セリエAの主役の座を射止めたアタランタ。
アタランタは地方クラブですが、アルゼンチン代表のヘルマン・デニス獲得に代表される、向上心と野心を持つクラブであったことも確かでしょうね。
アタランタとブレシアは、同じベルガモを本拠地に置く、宿敵同士ですが、アタランタが輝けば輝くほど
ブレシアのファンは肩身が狭い
当然ブレシアの選手と指揮官首脳陣も同様である
逆にアタランタは、彼らをからかい、精神的に優位に立てる
というわけです。
過去、ブレシアにはアンドレア・ピルロとロベルト・バッジョというイタリア代表の名手が在籍し、ダリオ・ウブネルというリーグ得点王すら在籍していました。
近年も戦力よりも話題性と集客を前提にした、マリオ・バロテッリ獲得を試みたように、興味深い面がいくつもありますよ。
ただアタランタは
一貫して指揮官のガスペリー二を非難しない
アルゼンチン代表のアレハンドロ・ゴメスと彼が対立すると、クラブは一貫してガスペリー二を擁護
彼はセビージャへと旅立つ
というように、3-4-2-1のメカニズムと卓越したスカウティングを試みてきた、軸があるんですよね。
アタランタが仮に、ナポリとインテル・ミラノを抑えて優勝しても、既にイタリア国内では「偉業」ではなく、当然の出来事を思われるまでに、彼らの魅力が知られています。
このような中規模クラブの優勝争いが新鮮であることは、2024年の日本も同じでした。
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