蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

年末年始集中稽古開始!

2017年12月30日 23時55分18秒 | 日記

一昨日、東京からケンジが帰省。

世界漂流」の稽古が休みの日に
長野に戻るという生活が始まって早ひと月。

小池さんのブレない思考と演出に感服し
共演者のクオリティの高さに感動しながら
自分の未熟さを痛感している様子。

いいねいいね!

夢幻では、身体が動く役者だと思われていた彼が
小池さんの舞台では通用しないらしい。

この舞台に参加させていただいたおかげで
優れたパフォーマーの方々のパフォーマンスを
直近で拝見することが出来る上に
演者として絡ませていただけることになり
彼にとってこの舞台は大きな転機となることだろう。

「世界漂流」の本番は2/3が初日。

1月は殆ど毎日稽古があり、お休みは週1程度。
なので、この年末年始で本公演の目途を立てなければならない。

本公演は3月上旬に長野公演、中旬が東京公演。

世界漂流が終わって帰ってくるのが2/13
本公演の本番まで僅か半月(^-^;

当然ながら、ケンジの帰りを待つわけにはいかない。
彼の不在中に、他の役者陣のクオリティを上げていくのだ。
ケンジが戻った時、プレッシャーを感じるくらいにね。

 

そんなわけで、昨日から集中稽古が始まった。

稽古場は某お店の倉庫2階。

暖房器具は貸していただいたストーブ一台。

冷えますねぇ~

けど、稽古場を連日お借りできるのは
本当に有難い。

バミリや道具類を片付けることなく
次の日も、そのまますぐに稽古に入れる。

やっぱり夢幻の稽古場が欲しいな・・・

というのは、おいといて(笑)

 

今回上演する岸田作品は
サンクスで一度ずつ上演したことがある。

なので、もっとスムーズに稽古が進む予定だった。

しかし・・・

昨日の稽古で相当時間が必要だということが判明。

この企画は3人の役者が3役演じるというのがミソ♪

つまり、劇団員3人は、全く異なる人物を
見事に演じ分けねばならないのだ。

そして、その三つの岸田國士作品を
夢幻流に繋げて一つの舞台に仕上げていく。

歌とパフォーマンスの他
身体表現、ボイス表現などなど・・・

今日の稽古は、年末だけど研修生も参加して
ダンスパフォーマンスの稽古。

  

音楽は今回もメンターさんに依頼しました。

さすがはメンターさん、あっという間に

第1稿を作曲してくださった。
いくつか修正をお願いしたが
年明けには完成版が届くでしょう。

なかなか面白い音楽になりそうです♪

並行して牧さんのバイオリン演奏の曲をセレクト。

候補曲が十数曲・・・
この曲群から演奏していただくメロディを
抽出していくのだ。

今回の音楽は、フランスの作曲家
あるいはフランスに縁が深い作曲家で
1800年後半から1900年前半に活躍した
作曲家の中から選んだ。

岸田國士氏は、フランスに留学した経験がある。
岸田氏が生きた時代を疑似体験しながら
彼の戯曲を解体して構築していく・・・

そして何が見えてくるか・・・

当時の時代背景、岸田さんが生活した土地
留学した時の出来事などを調べると
徐々に作品の背景や登場人物の価値観が
うっすらと垣間見えてくる。

演劇用語で、これを「行間」と呼ぶ。

役者は、この行間を埋めていく必要がある。

岸田氏の戯曲は、科白(せりふ)を発するだけでも
面白いと感じる作品が多い。

だから、リーディング作品として
取り上げられることもある。

が、今回は私の解釈で演出を施すのだ。

ある意味、恐い挑戦・・・

現代演劇の父と呼ばれる方が執筆した
戯曲に挑むわけだから―

けど、だからこそ遣り甲斐があるとも言える。

まだまだ役者陣の行間の読み取りが甘い。

この集中稽古は、深く役を掘り下げる期間になりそうだ―


年末年始集中稽古開始!

2017年12月30日 23時43分17秒 | 日記

28日のお昼頃、東京からケンジが帰省。

世界漂流」の稽古が休みの日に
長野に戻るという生活が始まって早ひと月。

小池さんのブレない思考と演出に感服し
共演者のクオリティの高さに感動しながら
自分の未熟さを痛感している様子。

いいねいいね!

夢幻では、身体が動く役者だと思われていた彼が
小池さんの舞台では通用しないらしい。

この舞台に参加させていただいたおかげで
優れたパフォーマーの方々のパフォーマンスを
直近で拝見することが出来る上に
演者として絡ませていただけることになり
彼にとってこの舞台は大きな転機となるだろう。

「世界漂流」の本番は2/3が初日。

1月は殆ど毎日稽古があり、お休みは週1程度。
なので、この年末年始で本公演の目途を立てなければならない。

本公演は3月上旬に長野公演、中旬が東京公演。

世界漂流が終わって帰ってくるのが2/13
本公演の本番まで僅か半月(^-^;

当然ながら、ケンジの帰りを待つわけにはいかない。
彼の不在中に、他の役者陣のクオリティを上げていくのだ。
ケンジが戻った時、プレッシャーを感じるくらいにね。

 

そんなわけで、一昨日から始まった集中稽古。

あ、一昨日だけは夜3時間の稽古でした。

私が昼間、総文祭のシナリオ委員会があったので・・・

昨日から午後から4時間がっつり。

稽古場は某お店の倉庫2階。

暖房器具は貸していただいたストーブ一台。

さすがに冷えますねぇ~

けど、稽古場を連日お借りできるのは
本当に有難い。

バミリや道具類を片付けることなく
次の日も、そのまますぐに稽古に入れる。

やっぱり夢幻の稽古場が欲しいな・・・

というのは、おいといて(笑)

 

今回上演する岸田作品は
サンクスで一度ずつ上演したことがある。

なので、もっとスムーズに稽古が進む予定だった。

しかし・・・

昨日の稽古で相当時間が必要だということが判明。

この企画は3人の役者が3役演じるというのがミソ♪

つまり、劇団員3人は、全く異なる人物を
見事に演じ分けねばならないのだ。

そして、その三つの岸田國士作品を
夢幻流に繋げて一つの舞台に仕上げていく。

歌とパフォーマンスの他
身体表現、ボイス表現などなど・・・

昨日は、年末だけど研修生も参加して
ダンスパフォーマンスの稽古。

昨日の写真を撮りそびれ、今日の稽古時にパチリ。

  

音楽は今回もメンターさんに依頼しました。

さすがはメンターさん、あっという間に
第1稿を作曲してくださった。
何点か修正をお願いしたが
年明けには完成版が届くでしょう。

メンターさん、いつも本当にありがとうございます!

なかなか面白い音楽になりそうですよ~♪

並行して牧さんのバイオリン演奏の曲をセレクト。

候補曲が十数曲・・・
この曲群から演奏していただくメロディを
抽出していくのだ。

今回の音楽は、フランス在住
あるいはフランスに縁が深い作曲家で
1800年後半から1900年前半に
活躍した人の中から選んだ。

岸田國士氏は、フランスに留学した経験がある。
岸田氏が生きた時代を疑似体験しながら
彼の戯曲を解体して構築していく・・・

そして何が見えてくるか・・・

当時の時代背景、岸田さんが生活した土地
留学した時の出来事などを調べると
徐々に作品の背景や登場人物の価値観が
うっすらと垣間見えてくる。

演劇用語で、これを「行間」と呼ぶ。

役者は、この行間を埋めていく必要がある。

岸田氏の戯曲は、科白(せりふ)を発するだけでも
面白いと感じる作品が多い。

だから、リーディング作品として
取り上げられることもある。

が、今回は私の解釈で演出を施すのだ。

ある意味、恐い挑戦・・・

現代演劇の父と呼ばれる方が執筆した
戯曲に挑むわけだから―

けど、だからこそ遣り甲斐があるとも言える。

まだまだ役者陣の行間の読み取りが甘い。

この集中稽古は、深く役を掘り下げる期間になりそうだ―