塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

アイコンとしてのサッカー選手を思う

2017-10-18 22:51:41 | 日記
 世の誰に聞いても、世界で最も服装に長けた国はイタリアと答えると感じます。

 英国、フランス、米国も伝統、そして職人芸が味わえるブランドが数多くありますが、イタリア本国で衣類を扱うプロたちも、日本の服装の素晴らしさ、伝統芸を尊重している点も大きいと思います。

 イタリアの男性は色彩、着こなしのいずれにも長けていますが、僕は代表監督を含む贔屓クラブの監督の着こなしも、相当参考にしていると思います。

 監督は会見で記者と質疑応答します。

 そしてファンは監督の服装から声明文を見抜きます。

 イタリア人は有名人でも市井の人でも、服装が人間性を示す、服装に無頓着な人間はそれまでと考えますから、肥育クラブの監督の言動、服装は観察に値するはずです。

 日本の雑誌もイタリア人指揮官、もしくはイタリアで指揮を執る外国籍指揮官の服装を特集したことがあります。

 これからの季節、彼らは独創的なマフラーの巻き方、手袋とコートの出で立ちで現れます。

 僕は以前、デル・ネリとファビオ・カペロのマフラーの巻き方に個性があると思っていましたし、マンチーニもシティ時代、洒落た格好をしていると評判でしたね。

 ザッケローニをベルルスコーニが腕の無い仕立屋と揶揄したのも、ベルルスコーニがサミットの際、各国首脳陣にナポリの名門「マリネッラ」のネクタイを配布するほど、服装に精通していること。

 これが大きいと思います。

 今季からローマの監督を務めるディ・フランチェスコのように、野球帽をかぶることでアイビーのようないで立ちをする指揮官もあれば、モウリーニョのようにロングコートで颯爽と歩く指揮官もいます。

 朝日新聞の男性誌「アエラ」最新号は長谷部誠が特集され、過去にはハリルホジッチ監督も登場しています。

 サッカーファン以外でも、背広やコートの着こなしを選手の求めることは、案外楽しいことではないでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トップダウンかボトムズアップか、それが問題だ

2017-10-18 18:42:01 | 日記
 企業でもサッカーでも、トップダウンかボトムズアップかが課題となります。

 パルセイロと山雅を比較する際、前者がトップダウン、後者がボトムズアップと指摘されます。

 パルセイロはアスレ長野に支えられ、Uスタジアムが五輪施設の中の一部ですからその印象が強いのでしょう。

 山雅はファンの拡大が自発的であり、松本大学と共同で弁当開発するなど、クラブが民間と調和して成長してゆく姿がボトムズアップとして認知されているはずです。

 僕は理想ですが、どちらかに偏ることなく成長できれば良いと思いますが、これは難しい課題です。

 神戸製鋼、日産自動車、電通に東芝、昨年の三菱も含めれば明らかに

 トップダウンの弊害
 平社員や工場労働者に多大な重圧がかかる
 隠ぺいや権力争い

 など、下がいくら自浄作用のために声を挙げても、聞き届けられない、下手をすれば窓際への移動、解雇、最悪自殺の例もありました。

 ただ、トップが要望を聞き入れるのではなく、聞き入れ「すぎる」のも問題でしょうし、その塩梅は本当にデリケートです。

 日本代表は主将経験を持つ宮本、長谷部が監督に直談判することがあります。

 これはトップダウンとボトムズアップの融合ですよね。

 アジアカップ2004のヨルダン戦、宮本が大胆にもぬかるんだピッチでは公平なPKは出来ないと主審に提案し、サイドが変わったことがありましたが、ボトムアップが実現した瞬間を僕たちは見たわけです。

 一方で韓日ワールドカップの際は

 フラット3のラインコントロールを常に高い位置で
 いや、ラインは幾分低くしよう

 というトップダウンとボトムズアップのせめぎあいでした。

 僕は基本、業務はトップダウンで丁寧な作業説明が必要と思いますが、実際はそこまで面倒見れないよと考える責任者が多いのでしょうね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

期日前投票に出かけてみて

2017-10-18 16:24:49 | 日記
 選挙の期日前投票を終えてきました。

 新聞を読みながら、各政党の政治方針を眺めながら感じたことは、

 「投票率が伸び悩むのは、政治を身近に感じられないためなのだろうか」
 「政治家の不祥事や税金が投票率の影響しているのだろうか」

 というものです。

 政治と同様に日本では歌舞伎や落語、欧州ではオペラが風刺で政治家たちに目覚めを要望してきました。

 そして今はサッカーがその役目を果たしているようにも思います。

 簡単に言えば政治よりもサッカーの方が身近に感じ、クラブの方針の方が国や地元の方針よりも大事、というわけです。

 バルセロナやレアルのように、ソシオの会長選挙がある時期は新聞は常に特集を組みます。

 ファンの得票を得るために、会長候補は選手獲得、シーズン・チケットなど観戦に関する全ての事柄で公約を掲げ、クライフのように去っても影響力のある人物の発言が大きく扱われることもしばしばでした。

 クラブの会長選挙は

 1・地元経済の発展と雇用に結びつく
 2・外国籍選手の地元から、多くの観光客が舞い込む
 3・クラブが強化されれば、欧州でも戦えるようになる

 というように、政治家が行うことよりも、実入りが大きい発展が期待されます。

 例えば千曲市は市長選の際、常に長野市と上田市の間に新幹線駅を誘致し、観光客の増加を目指すべきではないかが論点となります。

 僕は新幹線の誘致誘致よりも、屋代駅、戸倉駅前の再開発という「種まき」をしてからでないと新幹線の誘致は意味がないと考えます。

 新幹線誘致の前に市長たちは

 県内外の温泉施設の視察を行う
 地元の特産品や観光事業をどう行うべきか

 を改めて提示した方が良いのではないか、と思うことがあります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アディダス、グリッチの販路を拡大へ

2017-10-18 01:38:53 | 日記
 アディダスが英国のみで先行発売したスパイク「グリッチ」がドイツ、フランスと販路を広げています。

 (専門サイトコーヘイズ・ブログを参照)

 グリッチは選手が好みでインナーブーツをアッパーをドッキングできるスパイクで、英国国内でも限られた方しか入手できない事で有名でした。

 サッカーに限らず、ファッションやスポーツは

 1・情報を小出しにして、消費者に飢餓感を与える
 2・販路を限定して、商品そのものの付加価値を高める
 3・ミリオネアは自家用ジェットを用いて、限定品を買うことすらある

 というように、販売戦略が物を言うことが多くなりました。

 アディダス・ジャパンが代表を支援し、ベガルタやF・マリノスなど、契約クラブが多い日本市場でもそのうち手に入るのかもしれませんし、輸入品に頼る事になるのか現段階ではわかりません。

 アンダーアーマーがアッパーにジップを取り付ける
 ニューバランスがアッパーの塗装を意図的に剥げ落ちる形にする
 ナイキがエアマックスのアッパーをスパイクに用いる

 など、サッカースパイクの概念はここ数年で大きく変化し、同時にバッシュと同じようにデザイナーがキャンバスとした捉えるようになりました。

 2018年ワールドカップというサッカーの祭典のために、各社は今様々な企画を立案していると思います。

 2010年南アフリカ大会の事は、2017年の現在にみられる

 「インスタグラム映え」
 「ツイッターで消費者や選手が自己主張」

 という形は見られませんでしたが、前回大会からはこの動きが顕著となっています。

 僕自身は写真を撮りませんが、今後は選手だけでなく、消費者の写真を意識したジャージ、スパイクが登場するでしょうか。

 海外ではスニーカーで有名なスケッチャーズのスパイクが販売されているそうですし、嫌な見方をすれば「何でもあり」なのかもしれません。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

グリエーズマンというプーマの顔

2017-10-18 01:12:39 | 日記
 フランス代表の顔としてその地位を確実なものとしたアントワン・グリエーズマン。

 しかし過去にはU-21欧州選手権予選の前夜、同僚のヤン・エヌビラなどと合宿所から200キロも離れたパリのナイトクラブに出かけるという過ちを犯し、厳しい批判に晒されました。

 ちなみにこの出来事を振り返ったエヌビラのインタビューがワールド・サッカーダイジェストの2014年9月18日号に掲載されていますが、エヌビラはこの年移籍したインテルで思うような結果が出ませんでした。

 グリエーズマンもソシエダ時代には

 「知る人ぞ知る」

 選手でしたが、今ではアトレティコのファンが、クラブがどれくらい引き留める事が可能か、気を揉んでいます。

 良薬は口に苦しと言いますが、このナイトクラブ事件が彼に改めて日常の大切さを感じさせたと思うのです。

 プーマの契約選手と言えば、アグエロ、セスク、そしてバロテッリが有名ですね。

 アグエロとセスクは今後、年齢的に故障が懸念されますし、バロテッリは広告塔としてよりも話題作りの印象がまだまだ強いと言えます。

 金髪でファンから絶大な信頼を得る
 フランス代表監督、デシャンもグリエーズマンを不可欠と見ている

 ならばプーマの顔は、今後しばらくグリエーズマンになると予想されます。

 仮に欧州予選のプレイオフでイタリアがスウエーデンに敗れるとすれば、プーマとしては大切な契約国をワールドカップで失うことになります。

 前回大会はアフリカ諸国とウルグアイ、イタリアをサポート
 左右で色違いのスパイクを準備したトリックス
 
 でプーマは大胆な仕掛けをしました。

 ワールドカップのプロモーションは、選手と支援国の両輪で成り立ちます。

 プーマからすればグリエーズマンの体調、イタリアの出場など気を揉む時期がしばらく続きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする