塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

正しいか、最高か移籍は常に難しい

2017-08-30 19:05:01 | 日記
 今日、書店で新シーズンのNFL選手名鑑を立ち読みしていたところ、非常に気になる項目がありました。

 近年のNFLはQBのトム・ブレイディとヘッドコーチのビル・ベリチック率いるニューイングランド・ペイトリオッツの独壇場と言えます。

 ブレイディが今夏来日したのは、契約するアンダーアーマー主催のクリニックに参加するためで、ファンはもう大喜びだったでしょうね。

 残念ですがメンフィス・デパイがブレイディ並の影響力を、今所持しているかと言えばそうではなく、事実ナイキからアンダーアーマーに契約するとブレイディが声明を出した際の衝撃は凄いものでした。

 ニューイングランドがドラフト指名やFAで補強する中

 「ベスト(最高)ではなく、ライト(正しい)選択をしたか」
 「チームの方針に満足できないならば、契約延長は無い」

 という指針を打ち出していると、その選手名鑑は指摘しています。

 なるほど、このベストかライトか、という状況判断には本当に素晴らしい指摘だと思いましたし、サッカーでも当てはまると思います。

 その補強が正しいのであれば、その選手を補強する
 選手がより高額な報酬を求めるならば、袂を別つほかない

 何だか、いまのアーセナルとシティの関係に近いですよね。

 サンチェスを移籍させるのか
 見返りにアグエロを希望するのか
 ならばアグエロとラガゼットで2トップを組むならば、ジルーの居場所はない

 など、両クラブにとっての分岐点となる移籍になる気配があります。

 少なくともヴェンゲル政権の続行に大半のファンがクビをかしげていると言いますし、アーセナルにはとりわけ「正しい」移籍が求められます。
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日本代表、決戦の日が迫る

2017-08-30 01:01:42 | 日記
 僕はアイスクリームが大好きで、中でもチョコレートを好んで食べます。

 カップでも棒でも構いませんが、カップの場合、アイスが良い塩梅でとろけてきたときをスプーンですくい、ほお張るときの美味しさは夏ならではないでしょうか。

 日本のアイスは高級品でなくとも、コクのある商品からかき氷、シャーベットと種類も豊富で味わい深い点が凄いと思います。

 アイスだけでなく、果物も傷みかかってくるくらいが熟して最高と指摘する声があります。

 バナナやりんごは確かにその通りで、市場に出回り始めたころよりも、季節が移ろいでシーズンもたけなわ、くらいの時が果物を食べる最適の時期だと思います。

 バナナならば皮に黒の斑点ができること、キウイならば持った際に握りつぶせてしまうくらいの柔らかさの時に食べると、甘さも柔らかさも絶品と言えます。

 日本代表も、浅野や井手口のような20代前半の溌剌とした動きが期待されますし、柴崎や武藤のような中堅世代の意気込みも不可欠です。

 一方で監督が岡崎や長谷部を重用するのは、何も欧州の最前線にとどまっているだけが理由ではないと思います。

 幾重もの経験で勝負どころをわきまえている
 ベストな結果を求めるためのベターを引き出せる
 熟練の動きが若い選手たちを必ず助けてくれる

 という確信があるからこそ、招集し続けていると感じます。

 つまり、若いバナナと熟れたバナナの違いのようなものです。

 選手は永遠に代表とクラブを掛け持ちできません。

 岡田体制から代表の誇りを纏ってきた彼らにとって、予選も本戦も今回が最後となるでしょうから、是が非でもブラジル大会の汚名を返上すべく、ロシアにたどり着いてほしいものです。
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ミズノ、本田のためにレビュラの新色を発表する

2017-08-29 01:20:45 | 日記
 ミズノはブレスサーモや衝撃吸収素材ウエーブに代表される、真摯なものづくりで有名です。

 サッカーだけでなく、陸上、野球、水泳など多くの競技を支援し、五輪代表選手からアマチュアまで多くのアスリートが愛用しています。

 僕もブレスサーモを数枚所有していますが、そこらへんで売られているセーターよりも高級感があるくらいですからね。

 しかし、ミズノはただ真面目一辺倒の製品づくりではなく、

 「へえ、これミズノ商品なんだね」 
 「こんな色彩、ミズノらしくないなあ」

 と思わせる品もあります。

 イタリアを代表する高級車「ランボルギーニ」とのダブルネームで販売しているスニーカーがその代表作ですが、本田圭祐に供給するレビュラの新作はなんとピンクになります。

 過去、彼に供給したイグニタスに、南米のモルフェオ蝶からヒントを得た紫、黒と白の左右非対称デザインなど、興味深い色彩がありました。

 今回のピンクは日本人が一番情緒を感じる桜からインスピレーションを得たというのですが、ピンクを履くのは本田のみということで、彼らしいと思いますね。

 モレリアは通常黒と白の2色展開ですが、海外限定でゴールドにレッドラインという配色もあったのですが、これがまさに

 「瞬殺で完売」

 といういわくつきのもので、本国日本で売られていないこともあり、ミズノ・マニア垂涎と聞きました。

 真面目一辺倒と思われる中、これらのような遊び心ある靴を作るミズノ、ブラジルをはじめ海外のサッカー選手が贔屓にする理由も見えてくるというものです。
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人工素材の台頭で来るであろう反動

2017-08-29 01:03:06 | 日記
 もし僕がミズノの従業員ならば、今の現状にほくそ笑むと思います。

 それはミズノは名品モレリアを作り続けているためです。

 今、ビジネスの世界でもジャージ素材に代表される、皺になりにくくストレッチが効いたスーツやシャツが幅を利かせています。

 同時にガーメント洗いと呼ばれる、買ったその場から「中古風」の商品が現れるなど、より機能やデザインに凝った商品が数多く見られます。

 しかし、人工素材が台頭し、本来現れることが当然の皺がでない、吸汗速乾など機能に偏れば偏るほど、
 
 「天然素材の持つ凄さ」
 「職人技を体感できる機会」

 これらが優遇されますよね。

 確かに夏場のクイックドライや、台風の際には雨に強い靴とレインコートが必要なように、僕も機能は無視してよいとは思いません。

 僕が思うのは

 「機能を重視しすぎて、本来商品が持つ自然さが不自然さになること」

 が意味なしと思うのです。

 リーバイスも自転車愛好家のためにジーンズを開発するなど、現状を見据えた商品を数多く手掛けていますが、一方でコーン・デニム社のヴィンテージ・デニムを用いた、過去の501XXを米国生産しています。

 天然素材で過去の名品を丹念に作り上げる
 それは自社の歴史を振りかえり、未来を見据えること

 に繋がると思いますね。

 スーツに人工素材が増えれば増えるほど、1960年代のヴィンテージ生地や80年代の幅広のネクタイなど、過去の贅沢な素材が蘇るに違いありません。

 スパイクもニットに代表される脚入れの良さの商品は、一方で手入れを怠りやすくなる習慣を与えるかもしれません。

 職人が生きるための道、そして伝統を守る術としてミズノのような名品と本革のノウハウがあるブランドが、今後大きな強みを持つと感じます。
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脳裏に描けない絵空事

2017-08-28 01:19:55 | 日記
 僕の父はよくこう語ります。

 「仕事ははしっこくやれよ」

 この「はしっこく」という言葉は、迅速に、スピーディーに仕事を処理していけ、という意味で、書類の作成や顧客の電話など、すべきことを怠るなという形何です。

 僕は自分でもつくづくバカだなあと思うことに、この「迅速さ」が時に足りない点にあります。

 責任者からの伝達で

 「この仕事にはこの準備が必要だ」
 「だからあらかじめ、この道具が必要だから倉庫で確認しろ」

 とあったとしても、その伝達内容がうまく頭に思い描けず、結果的に遠回りをしてしまうことが幾度もあるのです。

 倉庫は当然遠くにありますから、汗をかいて体力を疲弊してしまいますし、良いことはありませんからね。

 サッカー選手もベンチスタートの場合、流れを変える形だけでなく

 「監督からの伝令を伝える」
 「自分がベンチから観察していた問題点を解決」

 という意味合いがありますが、監督の描くことをスムーズに脳裏に描くことが出来なければ、更に混乱してしまいます。

 ドイツ・ワールドカップの時がそうでしたね。

 初戦のオーストラリア戦、疲労の色が濃く体調が万全でない中村の姿を考慮したからこそ、ジーコは交代選手として小野を起用するのだと誰もが考えましたよね。

 しかし、ジーコは背番号10をどのような形でも変える考えは持っておらず、彼が交代させたのはFWの柳沢でした。

 「中村が交代ではないのか」
 「小野の役割は何だ」

 と観客も先発選手も不可解に感じる中、当の小野本人ですらジーコの意思が読めず、形成不利の形は時間を追うごとに増していきました。

 伝達する側もされる側もそれぞれ意見を摺り寄せることが不可欠ですが、だからこそ僕のように乏しい考えの人間が嫌になってしまいます。
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