塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

降格すれすれ、残留できてよかったと思うのは当然ですが

2018-01-21 22:07:44 | 日記
 過去、Jリーグではアルビレックス新潟、ヴァンフォーレ甲府、ジェフ千葉などが辛抱強く戦い、J2降格を割けてきました。

 特にアルビレックス新潟は2017年に降格するまで、幾度も危うい場面と遭遇しながらも残留してきた過去があります。

 昔、スーパーサッカーが

 「崖っぷちランキング」

 で降格圏内のクラブを指摘していたものですが、アルビレックスのファンからすれば、毎年ジリジリするシーズン終盤だったのでしょう、

 ガンバのように監督の選出がまずいもので降格し、1シーズンで復帰したように、一度降格しても対処が間違っていなければ以後、優勝はともかくJ1が定位置になります。

 アルビレックスがまずかったのは、降格争いが1年ではなく毎年のように行われ

 問題が先送りになっているのではないか
 昨年も残留できた。今年も何とかなるのではないか

 という雰囲気が生じてしまった点がまずかった、と予測します。

 ブンデスリーガでも同様の出来事が毎年起きています。

 ワールド・サッカーダイジェストのドイツ版コラムを執筆するルドガー・シュルチェ氏が「恐竜」と呼ぶハンブルクがそうですね。

 ハンブルクはブンデスリーガを代表するクラブであり、キャプテン翼でも、カルツ、そしてシュナイダーが在籍しています。

 その恐竜と揶揄されるハンブルク、毎年のように降格寸前にまで陥りながら

 「ああ、今年も残留できた。良かった、良かった」
 「来年も1部で戦えてうれしいな」

 と思うだけで、これも抜本的な問題解決に至っていません。

 日本代表の酒井高徳が主将に任命されたのは凄いことですが、この降格と常に隣合わせのクラブで腕章を巻くことは、どれだけ神経をすり減らしているのか、古巣のアルビレックスの姿が我が身と感じても不思議ではありません。
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ロナウジーニョの引退に関して

2018-01-21 16:53:11 | 日記
 ロナウジーニョが引退を表明しました。

 2002年韓日ワールドカップを共に戦ったロナウドが、インテル、レアル、そしてミランのいずれでも得られなかったチャンピオンズ・リーグの優勝を成し遂げ、ワールドカップの優勝を味わえたことは彼にとって良かったといえます。

 ロナウド自身は出番が無かった1994年のワールドカップも含めれば、セレソンの出の栄光はロナウジーニョを超えます。

 しかし、当時のインテルの内情では、欧州王者はおろかイタリア王者にすらなるのが難しく、やはりデル・ボスケ時代のレアルにいた時が、最大の機会だったと感じます。

 両選手はいずれもナイキを愛用したことでも有名でした。

 そしてナイキがロナウジーニョの名前を付けたスパイク、「ティエンポ・ロナウジーニョ」を発表し、エアー・ジョーダンのようなシリーズ化を目指したことも、とん挫する形で終えてしまいました。

 バッシュの世界では過去、選手の名前入りシューズが乱発し

 メーカーの台所事情を直撃
 本当の名手以外でも、選手個人モデルが発表される

 という、矛盾した例がありました。

 デリック・コールマン ブリティッシュ・ナイト 衝撃吸収材ダイマセルを使用
 グレン・ロビンソン リーボック インスタポンプ・ブーム、プロフェット 後者は96年五輪使用予定だったが、ロビンソンが出場せず話題先行の形
 ジョン・ウオレス カール・カナイ ヒップホップ・ブランドがバスケに参入と話題

 など、1990年代はバッシュがバッシュよりも、先行投資の意味合いアが強かったものです。

 ロナウジーニョとナイキの思惑は外れてしまいましたが、今後両者の関係はどうなるでしょうか。

 サッカーは過密日程の上に海外移動も多く、選手が怪我をしない保証はどこにもありません。

 僕は今後、スパイクに選手名が入る事例はないと推測します。
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セルビア代表、スポンサーをプーマへ変更か

2018-01-21 15:59:52 | 日記
 セルビア代表がアンブロとの現行契約を終え、プーマと2年契約を結ぶという指摘があります。

 この話はフットボール・ウエブマガジンに掲載されていますが、実は中国ブランドからもオファーがあったそうです。

 中国ブランドと名前を伏せていますが、恐らくリーニンではないかと推測します。

 リーニンは中国最大のアスレチック・ブランドで、過去にはエスパニュールとセビージャにジャージの提供を行っていますが、バスケットシューズのような大きな契約はまだ得ていない状況です。

 中国でリーニンに就職できたならば、それは拍手喝采の凄いことで

 韓国ならサムスン
 日本ならばトヨタ

 のような、周囲が羨望のまなざしで見る、そんな企業がリーニンです。

 中国リーグが金で有名選手を買いあさっていることに反発を覚えるのか
 中国がワールドカップと疎遠なためか

 単純にプーマとの関係が望ましいとセルビアサッカー協会が考えたのでしょうし、アンブロもセルビアはどこか地味と考えたのか、憶測は憶測を呼びますね。

 イタリアが予選落ちということで、プーマはセネガルに続いてセルビアと契約の立て直しに躍起という印象ですが、むしろ

 マンチェスター・シティとの新契約はどうなるのか
 ヴェンゲル体制に批判が渦巻くアーセナルとの契約をどう判断するのか

 という点も気になります。

 ちなみに専門サイト「ユニ11」で、長野パルセイロの新作ジャージが紹介されています。

 ファンにとってスポンサーやジャージの供給は、ピッチで選手の様子を眺めるよりも興味深い側面があると感じます。
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ペナルティ、最高のデザインでパルセイロを鼓舞

2018-01-21 01:36:49 | 日記
 ペナルティ渾身のデザインと言えます。

 長野パルセイロは昨日、年中行事となった長野善光寺での必勝祈願、新体制発表会を行ったのですが、この会場で2018シーズンのジャージ・デザインが公表となりました。

 ペナルティがスポンサーとなった2016年、そして昨年はボーダーを採用し、初年度は大河ドラマの影響もあり、夏場に真田六文銭の限定ジャージを投入するなど、ペナルティとパルセイロのタッグが実に良い相乗効果を得ていたと感じます。

 そして今季は力強いストライプ!

 ということもあり、既にパルセイロファンの間で話題沸騰です。

 ペナルティ公式ホームページでは25秒の紹介動画が公開されていますが、この動画の素晴らしいところは、ジャージの紹介をしながら

 ジャージに刻まれた全てのスポンサーの紹介
 ジャージのデザインの特色

 が一目でわかる映像に仕上がっている点です。

 レディースでパープルが用いられたのは、何でも前身の長野エルザが誕生の1990年当時はこのパープルをクラブカラーとして採用していたため、と聞きました。

 ペナルティが熱心なファンですら覚えていない、貴重な過去の光景を思い出させてくれた形になります。

 スポンサーが過去にデザインヒントを用いる例は幾つもあり

 1・ナイキがユナイテッドに提供した青のデザイン
 2・ニューバランスがリバプールのために起こしたデザインが過去の入場券からヒントを得た

 などの事例があります。

 パルセイロは今年も、例年同様佐賀県でキャンプを張りますが、ありがたいことにサガンのファンの方も温かい視線で見守ってくださっています。

 来季、是非J2で戦うための試金石となるキャンプになると良いのですが。
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ワールド・サッカーダイジェストが500号を迎えて

2018-01-21 01:20:19 | 日記
 出版不況が叫ばれる中、デジタル版も同時進行しながら、ワールド・サッカーダイジェストが通算500号を迎えたことは、やはり凄いことですね。

 最近は以前よりもページ数が減少し、コストや発酵部数など編集部が抱える悩みは大きいのでしょうが、先鞭をつけた欧州サッカーのイヤーブックを軸に、彼らが発信してきた情報は、やはり意義があるものが多かったと思います。

 僕はロベルト・バッジョが表紙を飾った第1号を所有していますが、あのころは

 1・ナイキがここまでの影響力を持つとは想像できない
 2・レオ・メッシという、ペレ、クライフ、マラドーナ、スティファノやエウゼビオと並び称される存在が誕生すること
 3・日本代表がワールドカップの常連国になること

 はやはり思い描くことができませんでした。

 ボスマン採決やワールドカップ出場国の拡大、東南アジア、中国という新しい市場を含め、選手の移籍は流動化し、大リーグやNBAのように、プレミアリーグがレギュラーシーズンの1試合を、海外で行うのではないか。

 そんな議論さえ生まれてきました。

 日本にもレアル、ドルトムント、セビージャなど有名クラブの来日が相次ぐ一方、ファンを虜にしてきたトヨタカップはその役目を終え

 クラブ・ワールドカップへの移行、そして日本開催の節目を終える
 コンフェデ杯を取りやめ、スーパークラブ・ワールドカップの準備

 というように、今後もレギュレーションは変化してゆくに違いありません。

 ワールド・サッカーダイジェストは海外の執筆陣も顔ぶれを変えながら情勢を伝えていますが、日本人選手が現地で活躍することが増加する仲、今後も質の良い媒体であってほしいと思います。
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