塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカーで長髪は無意味か

2012-07-11 22:27:04 | 日記
 アンドレア・ピルロのように挑発をなびかせながら、優雅に振舞う選手
を見ると、女性ファンは胸がときめくのでしょうか?

 サッカーのように常に攻守が入れ替わるスポーツは、長髪が視界を遮るよ
うな気もしますが、ピルロには無関係なのでしょう。

 1998年のアルゼンチン代表にあのレドンドの姿が見られなかったのは、
指揮官のダニエレ・パサレラが

 「長髪の選手は代表に相応しくない」

 と断言したことと無関係ではありません。

 レアルに加わった「レドンドの後継者」、バネガとガゴがどちらも彼同
様長髪なのは、何かの因縁でしょうか?

 ワールド・サッカーダイジェストに原稿を寄せている

 「千鶴・デ・ガルシアさん」
 
 によると、アルゼンチンでは労働者でも仕事終わりには櫛を入れて髪をと
かすそうです。

 この「キザ」な空気が、スノッブなブエノスアイレスの風景と相まって、
他の南米諸国からの評判が悪いのです。

 つまりパサレラは、国の評判を復活させる意図もあってこの発言をした
ように思えます。

 しかしカニーヒアやバティなど長髪の選手は多いアルゼンチンでは、この
発言が随分騒がれました。

 このワールドカップは8強で終わり、パサレラと敵対するマラドーナが散
々批判する形となりました。

 日本もこのような議論がなされたなら、ある意味大衆にサッカーが認めら
れた証拠でしょうね。
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ラファエルの意思、ジャジソンの決断

2012-07-11 22:16:06 | 日記
 今日の午前中2通ブログを更新し、今読み直してみますと文字が急に大きくなってお
り、改行に乱れが生じています。

 皆さんが閲覧しても同じでしょうか?

 特に何か行ったわけではないので、僕自身がとても戸惑っています。

 とりあえず本題に入ります。

 今日サッカー・ダイジェストを読むと、アルディージャからボタフォゴに移籍する
ラファエルの心情が記されていました。

 「どうしてもセレソンに入りたい」

 ブラジル人選手なら誰もが願う、2014年大会を目指して移籍の決断をした彼を
非難することはできません。

 逆に彼の移籍が

 「J1の現在地」
 
 を克明にしてしまった面があります。

 つまり、日本、監督、オーストラリアの選手を除くと日本でプレイしていても代表
召集の期待は出来ないという点です。

 欧州、そして南米でJ1の映像を視聴し、候補選手を炙り出すことは事実上非常に
厳しいというわけです。

 それは日本に限ったことではありません。

 シャフタル・ドネツクのファンから絶大な人気を得たジャジソンがサンパウロに移籍
したのも、コパ・アメリカ2011以降、めっきり代表と疎遠になったためです。

 つまりジャジソンはチャンピオンズ・リーグよりも

 「メネゼス監督に近い環境」

 を選択した形になります。

 そうしますと、レアンドロ・ドミンゲスとジョルジュ・ワグネルという実力者が残留
していることに大変な意義を感じます。

 日本にいても代表召集が問題無い形になれば、リーグも活気に溢れるのですが。
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他人の時間を奪う事、アグエロの事例から学ぶ

2012-07-11 09:53:37 | 日記
 敬愛する池波正太郎先生が

 「他人の時間を奪ってはいけない。」

 と語っているのを見て、僕もつくづくその通りだと思うのですが、世の中そうは思わない
人間も沢山います。

 僕が一番最初に勤めた料理屋では、閉店間際で暖簾をしまっている最中に

 「ほんのちょっと」

 とお客に言われ通したところ、平気で長々と寛いでいくことが幾度もあり、閉口したこと
が何度もありました。

  今後、日本代表もこの点にぶつかると思います。

 ワールド・サッカーダイジェスト2009年1月15日号で触れている件があります。

 それは冒頭に掲載されているセルヒオ・アグエロのインタビューで、彼が代表召集を
受けオーストラリアに遠征した際、出場時間が40秒しか無かった点です。

 この試合は2007年9月11日に行われたのですが、当時彼が所属していたアトレティコ
側が

 「全く馬鹿げている。
  アグエロをこんな形で召集しないで欲しい。」

 とその不満をぶちまけました。

 彼らは自分達のエースの貴重な時間を、アルゼンチン代表が奪ったと捉えたのです。

 当のアグエロが全く問題視しなかったことが、逆にアトレティコの怒りを強調させたこ
とがクラブと代表を対比させる格好となりました。

 仮にザッケロー二監督が同様の行為を香川に行えば、当然ユナイテッドは良い顔をしま
せん。

 それは海外リーグの選手だけでなくJの選手も同様ですが、移動の長さと時差の調整を踏
まえると、海外クラブの怒りが増幅します。

 今後のワールドカップ予選も含めて、召集レターを送る際には注意が必要でしょう。
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サッカー観戦は質より量か

2012-07-11 09:42:49 | 日記
 男という生き物は

 「ひとりの女性ととことん付き合うべきか、それとも沢山の女性と出会うべきか?」

 という題目を目にした事があります。

 結婚もしていない僕からすれば、どちらにしても凄い出来事だと思いますが、事サッカー
に至っては

 「質より量」

 の側面があると思います。

 それは観戦と資料のどちらにしてもです。

 さすがに今はそうでもありませんが、一時期の僕は本当に呆れるくらいサッカー雑誌と
単行本を持っていて、両親から常に本棚を整理するよう諭されていました。

 でも過去、貪欲に資料を読み漁り、各国の歴史とリーグの構造、選手のバックグランド
を学べたことが、このブログを書くことにどれだけ役にたっていることか!

 選手の自伝、観戦方法、そして用具の発達。

 今は新書と文庫でも随分発売されていますから、本屋に寄って調べてみることもひとつ
の方法と言えます。

 また観戦に関しても、僕は関心を持ち始めのころは沢山見るべきだと思います。

 それは自分の中の

 「好み」
 「良いサッカーの判断基準」

 を確立するには不可欠だと思いますし、試合を沢山こなすことで目利きになれるからで
す。

 今日の五輪代表壮行試合のように、テレビの有効活用を含めてです。

 慣れてくると必ず、自分の中に判断基準が生まれます。
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香川とパク・チソン、その競演はならずとも

2012-07-11 01:56:14 | 日記
 パク・チソンの移籍が決定した為、騒がれた香川真司との競演はなりませんでした。

 しかし元韓国代表を手に出来たクイーンズ・パーク・レンジャーズは、大きな達成感に
満ちているでしょう。

 PSV時代から衰えを知らないパクの体力、持久力はクリスマス休暇の無いプレミアに
とって、大きな魅力だからです。

 手厳しいユナイテッドのファン、関係者は

 「ドイツで成功したからといって、ここで活躍できる保証は無い」

 と懐疑的な面で見る反面、期待していることも確かです。

 それはやはり、パク・チソンという成功例がある為であり、この存在がファンと香川の
緩衝材になった部分が必ずあります。

 思えば彼がPSVから移籍した2006年も、懐疑的な眼で迎えられましたね。

 PSVでリーグ優勝、そしてチャンピオンズ・リーグでの活躍があったにも関わらず、
向けられる視線は非常に厳しいものでした。

 「オランダとイングランドは全く違うぞ!」

 この無言の圧力に懸命に立ち向かったからこそ、パクの存在を関係者が認めるようになり
ました。

 2002年のワールドカップを共に戦った選手

 アン・ジョンファン
 イ・ヨンピョ

 は第一線を退き、パクもまた代表を去っています。

 彼らの道しるべを後輩達がなぞる姿は、日本と共通した出来事ですが、今のところユナイ
テッドに比肩するクラブに移籍できそうな選手が、韓国にはいるのでしょうか?

 もし存在すれば、日本にとって要注意ですね。
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