塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

デルピエロ来日の陰で

2012-07-24 22:18:17 | 日記
 先週末イタリアからデルピエロが来日しましたが、

 「なるほど、有名選手が訪れるとこのような効果があるのだな。」

 という点があります。

 それはレプリカ・ジャージの売れ行きです。

 ヴィンテージ・スポーツを覗いてみますと、デルピエロのマーキングシャツが展示され
ており、その内の数枚は既に完売しています。

 もしかしますと、売る側も

 「本人が来日する今が売却のチャンス!」

 と考えたのかもしれません。

 今、昔ほどレプリカジャージは売れないようですが、デルピエロのような有名選手が
来日すれば、現行品だけでなく過去の在庫、言い換えれば

 「売れ残り」

 がマーキングとパッチも含めて捌ける可能性が高まります。

 今季よりユヴェントスは「Jeep」が新しいスポンサーになりますし、何より彼の
マーキングを施せなくなります。

 ファンからすれば新品で状態でマーキングができれば越した事がありませんし、中古
とは異なり縫製や掠れの心配もありませんから。
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2002年のイタリア、現在の日本

2012-07-24 19:46:05 | 日記
 年々練習時間が短くなる各国代表。

 ですから代表監督は「セレクター」と呼ばれる、根幹となる選手に旬の選手を肉付け
する形で乗り切ることが多くなりました。

 しかし自身が描く戦術を選手に与えなくては意味を成しませんから、話は更に難しく
なります。

 2002年のワールドカップで優勝候補に挙がったイタリア。

 彼らは基本布陣を3-4-1-2に置き予選を勝ち抜きましたが、代表監督のトラパット
ー二はグループリーグでいきなり

 「4-4-2」

 の布陣を敷き、選手を当惑させました。

 この大会の前、イタリア国内では

 「好調のバッジョをワールドカップ23名に召集すべきか?」

 という問題で紛糾し、メディアからこの問題が取り上げられると、トラパットーニの機嫌
が悪くなるという悪循環でした。

 バッジョが来日することはありませんでしたが、トラップは3-4-1-2を機軸として
戦ってきましたから、選手が新布陣になじめず、同時に3バック重視の選手選考でした。

 つまり予選の段階で「幅」を持たせなかったために、急な舵取りに選手が付いていけな
かったのです。

 今日本代表は基本を4-2-3-1、代替案として3-4-3を導入していますが、僕
は異なる布陣を試す事は決して悪く働かないと思います。

 むしろ選手が柔軟性を学ぶ、良い機会かもしれません。
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強い責任と共に歩む事

2012-07-24 19:38:34 | 日記
 先週のAスタジオは、向井理さんがゲストでした。

 向井さんは2度目の登場でしたが、なるほど、こういう男性だからこそ女性の支持が
高いのだとわかりました。

 番組では彼がカンボジアで井戸を掘る作業について触れ、

 「今ある状況で最善の行為を行う」

 という向井さんの意図が伝わりました。

 また内面では「まいったな。」と思う事柄でも、表情には一切だすことなく、監督と
助監督に

 「やりましょう!!」

 と声をかけるそうです。

 つまり、「俺は今これで飯を喰っている!」という意欲が、不安を消去している形なん
です。

 僕のように

 「まいったな、面倒だな。」

 という表情が出てしまう人間とは、対極の位置、思考に基づいて向さんは日々取り組んで
います。

 日本代表、五輪代表、なでしこも同様に大きな責任を両肩に背負って生きています。

 時には捏造された記事に振り回され、嫌な目にあったこともあるでしょうし、負傷や累積
警告でベンチから試合を眺める時もあるでしょう。

 でも彼らは

 「次はきっと巧くいく。」

 という強い信念の下で戦っています。

 ですので今回の五輪、そしてワールドカップ最終予選も僕たちに勇姿を見せてくれるで
しょうし、その歓喜が共に味わえたなら最高ですね。
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相手を尊重するために

2012-07-24 17:25:16 | 日記
 正直言いまして、僕は物覚えが悪く手先の動作が下手くそです。

 皆が的確に包装をしている姿を見て、自分の醜さに溜息をついた事は何度もあります
し、両親からも

 「何でこんなことも出来ないんだ!!」
 「36歳にもなって恥ずかしくないのか!!」

 と罵声を浴びます。

 上記の動作は、不要な本を廃品回収に出す為に紐で縛る時のものですが、こういう言葉
を浴びると、ますます萎縮してしまい、巧くできません。

 巧くいかないからこそ、周囲がだんだん腹が立つという悪循環なのです。

 ですので、僕自身は相手の自尊心を傷つけるような言動が一切しませんし、人によって

 「簡単」

 の概念は異なる事、得意分野が違って当然という態度で毎日過ごしています。

 ですので予備知識も無く、突然包装カウンターのような場数が必要な場面にやってきた
従業員には

 「出来ることを自分なりにやったらいい。」

 と伝えますし、何の準備も持たせずに来させたその部署の人間にも怒りません。

 僕のやり方が正しいとは思えませんが、これが僕のやり方で、毎日役たたずと自嘲しな
がら生きています。

 サッカーでも、トゥルシエはジョン・トシャックのように、大声を張り上げ選手を罵倒
する人物がいますが、僕の考えとは対極ですね。

 僕は監督と選手の間柄でも、やはり上(監督)が使っては成らない言葉、仕草があると
思うのです。

 柱谷哲二氏だったと思いますが

 「韓日ワールドカップに出場することは確かに名誉だ。
  しかし、あんな理不尽な監督の言いなりになることは無い!!」

 とトゥルシエに召集された選手達に提言していましたが、やはり召集を拒むのは難しい
ものです。
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僕が思う名将の条件

2012-07-24 17:15:23 | 日記
 サッカーの世界で名将を言えば

 1・新しい戦術を生み出した人物
   例 ハーバード・チャップマン アリゴ・サッキ

 2・優勝カップと数多く抱擁した人物
   例 ジョゼ・モウリーニョ ファビオ・カペロ

 が連想されますが、僕が思う名将の概念はそうではありません。

 上記の指揮官がサッカー史に名を残す人物であることに違いはありませんし、彼らの歩み
には敬意を抱くべきだと考えます。

 では僕の思う名将の姿勢は何かと言うと

 「選手の声に耳を傾けられるかどうか。」

 ただこの動作に尽きると思います。

 皆さんも業務上でどうしようもない時、例え正解がでなくとも近くに人がいるだけで
落ち着く時あると思います。

 結論が出なくとも、人が自分の困っている内容に耳を傾けてくれるだけで

 「有難い」

 と思うはずです。

 選手の声に耳を貸し、その意見をせせら笑う、なじらない、この態度でいつも過ごして
いるならば、僕は充分その人物は名将だと思います。

 勿論選手の自主性を尊重しすぎたあまり、クラブが内部崩壊に陥った場面に遭遇する指揮
官もいます。

 2007-08シーズンのバルセロナとフランク・ライカールトがそうですね。

 ですので時には選手に雷を落す行為も必要でしょうが、毎日のように怒っていれば

 「監督と話をしたいが、どうせ怒られるだけだ。」

 と選手が勝手に諦めてしまいかねません。

 でも選手という存在は話を真摯に聞いてくれる監督には、自然に敬意を払うと思います
し、僕は指導者ではありませんが乱暴な言葉遣いだけはしないように注意しています。
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