塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

日本代表が新しい道を開くために

2017-08-28 01:06:29 | 日記
 先ほどの「やべっちFC」の中でゴンさんが語ったように、オーストラリア代表に勝利すれば、日本代表は新しい歴史を作り出せます。

 仮に勝利すれば、今後日本が連勝する可能性だってありますし、少なくとも

 「日本は永遠に俺たちの影」

 などという、侮辱された横断幕を見ずに済みます。
 
 初戦のUAE戦を落としたことで、代表は常に

 「初戦を黒星で発進した代表は、ワールドカップと縁が無い」

 というジンクスに悩まされてきました。

 つまり、8月31日はこのふたつの「もやもや」を振り払うには恰好の対戦、と前向きにとらえるべきではないでしょうか。

 川島、岡崎、本田、長谷部に吉田と前回のワールドカップ予選を経験している選手たちは、敵地でのヨルダン戦で苦杯をなめた光景を、今でも覚えているはずです。

 ヨルダンのファンが日本を打ち破った際のおおはしゃぎぶりは

 「アジア王者の日本に我々が勝利した」
 「ワールドカップの常連とそうでない国のコントラスト」
 「経済的に恵まれているいる国と困窮している国」

 の対照的な姿が印象的でした。

 敗れた代表が歓喜に沸く代表を遠巻きに眺めることは、屈辱でもあり捲土重来の大きな要因にもなります。

 ハリルホジッチ監督は、これまでアジアと本大会でのダブル・スタンダードで困っていた代表の戦いぶりを統一し、戦い方をまとめることで結束を促そうとしています。

 その戦術も本大会に出場しなくては意味がありませんし、是非皆で出場を祝福したいものです。
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今日本代表に感じること

2017-08-27 00:45:32 | 日記
 「勝てば」ワールドカップという言葉の中には

 「敗れた場合」という含みを持たせていません。

 僕はオーストラリア戦以後のスケジュールもきちんと伝達するのが報道の役目だと思いますし、同様に金崎と杉本のいずれかではなく、両選手を同時招集すべきだったという声があっても良かったと思います。

 1993年のアルゼンチンもコロンビアに0-5で敗れるなど風雲急を告げる状態でした。

 代表監督バシーレはマラドーナを復帰させ、本大会への出場権を得ましたが、言い換えれば
 
 「切り札としてのマラドーナ」

 という絶対的な個があったわけです。

 仮にオーストラリア戦で劣勢をひっくり返す事ができる、絶対的な個がいるかと言えばそうではありませんし、特に後半35分以後、0-0や1-1というドローの段階でどうすべきか。

 勝ちに行くのか、勝ち点1を手にしてサウジアラビアに向かうのか、このあたりの意思統一は本当に大事ですよね。

 1997年のアジア最終予選対韓国。

 山口の美しいループが決まった以後、加茂さんは秋田の投入で守備の改善を図ったにもかかわらず、試合後の会見で

 「ラインを下げるな、と声がかれるほど叫んだ」

 と語ったように、思惑はちぐはぐでしたから。

 三浦や中村のように、代表招集の経験はあるが出場機会は得ていない選手が、仮に出場するような形になれば、彼らのメンタル・ケアも必要になります。

 監督はデュエルという言葉を用いますが、その戦いの前に土台作りとしての意思統一を期待しています。
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ルーニーの代表引退を考えながら

2017-08-27 00:14:33 | 日記
 ウエイン・ルーニーがエバートンへの移籍に伴い、イングランド代表から退くことを表明しました。

 エバートンを預かるクーマン監督からすれば、自分をプロとして育んだクラブ一筋で今季を戦う表明を、ありがたく思うでしょうしコンディション維持にも期待しているはずです。

 ルーニーに限らず、30代半ばを超えた

 「かつての代表中心選手」

 が「自主的に」代表引退を表明することは、どんな代表監督にとっても有難い側面があります。

 それは自ら代表はずしを行い、世論を敵に回すことが無いためです。

 マルディーニのように、最後までイタリア代表から復帰を願う声があった例は稀と言えますし、代表選手と年齢の関係を考慮すればいつかは監督が指名しにくくなる状況が訪れます。

 日本も今後、本田、岡崎を軸に

 岡田監督と共にワールドカップ16強を果たした選手たち
 今後の代表活動とクラブ活動にどう折り合いをつけるか

 を考えねばならない選手が多くなります。

 逆に言えば、これだけ長期間幾重にもわたり招集を受けてきたことに対し、敬意を払わねばなりません。

 代表活動は年を追うごとに短くなり、戦術を呑み込めない選手はすぐに外れてしまいます。

 戦術を理解することだけでなく、バス移動からメディア対応、宿舎での振る舞いに至るまで、コーチと監督はつぶさに観察しており、招集価値がある選手のみを重宝します。

 やはり2018年ワールドカップに出場しなければ、以後の展望も見えてきませんし、オーストラリアとの一戦に集中しましょう。
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サッカー・スパイクにおける選手名とその開発

2017-08-26 13:59:23 | 日記
 単なる推測ですが、サッカースパイクでバッシュのように選手名が入った商品が少ないのは、乱発した過去の反省があるためと思います。

 1990年代、各ブランドは自社の機能を証明する為にこぞって契約選手を迎え、名前入りのバッシュ、専用バッシュを乱発したのです。

 ナイキのエアー・ジョーダン
 ナイキのジョーダン・ブランド
 リーボックのクエスチョンとアンサー

 のように、しっかりした開発コンセプトと小売価格、そして選手のチョイスと関連性に筋が通っていばよかったのですが、多くのブランドが

 「時代のあだ花」

 のように消えてゆきました。

 ノーティカとグレン・ライス、スポルディングとハキーム・オラジュワン、MVPとマジック・ジョンソンのように、商品化はしたものの、長続きしなかった例が幾つかあります。

 リーボックもグレン・ロビンソンに提供したブームが軌道に乗らなかったように

 1・選手にかかる高額契約金の負担
 2・希望小売価格の高騰

 というように、問題点が発生することもしばしばでした。

 僕はリーボックがナイキと対抗し、こぞって契約選手を求めたことが、アディダスに買収された理由のひとつと想像しています。

 NBAよりも試合時期が長く、海外遠征も多いサッカーを考慮すれば、選手名の入る靴の製造が体調管理も含めて難しいのは当然なのかもしれません。

 アディダスがエックスとエース
 ミズノがモレリアとレビュラ

 のように、契約選手がほぼ同じデザインのスパイクを愛用するのも、契約金を削減できるという現実問題を回避し、余計な嫉妬心を生まないための措置、のように思います。

 メッシとロナウドはアディダス、ナイキの頂点に立ちますから、名前が入ることは当然のように思えますが、やはり凄い事といえますよ。 
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天才は模倣されてこそ天才である

2017-08-26 13:41:08 | 日記
 ドクタードレはNWAで活動していた時期から、その存在の大きさで有名でした。

 彼が1993年に手掛けたスヌープ・ドギードッグのアルバム「ドギー・スタイル」は、ドッグにとって最初のアルバムだったにもかかわらず、全米でも日本でも爆発的な売れ行きを示したことで有名です。

 僕もこのアルバムを所有していますが、一言でいえば

 「音の快楽」

 であり、ただ曲に体をゆだねたらよいという感覚です。

 以後、ドレの音楽論が確立され、彼の曲作りを参考にする人間が増えたわけですが、天才は模倣されてナンボのように思えます。

 ディエゴという名前は天才肌が多いのでしょうか、アルゼンチン代表ならばマラドーナだけでなく、ラトーレの名前も浮かびます。

 「オーストリア・ハプスブルク最高傑作」
 「ゴヤ、マネ、ピカソにも多大な影響を与えた」

 事で知られるディエゴ・ベラスケスの作品「ラス・メニーナス」は、後世に大きな影響を残したことで知られています。

 マラドーナのプレイは子供たちだけでなく、プロですら心奪われるものですた。

 1970年のブラジル
 1974年のオランダ
 1982年のブラジル
 1986年のフランス

 あの代表は美しく優雅であったと、今でも讃えられる代表がワールドカップにはありますが、やはり74年のオランダは特別ですよね。

 時計仕掛けのオレンジ
 優勝のドイツより、遥かに印象深い

 と指摘される彼らを見て、サッキはゾーン・プレスを構築し、彼の手腕を参考にゲーゲン・プレッシング、ソルバッケン・ソーンプレスが誕生しました。

 後追いの数が多ければ大きいほど驚愕の声があがるのが、ツイッター数を競う21世紀も変わりませんが、どこか味気ないように感じます。
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