塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカーでもオリジナルと復刻の差異を楽しめるものか

2017-09-16 00:59:50 | 日記
 数年前、ジャージの世界でも綿100パーセントのレトロ・ジャージが脚光を浴びました。

 その代表格がコパ・クラシックとリテイクになります。

 また、選手着用モデルを忠実に再現した「オールド・レジェンドジャージ」も人気を集め、特にロベルト・バッジョの復刻版には多くの視線が注がれたものです。

 米国でも古い大リーグやアメフットの製品を忠実に再現した「ミッチェル・&・ネス」が存在しますが、いつの時代でも

 「古い品は発想の源」
 「新しい商品は古い商品を改善して生み出される」

 という教訓を感じますね。

 僕ら消費者はどうしても、恰好が良いのか、流行の品だから、という形でお金を払いがちですが、ジャージを購入したなら

 このデザインは何年代なのか
 どんな選手が在籍していたのか

 を調べる、良いチャンスでもあると思います。

 これらはかつてよりは下火のようですが、それはストレッチやクイック・ドライなど、最先端の着心地から判断すれば重く、乾きにくいという天然素材にあるのかもしれません。

 ディアドラがマッチウイナーを復刻した際に

 「2017年、ディアドラが考えるマッチウイナー」

 を同時発売したように、名品と今日版の両方があると、ファンは比較検討できる楽しみが生まれます。

 過去、ナイキやアディダスが復刻版スニーカーを生むと、マニアはオリジナルと復刻の際を議論して、その会話を楽しみました。

 その代表格がニューバランスの1300であり、サッカースパイクでも同様の楽しみ方が増えるかもしれませんね。

 
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改めて思う名声の中身

2017-09-16 00:39:59 | 日記
 僕の両親、そして両親と同世代は自分の子供、その友人、近所の子供たちの進学先、嫁ぎ先、勤務先を異常なまでに注意し、話題にする印象があります。

 戦後まもなく生まれたことも影響しているのでしょう、

 1・当時、学費が高い大学に進学できる家庭の方が少ない
 2・特に女性は、良縁を見つけ嫁ぐことが最高の形と信じられていた
 3・従って夫は名の知れた企業の社員、医者や教師など報酬と地位が高い職業であることが良しとされた

 これら3点が顕著のように思います。

 僕自身は誰が誰と結婚しようが、どの大学に進学しようが、基本関心はありません。

 僕が山梨学院の合格した際、両親は物凄い喜びようでしたが、それは我が母校が私立大学の中でも名声を得ているためだと思います。

 でもその名声は僕が呼び起こしたものではなく

 1・レスリング、柔道、水泳、駅伝とスポーツのちから
 2・古谷学長以下、教授陣の努力のたまもの
 3・甲府や石和温泉など、地域の方の協力

 が生み出したものです。

 サッカークラブもそうですが、どんなに小さいクラブでも必ずファンがいてサポートしてくれます。

 レアルがレアルであり続けるのは、ステファノに代表される名手が活躍できる土壌を、かつての会長であるサンティアゴ・ベルナベウが整備したことが大きく関与しています。

 でもビルバオやソシエダのような、地域的な影響で獲得できる選手に限度があろうとも、ファンはそれを受け入れ毎年必死に応援します。

 確かにクラブには格があり、ヘントでプレイする久保がポルトからオファーがあったことは、彼にとって喜ばしいことだったでしょう。

 しかし、名声を得ることとファンの信頼を得ることが、必ずしも合致しないことがサッカーの難しさでもあります。
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