塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

安い国、ニッポンという概念

2022-05-23 22:08:56 | 日記
 最近各局が北米や欧州と比較して

 「日本では何故給料が増えないのか」
 「日本はいつから技術立国から陥落した」
 「日本はどうしてこんなに安くなったのか」

 という経済面を取り上げるようになっています。

 これまでは諸外国の方から、ここが日本の長所である、素晴らしいと思う点を取り上げ、自尊心を満たしていたわけですが、やはり同時に負の側面耳無くては意味がないということでしょうか。

 横浜F・マリノスから期限付き移籍でセルティック・グラスゴーに在籍している前田大然。

 彼はセルティックに完全移籍することを公表しましたが、それは前田がJ1得点王であり、日本代表の常連になりつつあるという、技術的側面も当然加味されています。

 ただそれ以上にセルティックが横浜F・マリノスに支払う契約解除金が、欧州の発想からすれば格安であり、いち早くアジア市場に乗り出したいという側面が見えてもきます。

 タイ代表やシンガポール代表など、日本人選手よりももっとコストのかからない選手はいますし、両国は英語教育が盛んですから、通訳をつけるという形にもならず、言葉の面は日本人選手を凌駕していると思いますよ。

 ただ、実力と代表の知名度を考慮すると、やはり日本人選手の方に軍配が上がるわけです。

 東アジアでは中国代表選手が2部や小規模リーグを含む欧州リーグへの参戦する熱意が低く、ある意味で韓国代表と日本代表が分け入ってますよね。

 kリーグ・クラシックスの各クラブが

 契約年数と解除金とどの程度で設定しているのか
 欧州クラブはkリーグとJリーグ、どちらを重要視しているのか

 という面はあるでしょう。

 そうでなくとも「安い国」として認知され始めた我が国は、この短所と長所に変えて選手を欧州に送り込み、鍛えてもらう事はできると感じますね。
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ソン・フンミン、プレミア・リーグの得点王に輝く

2022-05-23 21:38:12 | 日記
 韓国代表のソン・フンミンが、プレミア・リーグで得点王に輝きました。

 素晴らしい出来事です。

 スパーズにはイングランド代表のハリー・ケインという絶対的存在がいる一方で、アントニオ・コンテがソン・フンミンの力量を認めていることが如実に伝わってきます。(彼は同僚からソニーと呼ばれているそうですね)

 ただ、リーグ得点王に輝いたとしても、その好成績がリーグMVPや選手会選出のMVPに必ずしもつながらなない点が、プレミア・リーグの厳しさではないでしょうか。

 ソン・フンミン以外に、欧州主要リーグで得点王になった事例は、2017-18シーズンにも確認できます。

 当時エール・ディビジのAZに在籍していたイラン代表のジャバンハフシュ・

 彼はライトウイングでありながらこの年のエール・ディビジで得点王に輝き、その実績をプレミア・リーグのブライトンから見込まれ、移籍を果たし今季からはフェイエノールト・ロッテルダムに移籍しましたね。

 プレミアとエール・ディビジでは、日程や選手のレベル、とりわけフィジカル・コンタクトやプレッシングに大きな差があるとは思いますが、両選手の残した足跡は素晴らしいものです。

 またジュピラー・リーグでは伊東純也がリーグMVPに輝く可能性も残されています。

 日本代表選手、韓国代表選手が欧州クラブに移籍し、主役となる事例、優勝を経験することは珍しい出来事ではありません。

 またイラン代表のアズムンが、バイエル・レヴァークーゼンに移籍するなど、西アジアではイラン代表の強さが際立ちます。

 2022シーズンの欧州サッカーにおいて、アジア出身選手が果たした役割は、フランクフルトのUEFAカップ優勝でも証明されたわけですが、同時にアジアへの懐疑的な視線が選手たちの地道な活躍で消えていく。

 その光景を僕たちは今、目の当たりにしているのではないでしょうか。
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リバプール、夢の4冠は達成できず

2022-05-23 21:23:48 | 日記
 リバプールの4冠の夢、ついえましたね。

 それはリバプールが惜しいのではなく、対峙するマンチェスター・シティが強すぎるだけであり、だからこそユルゲン・クロップもグアルディオラを讃えているのでしょう。

 アーセナルもアルセーヌ・ヴェンゲル政権時、プレミア・リーグの優勝とFA杯を高く掲げるましたし、2002年はダブルという快挙でした。

 しかしヴェンゲル政権はマンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン政権と対峙することになり、同時に

 1・2004-07シーズンまではチェルシーとジョゼ・モウリーニョの時代
 2・2001シーズン、リバプールはリーグ優勝こそないものの、カップ・トレブルで市街地を凱旋パレード
 3・そのリバプールは2005年、UEFAチャンピオンズ・リーグで優勝

 というように、2000年代から続くプレミア・リーグの苛烈さは、その厳しい日程だけでなく、ウエスト・ハムユナイテッドに代表される、古豪にも飛躍の機会が与えられていることを意味します。

 ちなみにグアルディオラは就任6年の間で、マンチェスター・シティを4度のリーグ優勝に導き、隣人のマンチェスター・ユナイテッドが2013シーズン以降悩む、監督人事から解放されています。

 それはリバプールも同様ですが、彼らもまた現在のユナイテッドのように監督選びでは苦戦し続けましたし、人間同様にクラブにも人生のおける波があると考えるべきでしょうか。

 ただリバプールはレアル・マドリードとのUEFAチャンピオンズ・リーグ決勝が控えています。

 今季より始まったUEFAカンファレンス・リーグは、ASローマ対フェイエノールト・ロッテルダムの対戦ですが、クラブが争うリーグ戦がこれだけ国境を越えて行われていること。

 これはまだ成熟していないAFC管轄では無謀であり、欧州の最先端を感じますね。
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