塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

現在のJリーグを見て2010年のドイツを思い出す

2018-01-09 01:55:50 | 日記
 今Jリーグのスカウトがタイ代表とタイ・プレミアリーグに熱い視線を送っています。

 その契機となったのがコンサドーレの野々村社長が描いた、チャナティップとの契約になるわけですが、ミズノとの契約からもわかるように2018シーズンも彼はコンサドーレに不可欠な存在かと思います。

 僕はティーラシンを筆頭に続々と日本上陸を果たすタイの選手たちを見ますと、2010シーズンのドイツを連想します。

 連想ゲームの内容は

 1・代理人のトーマス・クロート
 2・クラブ名はシャルケとドルトムント
 3・指揮官の名はマガトとクロップ
 4・選手名は内田、香川

 そう、日本人選手がブンデスリーガで確固たる戦力として認知された2010年の夏は、現在の日本とタイの関係に似ていると感じます。

 長谷部が前年、ウォルクスブルクでリーグ優勝し、以後岡崎や武藤、宇佐美など多くの選手が在籍期間はともあれ、ドイツでのプレイを模索してきました。

 日本がタイに限らず東南アジア諸国でクリニックやスポンサー活動を行うのは

 「日本だけが強力でも意味はない」
 「過去の植民地主義のように、自分たちの利益だけのために選手を獲得するのではない」

 という確固たる理念があるためです。

 タイの選手たちもファンの熱心なサポートや、アジア屈指の運営力を持つJリーグでのプレイを目標にしていますし、両国の間柄は今非常に良い印象を受けます。

 今後はレ・コンビンを生んだベトナムあたりが、タイに続くのではないかと予想します。

 中国や韓国もチャンピオンズ・リーグで活躍する土壌がありますが、前者は欧州の有力選手、後者はやはりブラジルに移籍市場を求めるでしょうから、日本は東南アジアの選手たちにとって良い環境と言えそうです。
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日本サッカーが歩む今後は大丈夫だろうか

2018-01-09 01:42:48 | 日記
 フィンテックやAIなど、世界はかつてない規模で技術革新が登場しています。

 昨年「ケチ」がついた日産、スバルも前者が自動運転、後者が危機管理をそぞれ車に搭載するなど、スマートフォンでの決済、自転車や車のシェアリングなど新しい概念が次々に生まれていますが、僕のような機械音痴には難しい世の中です。

 一方で僕だって

 「時代に即した技術が必要」

 という考えには賛同します。

 過去、パソコンは重くつかいずらいものでしたが、最新鋭の品はこれが同じ代物かと思うほど軽量、画質も素晴らしい(値段も高い)わけですから。

 時代に適応することがビジネスを後退・交代させる頻度を飛躍的に高めることは、携帯電話と半導体事業で日本が劣勢に追い込まれていることでもわかります。

 2007年、アップル社のアイ・フォン登場が時代の契機となる
 日本企業がそれでも折り畳み式携帯を作り続ける
 確かにアイ・フォンも決済機能を搭載するようになったが、すでに折り畳み式携帯の衰退は確認されている

 というようにパナソニックや三菱、日立などはすでに生産そのものから撤退しています。

 また、ホンハイの傘下に収まったことでシャープの復活が囁かれていますが、まだまだ道のりは険しい様子です。

 ではこの日本企業の事例は、日本サッカーにも当てはまるでしょうか。

 これだけ大手がニット・アッパー、工夫したシューレース、衝撃吸収に長けたトレーニング・シューズを製造する中で、ミズノ、アシックス、ヨネックスなどは苦戦を強いられるのでしょうか。

 これまでは契約選手のネームバリューによる広告展開が大きかったわけですが、今後は

 学生サッカーに代表される、アマチュアからの発信
 ナイキ、アディダスのように廃材を活用してコストの削減

 なども必要になってくると思います。

 企業も方針がずれ込むと、それだけ立て直しが厳しくなっている印象を受けます。
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