蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

演劇における双方向性

2014年03月23日 16時50分25秒 | 日記
昨日は、シアターファクトリーさんの発表会を観劇。

参加者の皆さんの楽しさが伝わる発表会でした。

シアターファクトリーさんの目的は

 自分たちの演劇を探し、自分たち流の方法で
 演劇を創り上げてみよう

この目的は充分達成されているなぁと思った。

数人がピアニカ・リコーダー・弦・パーカッション等で音楽を奏で
出演者が歌い、踊り、表現し、まるでミニカーニバルのようで
実に楽しそうだった。
衣装や小道具もみんなで作ったのかな?
つるはしなどは「よく出来ているな~」と。

創作過程を、おぼろえながら想像できる作品だった。

恐らく、参加者の皆さんは自己を見つめ
自己のおかれた環境を再認識し
何が不足していて、何が必要かをディスカッションして
一つの作品を創り上げたのではないかと…
特にオープニングとエンディングはそんな印象を受けた。
違っていたら、ごめんなさい。

挿入されていたいくつかのお話は
ディスカッションの中で出て来たものなのか
演出家から提案されてものなのか定かではないけれど…
信州の伝説を織り交ぜた作品かと思いきや
「幸福の王子」「ピカソ」が入って来て少々びっくり。
暫く考えて「自分の立ち位置を見つめる」という
テーマだとすれば離れていないのかも、と…

以前、茅野市民館さんで観劇したK氏演出の
市民参加型の発表会とコンセプトは似ているが
提出された舞台は全く異なる作品に仕上がっている。

演出家が違うんだから当然と言えば当然だが
目的と重点ポイントの違いかも・・・と。

その後、市民参加の演劇について考察。

……

改めて、オープンエアが目指す舞台が明確になった。

違いを知り、己を知る…
まさにコレ♪

ありがとうございました!

その後、長野市民会館市民WSが現在検討している
小・中学校へのアウトリーチ活動について、あることが閃いた。

ポイントは『双方向性』

①知らない人に、まず知ってもらうには?
②興味のない人に、まず興味を抱いてもらうには?

①は、情報を提供する、など単方向でも可能
②は、見て触れて体感するなど、双方向性が必要

行政が行っているのは、多くが①である。
本当に必要なのは、②なのではないかと。

無理強いすることはないけれど
②を推進することが、理解を深めていただくことに
繋がるのではないかな?

で、閃いた企画を早速WS委員さんに連絡。

舞台芸術にかかわる者の一人として
一人でも多くの方々に、公共ホールに興味を持って頂き
一人でも多くの方々に、舞台芸術へのご興味を抱いて頂ける活動を
微力ながらも推進していく必要がある。

そのために自分が出来ることを模索し
実現の可否はさておいて
まずは積極的に提案していこう。