蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

劇団本公演に向けて

2013年12月13日 03時57分57秒 | 日記
当初、近松門左衛門氏の「信州川中島合戦」を読んで

 よし!
 劇団本公演は、川中島の合戦で行こう!

と思い、十数冊の本を読み、その他もろもろ調査を重ねた。

が、調べれば調べるほど

 うーむ…武田信玄と山本勘助はイメージが作られ過ぎてるなぁ…

と思うようになった。

近松氏の物語は、上杉謙信のお城に連れて行かれた
勘助の母と妻が中心に描かれている。
非常に興味深く面白くなりそうな出来事なんだけど
今は山本勘助さんを中心に描くのは
やめたほうが良さそうかな…

長野市で上演するんだし、長野を中心にした話がいいよね…
イメージが固定され過ぎていない人物を主役にしたいなぁ…

武田家に纏わる人物だけでも、山のように登場する戦国時代。
どこを描いても面白そうだが、実際に上演するとなると
人数や男女比、予算などの制約もある。

さて、どうするか…

悩んでいるうちにどんどん日にちが過ぎていく。

悩んでも仕方ない。
何としても決定せねば…

何回か本を読み直し、パターンをいくつか作ってみた。

 これ、いけそう…
 これもいけるかも…

と思い、具体化を始めてみたが

 歴史をなぞるだけじゃ、面白くない!

で、二つはボツに。

 うーむ…

出演者が全部で8~9人
うち男性が3人…
会場は「北野文芸座」
夢幻初の劇場公演である。
あの和風プロセミアムを生かせる芝居にしたい…

と、悩むこと二日あまり…

ようやく切り取る時期と人物が定まった。

タイトルは…

候補が両手分ぐらい出て来て困ったが
今朝、起きた瞬間

 よし、あれで行こう!

ふぅ…大仕事を終えたような気分…

いやいや、これからが一番の大仕事!

あ、タイトルの発表は、暫しお待ちを!

今週中に何とか第1稿を書きあげよう。

いつもなら台本が仕上がってから
舞台図を作成するのだが
今回は舞台図を先に作成し
挿入曲もざっくりだが決めた。

こうすることで、舞台のイメージが明確になり
ステージ上で動き回る役者の身体と声も
より明確に想像できる。

空間と役者を最大限生かすことができれば
面白い舞台になるのは必然だよね。

それに、ここまで出来ていると
稽古を効率的に進められる。

モチロン夢幻パラレルワールドは健在♩

戦国時代の背景・人物・出来事を下敷きにして

 ある時代、とある国の人々の物語

として提出する予定。

時代考証にのっとったドラマは
大河にお任せいたします。

私が創作する舞台は、あくまでもフィクション♩

さて、どんな虚構の世界が生れるか…

楽しみにしていてくださいね♩