塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ハーランド既定通り新天地はシティに決定

2022-05-11 22:19:25 | 日記
 ボルシア・ドルトムントからマンチェスター・シティへ。

 ノルウエー代表のアーリン・ハーランドの移籍が決定したわけですが、彼の移籍はFCバイエルン・ミュンヘンのリーグ11連覇の可能性を、結果的に加速させてしまうのでしょうか。

 ブンデスリーガにもポーランド代表のホベルト・レヴァンフドフスキのような素晴らしい選手が在籍していますが、現状バイエルン・ミュンヘンからマイスター・シャーレを奪える可能性を持つクラブは皆無です。

 言い換えますと

 1・シティとリバプールが突出しているプレミア・リーグだが、下位クラブも陣容が整っている
 2・金のあるところに名手が集まるように、ブンデスリーガよりもプレミア・リーグの方が、選手の顔ぶれが多彩である
 3・少なくともプレミアでは、バイエルンの独壇場のようにはならない

 という点は、どんなにブンデスリーガを贔屓にする方でも、納得せざるを得ないですよね。

 ちなみにシティは、ハーランドに対しで一定期間在籍すれば、希望するラ・リーガへの移籍を認めるという付帯条件を付けて獲得したという話を聞きましたが、実際はどうでしょうか。

 少なくともノルウエー代表からすれば、世界最高峰リーグにハーランドとマルティン・ウーデゴール、主軸2選手が在籍する事は、視察の面でも競技力の面でも良い環境になったと言えますよね。

 2022シーズンのリーグ優勝はシティが近く、UEFAチャンピオンズ・リーグ優勝はリバプールが近い、これだけの事実でもこのふたつのクラブの充実さが窺えます。

 リバプールが仮にリーグ優勝を逃した形で3冠となれば、2001年以来の「カップ・トレブル」になりますが、あの時はUEFAカップ受賞でしたから、格としては今季の方が上になります。

 ただ、今季の成績が来季の保証にならないのも、プレミアの特徴ではないでしょうか。
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贅沢な時代となりましたね

2022-05-11 20:34:50 | 日記
 スコットランドではJリーグと縁のできた、セルティック・グラスゴーの優勝が迫っています。

 空恐ろしいことに2020年代の今、日本代表選手たちが海外リーグに飛び込むことも、そこでリーグ優勝や国内カップでトロフィーを掲げることは珍しい光景ではなくなっています。

 1995年に三浦知良がジェノアに移籍した際、指揮官スコーリオが彼の後を追いかける日本のマスメディアに反感を抱いたことが、もう嘘のようですね。

 2021-22シーズンも

 1・堂安律 PSVアイントホーウエンでKNLVカップを勝ちとる
 2・鎌田大地と長谷部誠 UEFAヨーロッパリーグで優勝の可能性あり
 3・伊東純也 在籍するヘントでの大活躍により、今季のジュピラー・リーグでアシスト王に輝く可能性あり

 ということで、一昔前の

 「日本人選手獲得は金になる」
 「レプリカジャージが売れるからね」

 という印象は過去の代物になりつつあります。

 中田英寿はASローマでカッパとディドラの日本市場の売上に大きく貢献したのでしょうが、むしろペルージャ時代のスポンサー「ガレックス」の方が貪欲であり、普段そうデザインしないフォース・ジャージまで企画し、日本市場に流通させましたしね。

 FC東京に復帰した長友佑都も、ガラタサライ・イスタンブールではリーグ優勝とUEFAチャンピオンズ・リーグに参戦するなど、しっかり足跡を残しての帰国です。

 勿論優勝は大手のクラブに絞られるわけですし、イタリアでは

 「残留こそがスクデット」

 という格言があるほどです。

 日本代表選手の活躍が新しいフェーズとなる、それはやはりレアル・マドリードのように、恒久的にチャンピオンズ・リーグで戦うクラブで研鑽を積むことになるのでしょうね。
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日本代表対ブラジル代表戦を考える

2022-05-11 20:20:55 | 日記
 日本代表対ブラジル代表の一戦は、既に入場券が完売していると聞きました。

 本来ならば優勝を狙うブラジル代表は、ドイツ代表やスペイン代表、フランス代表を試合を組みたかったのでしょうが、(それは日本代表も同様ですね)UEFAネーションズ・リーグの兼ね合いがあるため、日本代表で手を打つ形となりました。

 日本代表からすれば「瓢箪から駒」かもしれませんが、ワールドカップ本番まで欧州の第一ポット国と戦う機会がなくなることは、非常に大変ですね。

 アルベルト・ザッケローニ体制の2013年は、オランダ代表とベルギー代表と対戦し、この2連戦で大迫勇也が代表の戦力になることを証明した、有意義な遠征でしたが、今後日本代表の選手たちが代表ではなく、クラブで常に欧州との距離を知ることが大切となります。

 仮にAFCが

 「アジア・ネーションズ・リーグを創設」
 「日本代表、韓国代表、イラン代表が第1ポット扱いとなる」

 というような形を模索しても、日本代表にはさほどメリットがない気がしませんか。

 ネーションズ・リーグを創設しても、最終的に優勝を狙う顔ぶれはアジア最終予選参加国と変化はないでしょう。

 また他のアジア諸国からすれば

 ドイツを軸に先発の9割を海外リーグ在籍選手で構成する日本代表
 アジアで最も組織されたJリーグの選手たちも健在

 の日本代表と戦えることがうれしいでしょうけれども、日本代表はやはり欧州各国と戦いたいというのが本音でしょうか
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