塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

映画「ヴェニスに死す」3度目の視聴より

2022-05-14 22:02:39 | 日記
 映画「ヴェニスに死す」の中で、ダーク・ボカード演じる識者のグスタフ・アッシェンバッハが、聴衆から激しいヤジを飛ばされる場面が登場します。

 娘の死とこの手痛い実体験を乗り越えるための静養として、アッシェンバッハはヴェニスに降り立つわけですが、最終的にはアジア・コレラに羅漢し、砂浜のデッキチェアで息絶えてしまいます。

 僕は自分の悩みや嫌な事を基本、自分自身の中で飲み込み吐露しません。

 それは話せる相手が誰もいないということもありますが、一方で僕のような人物こそがうつ病になりやすいはずなのに、どうして病院で治療を受けなくても良いのだろうか、とも感じます。

 毎日サッカーの事を考え、このブログを更新することが気持ちに張り合いをもたらしている面はあると考えますが、実際には定かではありません。

 ドイツ代表のロベルト・エンケがそうでした。

 映画の世界とは異なりますが、彼もまた娘さんをなくし、同時にうつ病を患っていることが電車への飛び込み自殺の要因とされています。

 彼はFCバルセロナに在籍していたこともありますが、ブンデスリーガのハノーファーでの活躍が代表選出につながり、メガクラブよりはこの中規模クラブの方が、肌に合っていたのでしょうね。

 ヴェニスに死すにおいても、観客は容赦なくアッシェンバッハを批判し、彼の控室まで追い掛け回すことを、必死になって妻がせき止めます。

 演じるダーク・ボカードの憔悴は、本当に彼が憔悴しているかのようなしぐさであり、エンケに限らず敗れることへの恐怖と批判が、自分自身を追い込み、家族の身の安全すら保障されない可能性すら秘めている現代サッカーの脆さ。

 この点を僕たちは、もう一度考えてみるべきではないでしょうか。

 でも僕も夜熟睡できませんが、それでも何とか生きていますがね。
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日本代表、最終ラインは大丈夫か

2022-05-14 16:38:51 | 日記
 まだ開幕まで時間がありますが、日本代表のセンターバックは1994年米国ワールドカップ、ブラジル代表のようです。

 当時のブラジル代表がリカルド・ローシャとリカルド・ゴメスというふたりの「リカルド」が支えていましたが、何と両選手とも負傷してしまい、本戦はアウダイールとマルシオ・サントスという、控えの選手を起用する形でした。

 ロマーリオの活躍
 マウロ・シルヴァというセンターハーフの存在
 ドウンガの卓越した戦術眼

 があったとはいえ、守備の重鎮2選手を失っても優勝、これはさすがにブラジル代表と言えましたね。

 日本代表がそこまでの力がある、とは言えません。

 少なくともサンプドリアからの退団が「ほぼ」決定事項とされている吉田麻也、故障が多くミケル・アルテタも彼の体調を考慮する富安健洋、そしてライトフルバックの酒井宏樹も故障が発生と、最終ラインの顔ぶれが考慮されます。

 大岩剛監督の下で始動しているパリ五輪世代や、既に来季ブンデスリーガに移籍するチェイス・アンリなど、いきなり若い世代に出場機会を与えても、代表がは一つの判断が選手生命を終わらせてしまいかねません。

 ならばこれまで招集されてきた選手たちでワールドカップを乗り切る、という形になるのでしょう。

 特に初戦のドイツ代表戦、レフトウイングには圧倒的な脚力を誇るリロイ・ザネの進軍に気を付ける必要がありますし、中盤センターのヨシュア・キミッヒからのパスを遮断せねばなりません。
 
 これらを考慮すれば、やはり日本代表が守勢に回る時間が相当大きく、改めて体調と試合の感触が不可欠となります。

 6月の4試合を再度、最終ラインの構成に充てるとすれば、それはブラジル代表戦になるのでしょうか。
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ソン・フンミン、プレミアで得点王の可能性あり

2022-05-14 16:22:56 | 日記
 日本では2000年代初頭から、韓国のテレビドラマと歌謡曲が絶大な支持を得るようになります。

 当時僕は本屋の従業員でしたが、小説版の「冬のソナタ」の在庫を相当聞かれたと記憶にありますし、その形がBTSや東方神起など、現在にまでつながっていると感じます。

 若い女性たちは俳優と歌手は知っていると思いますが、サッカー好きならばプレミア・リーグのスパーズに在籍するソン・フンミンを真っ先に連想しますよね。

 何せ今季、彼はPKを一度も蹴ることがないにもかかわらず、既に21得点を奪っており、欧州5大リーグでアジア出身選手が初めて得点王に輝くかもしれない、という桁違いの成績を収めています。

 首位に立つのはエジプト代表のモハメド・サラーですが、イングランドでは選手会が定めるMVPもあります。

 スパーズはハリー・ケインというイングランド代表FWも在籍していますが、案外周囲からの評価がソン・フンミンの方が高いきがしますし、スパーズは過去3年で3人指揮官が交代しています。

 ホゼ・モウリーニョもアントニオ・コンテも、この韓国代表を頼りにしていますから、ソン・フンミンが仮に(同僚のケインと同じく)移籍したいと唱えた瞬間、クラブは一気に焦り始めることでしょう。

 ブンデスリーガではハンブルク、バイエル・レバークーゼンに在籍し、契約解除金44億円でスパーズの一員になったわけですが、過去から現在を振り返ればお買い得でしたね。

 日本代表は昔も今も、絶対的なストライカーが不在という事実を常に認識しているわけですが、ソン・フンミンのような優れた選手が登場することを待つべきなのでしょうか。

 育成では限りがありますし、先天的な価値観はやはり重要でうしょね。
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価値観が大きく変化していますね

2022-05-14 12:25:09 | 日記
 アマチュアの僕でも日々の閲覧数と訪問者数を気にします。

 ですからプロであるJクラブが、観客動員を気にすることは当然ですし入場料収入は今後も根幹であり続けると思います。

 ただサッカーでも「ファン・トークン」と呼ばれるデジタルの波は確実に押し寄せていますから、僕のような音痴には観戦自体が世知辛くなるようですが。

 僕は選手ではありませんし、フットサルの試合にも出場経験がありません。

 ですからフットサルシューズ、スパイクも店頭で見たことはありますが試合での感触はわかりません。

 ただデジタルや環境問題を考慮していけば、いずれはカンガルーレザーのスパイクは、どのブランドからも消えてしまうように思います。

 スウエーデンにはかつてサーブという車会社があり、ボルボとしのぎを削っていたのですが現在は消滅しています。

 そのボルボは以前から人為事故と環境改善に力をいれており、現行車種では既に室内に用いる本革を、動物性ではなく植物性由来の形に変更していると聞きました。

 車業界は

 1・トヨタ自動車のように水素自動車も電機自動車も提供
 2・欧州のように根幹は電気自動車
 3・今後、ガソリンスタンドはどうなるのか

 など、その価値観が大きく変化していますね。

 その波はサッカーにも確実に押し寄せていますし、ミズノがモレリア、アスレタがオーヘイと、カンガルー革のスパイク以後を見据えることは、今後必須事項になると思えてなりません。

 僕は背広が好きですが、イタリアの大手生地会社も

 1・ジャージー素材の開発
 2・洗える素材の開発と提供

 を行い始めました。

 それだけ清潔さと環境問題が考えられているということです。

 でも、天然素材も良いものですけどね。
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