蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

黙祷…

2009年08月06日 17時43分27秒 | 日記
8:15 黙祷…

広島平和記念式典のテレビ中継を見ながら
様々な残酷で悲惨な映像が脳裏を走った。

私は「記念」と言う言葉に違和感を感じるときがある。

特に「終戦記念日」

が、その違和感を払いのけ
敢えて声に出す。

「記念」と言うと
創立記念、結婚記念など
おめでたい節目の日に使うイメージがある。

本来の言葉の意味ではないイメージが
脳に焼き付いている証拠だ。

人間の記憶は曖昧で
時の経過と共に薄れていく。

今を楽しく生きるだけなら
苦しい・悲しい・切ない出来事は
忘れたほうがいい。

けど、どんな未来にしたいかを考えるなら
忘れてはならないことがあると私は思う。

自分を振り返る
あるいは思い起こす節目

それが記念日…

忘れてならないことを
思い出す日が記念日…


今朝、小学生の平和宣言を聞きながら

これは本当にこの子たちの言葉なのかな…


などと考えてしまう私がいたσ(^◇^;)。。。
汚れちまってるなぁ~(; ̄_ ̄)=3

総理の非核三原則に対する誓いを聞きながら

「誓い」と言う言葉が
やけに軽く感じてしまったり…


自分はどう考える?
目指す未来は?


今、新幹線の中で
何度も自分に問い掛け続けてきたテーマを
再び考えつつ、答えを導き出そうとしている…

創る☆

2009年08月06日 17時41分22秒 | 日記
創る楽しさ・・・
これが私をかき立てるエネルギー♪

これは、高崎通いで改めて実感したこと(*‘‐^)-☆

もちろん生みの苦しみはある。

けど、それを乗り越えて生み出し
形になったときの嬉しさは
ナニモノにも替えられない。

高崎バレエ団のワークショップは今日で4日目。
昨日から課題を与え、最終日の発表に向けての
チームレッスンに入っている。

かなり自由度の高い課題なので
最初はみんな戸惑っていたが
私のアドバイスを真摯に受け入れて
今日は次々と面白いアイディアを披露してくれた。

柔らかい脳、豊かな発想。
それらの出どころは、記憶と五感の鋭さ。

今まで何を観て、何を感じて来たか・・・
それによって表出されるものが違ってくる。

昨日と今日、劇団の稽古で
このワークショップで感じていること
体験したことを通して
舞台に立つ者としての心構えを
私なりに噛み砕いて話した。

稽古に追われて、こういう話が後回しになりがちだったが
稽古時間をさいても、話して良かったと痛感している。

それは何故か・・・

みんなの目の色・表情が変わったから♪

団員も一般参加者も
目に光と力を感じるようになった。
取り組む姿勢も変化し
やる気が今まで以上に伝わってくるようになった。


明日は広島に原爆が投下された日だ。
9日は長崎に投下された日。
そして15日は終戦記念日―

毎年、オープンエアの稽古中に
必ずこの話題を口にしている。

日本に限らず、世界の歴史は血塗られた歴史。
たくさんの犠牲があって、今の私たちの生活がある。

「命」「生死」「愛」は、夢幻の舞台の一貫したテーマ。
これらを考えるには、歴史を知ることが必要だと私は思っている。
そして現実を見つめ、未来を考える―

考えるという行為は、みんなを成長させていく。

今のこの瞬間を大切に・・・

舞台は待ってくれない。
決められた期日を楽しみに待っているお客様がいる。

今のこの上昇に転じた空気を大切にしながら
あと一ヶ月弱を有意義に過ごしていこうと思っている(*‘‐^)-☆