塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

代理人という仲介役を改めて考える

2017-10-09 00:30:10 | 日記
 独身の男女が交際相手を見つける際は、職場という場所が適していると言います。

 僕の両親もそうですし、上司でもそのような方がいらっしゃいました。

 中には新入社員で同時採用され、その時から交際が始まっていた、という事例も見てきましたが、昔ながらの見合いの風習もあれば、よく見かける具体例に

 「友人の紹介で知り合った」
 「共通の知人がいたことで、交際に発展した」

 という物がありますね。

 友人、知人がひとりもいない、先輩、後輩、同期で親しい人間も存在しない僕からすれば、サッカー・スタジアムで家族連れ、恋人同伴で観戦している方を見ると凄いねえと思いますし、

 「俺が出生率の低下に拍車をかけているな」
 「俺みたいな人間が半人前というのだな」

 と気持ちが暗くなります。

 友人、知人が仲介したということを考慮すれば、選手にとって代理人はクラブとの仲介役として本当に大切な存在です。

 ブンデスリーガで日本代表選手たちが躍動することで、トーマス・クロートの存在がドイツ国内でも大きな脚光を浴びたように、選手を安値で連れてくることで代理人の株が上昇します。

 中田英寿がペルージャからローマ、ローマからパルマとまるで出世魚のような、移籍金の高騰を見せた際も代理人であるブランキーニの存在が鍵となりましたよね。

 一方でライオラやメンデスが批判を浴びるのは、選手の将来や適性よりも

 「クラブを牛耳ることで移籍を容易にする」
 「手数料という自分の報酬を稼ぐため」

 という違和感が残るためでしょうか。

 ネイマールの代理人は父親で、バルセロナからボーナスの支給が無いとパリに移籍した今も、バルセロナとの間にしこりが残っています。

 噂の域を超えませんが、ネイマール自身もバルセロナが今季のチャンピオンズ・リーグに出場できない措置を願っていると感じているそうですが、ここまでくると代理人と選手が一定の線を越えてはならない。

 そう痛感する次第です。
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バイエルン、来季の指揮官はレーブをご指名か

2017-10-09 00:06:33 | 日記
 他界したサー・ボビー・ロブソンは、イングランド代表監督を8年務め、近年では最高のワールドカップ4位を90年イタリア大会でもたらしました。

 このときの代表にはリネカー、ガスコイン以外にもプラット、ワドル・シルトン、ブッチャーなど非常に魅力的な選手が多く、今でも印象深い代表と言えます。

 しかし、ロブソンはのちに

 「代表監督を8年務めた事は本当にしんどい」

 とこぼし、敗戦の痛みだけでなくメディアとファンの厳しい視線を物語りました。

 ヨヒハム・レーブが

 1・2014年ワールドカップを制覇
 2・2017年のコンフェデ杯を制覇

 という優れた成績だけでなく、クリンスマン政権時のアシスタントを含めれば、すでに13年という年月をドイツ代表にささげていることは、まさに驚き以外に何物でもありません。

 日本ではその風貌から「柴田恭兵さん」とも語られるレーブですが、ドイツ本国でも抜群の実績だけでなく、洒落たストールの巻き方でも注目されています。

 ある意味メルケル首相よりも信頼されているとすら感じます。

 彼の契約は2020年、まだ3年も残っており、心の逞しさは凄いとしか言いようがないのですが、来季、バイエルンがレーブを引き抜くという噂があります。

 バイエルンの監督の座がハインケス退任後に空白となる
 レーブが引き抜きにあえば、ドイツ代表監督の座が空白となる

 わけですが、僕ならワールドカップ終了後、監督の座を投げ捨てて休暇を取りたいと思うのですが、レーブはどう考えているのでしょうか。

 僕はドイツ代表というドイツ国民全てを束ねる職業が、バイエルンというクラブの要望に匹敵するかどうかをまず考えてみるべきだと思います。

 2008年の夏、ポルトガル代表はスコラリが欧州選手権終了後にチェルシーを指揮すると大会期間中にアナウンスされ、動揺したことがありました。

 世界王者の指揮官がどう未来を感がるのか、今注目と言えそうです。
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