日記
 高校野球と並ぶ真夏の風物詩であるインターハイ。

 そのサッカー競技が今年長野県で行われ、僕の地元千曲市サッカー場もその会場に選
ばれているのです。

 ですのでちょっと様子を観に出かけたのですが、試合と試合の合い間だったのか、選
手達が調整中といった塩梅でした。

 僕が観光バスを注視すると、群馬や徳島ナンバーの車でした。

 ちなみにこの後「徳島商業」が出場するのでしょう、ゴール裏には横断幕が張られてい
ましたが、正直良かったと思いました。

 と言いますのも、昨日土曜日の夜、長野県内では地域によって桁外れの雨に見舞われ、
会社がえりの僕もそのどしゃぶりの中、車を運転していました。

 ですから何かしらの被害があれば、応援に県内を訪れた方に影響が出たかもしれません
が、特に問題は無かったようです。

 またこのインターハイは

 「日本コカ・コーラ」

 がスポンサードしており、会場内にのぼりが立っていた事も印象的でした。

 ただスタンドで陣取っている応援団が、陽射しの前で体調を崩すような事が無ければ良
いと思います。

 「インターハイからサッカーを外しても良いと思う。」

 という意見も出始めていますし、高校サッカーは折り返しの地点にきているのかもしれ
ません。
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陽射しが強い真夏の試合について考える

2012-07-29 16:50:33 | 日記
 先ほど掃除を兼ねて、両親と墓参りに出かけました。

 虫刺されを防ぐ為に長袖Tシャツを着ていきましたが、その暑いことといったら!

 汗は滴り落ち、Tシャツもパンツも汗でびしょびしょで、常に水分補給という感じで
した。

 汗を拭いながら考えたのは、間もなく始まる高校野球です。

 守備側が大変なのは、3アウト・チェンジになるまでの時間が、回によって異なること
です。

 この陽射しの強い中、帽子、アンダーシャツ、ストッキング、そして本皮のスパイクと
彼らが身に付けるものは数多く、キャッチャーならば防具もつけねばなりません。

 アンダーシャツはさすがに通気性に優れているとは思いますが、グラウンドの照り返し
も含めて酷な環境です。

 高校野球は以前から、

 「投手が酷使されすぎている
  肘や肩の故障の影響を、彼らが生涯背負うべきではない。」

 と問題視され、今では医師のサポートも受けられますが、今は陽射しという別の問題も
あります。

 こうして見ると、サッカーの軽装は野球からすれば羨ましいと思います、

 半袖と短パンに加え、スパイクは選手が合皮と本皮2種類から選べますし、45分後に
は必ず1度試合は区切りが付きます。

 野球に比べれば、給水も比較的簡単です。

 去年の今頃も同じ事を書きましたが、今年は別の理由もあって書いてみました。
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南アフリカ戦を待たず、なでしこ16強進出決定

2012-07-29 13:03:28 | 日記
 南アフリカ戦を残したまま、なでしこの16強進出が決まりました。

 僕が懸念していたのは、グループリーグで2勝しながらも決勝トーナメントに進出でき
なかった、1996年の五輪代表の形になることでした。

 あの時はブラジルとハンガリーに勝利しながらも、2戦目のナイジェリア戦で躓いた点
が大きく響きました。

 初戦も大事なのは確か。

 しかしその初戦の結果が2戦目で覆る形があることを、既に僕たちは知っていたのです。

 南アフリカ戦に向けて、佐々木監督は主力を温存できます。

 例えばGKを福元から海堀に変更し、田中や岩淵を起用する可能性が高いと僕は睨んで
います。

 リザーブの選手を起用することは、

 「先発の11人だけではない。
  ベンチの君たちや関わるスタッフ皆で勝利を掴もう!」

 という監督からの伝言になりますし、選手達も監督の視線と思いを素直に受け止められる
でしょう。

 当然今後も過密日程が続きますし、選手の疲労と体調も随時考えなくてはいけません。

 英国国内も日本同様、五輪前は随分涼しかったようですが、ここに来て陽射しが急激に
強くなっている模様です。

 選手もファンも、適度な水分補給は不可欠となります。
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日本サッカーが更に成長する為に

2012-07-29 01:33:56 | 日記
 日本とスペインの関係者でなくとも、日本の勝利は番狂わせと捉えています。

 大切なのは、日本の技量が上がり日本の認知度が世界で認められるようになれば、いつか
僕たちも

 「番狂わせをされた側」

 になるという点です。

 例えばワールドカップ、五輪それぞれの予選で黒星が先行すれば、メディアは危機的
状況と煽り、監督と選手に大きな批判が向けられるでしょう。

 例えば同じアジアでも、韓国やオーストラリアはともかく、タイやシンガポール相手
での敗戦は

 「番狂わせ」

 と位置付けるはずです。

 アジアで最も優れたプロリーグを持ち、海外で活躍する選手とアジア王者に輝いた
クラブが存在する以上、やはりアジアでの黒星は避けなくてはいけません。

 しかしワールドカップの常連となり、ダークホースから本命に名乗りでるためには、時
にはつらい敗戦を乗り越える必要があります。

 例えば1950年ワールドカップ準優勝のブラジル、1982年4強でドイツの前に
散ったフランスがそうですね。

 彼らはこの痛みを胸に刻み、やがて世界王者になりますが、フランスは予選落ちも経験
していますから、その痛みはブラジルを凌ぎます。

 日本が今以上に成長するには、大きな敗北を受け入れなくてはならず、その覚悟を今か
ら持つべきだと思います。
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