11月22日(木曜日)
参加者ひとりひとりに渡される地元小学生の激励カードに、
なんだかとってもほんわりして、
前日受付をせんがために、
先月の休日出勤した代休を三連休の前日にあてがい四連休にし、
職場からの若干ヒンシュク光線を浴びたことなどすっかり忘れ去ったワタクシでゴザイマス・・・
すまん!! 行かねばならぬのだ~
1986年:河口湖フルマラソン 4時間10分40秒(23歳)
1991年:揖斐川フルマラソン 5時間10分50秒(28歳)
かつて若かりし頃、私はフルマラソンに2回参加していますが、
30代にはマラソンからしばらく遠ざかり、
オートバイや登山などに熱中しておりました。
40代後半になって再びマラソンを
5km、10km、そしてハーフと距離を伸ばせてくると、
どうしても大台に乗る前にフルマラソンに挑戦してみたくなってきました。
2012年、春から数多くのマラソン大会で自信を積み、
夏もサボらず金沢城下町でも10km完走
秋にいくつかの長距離大会でカラダを慣らして、
この福知山に挑むつもりでした。
ところが不覚にも10月3日、自転車事故で落車
打撲やムチ打ちで身体を動かすことも出来ず、
池田能楽の里ハーフも勝山恐竜クロカン20kmもDNS
打撲がようやく治まった頃11月3日、
練習なしで挑んだ武生菊花マラソン・ハーフでは、
泣き泣き完走したものの、左膝の関節炎
関節炎は過去にも何度かなったことがありますが、
完治するには3週間~4週間、絶対安静にしているしかありません・・・
3週間後の福知山フルマラソンは半ば断念していました。
でも、どうしても挑戦してみたいという気持ちが心の隅に残っており、
参加して走る自分の姿を想像し、モチベーションを消さないようにと
完走できなくてもいい、途中棄権はしたくはないがそれも結果と自分に言い聞かせ、
今季最後の大会、40代最後の大会と決めていた走りに挑戦することにしました
北陸自動車道~国道27号線~舞鶴若狭自動車道を経て、
お昼の1時半頃、福知山市到着
初めて参加する知らない土地での大会だけに、
早めに入って事前にイロイロと見ておきたかったのです~
受付会場になっている三段池公園総合体育館へと
同じ会場ではスポーツ用品の展示即売も
う~ん 目の毒だなぁ~
アディダス製品が多い中、数少ないニューバランスの28センチ+4Eを発見
ニューバランス・MR870-RS・4E
型遅れですが、定価11,550円が5,000円という破格値に即お持ち帰り~
クルマを大会指定の由良川河川敷第14駐車場に置いて、
初めて訪れる福知山市を探索~
アーチが素敵な音無瀬橋
フルマラソンの町にふさわしい町名?スポーティなイイ感じ~
福知山城~
おや?街中のベランダに・・・?
静かな地元商店街~
ま、平日ですから・・・
木曜日休館で見学はできませんでした@福知山鉄道館ポッポランド
街中あげての応援を感じます
なんとなく素敵な路地~
街中散策をちょっとだけしたあと、
明日のコースを下見など
由良川沿いに走る緩やかなコースにまずは一安心
揖斐川みたいな坂地獄ではなさそうだ
街中に戻り、今晩と明日の食材を購入~
地元素敵スーパーマーケットにて
明日はここを走るのだと想像しながら再び素敵アーチをくぐる~
駐車場に戻り、クルマの中を助手席までフルフラットにし寝袋広げて、
早い時間の夕食を済ませると、
広島・神戸・神奈川ナンバー等々、遠方から参加の方々もぽつぽつとやって来る
明日のためにも夜8時30分就寝
11月23日(金曜日)
明け方からぱらぱらと降り出した雨で3時頃目が覚める
4時を回るとかなり強い雨に
それに伴い続々とやって来るクルマの大群~
誘導のスタッフさんも大忙し
6時30分、おにぎり1つとあんぱん2つ、チョコレートを食べて、豆乳ごくごく
Fuomiさんから教わった膝のテーピングを入念にしっかりと貼る
(帰宅後映像)
身支度を済ませ手荷物をザックに詰め込み外に出る
どうやって大会会場に行くのかわからなかったのでスタッフさんに聞くと、
「あの人の流れに歩いてついていけばワカリマス」との至極簡単な説明に、
小雨の中、ぞろぞろと流れに乗る
駐車場から歩くこと20分、会場到着
当日受付は外なのね~?
皆さん寒そう・・・
ほぉ~ ここがスタートラインですな?
AM8時、選手控え場所のアリーナに入ると、
足の踏み場も無い程の人・ひと・ヒト~
外が雨ですから、なおのこと混雑
今大会の参加者数は、
フルマラソン : 10,000人
ファンラン9.3km : 1,000人
ファンラン2km3km: 600人
今まで3000~4000人規模の大会は経験ありますが、
これだけ大規模な大会は初めて
狭いスペースに座って柔軟体操やら足の入念なマッサージで時間を潰す
外に出てウォーミングアップもしたかったが、
一旦外に出たら二度とは戻れないであろう混雑に、
開会式に参加することも断念し、ぎりぎりまでアリーナ内に居る事に
AM9時20分、中にいると人の熱気で熱いくらいだが、
はたして今日着ているウェアがこれでいいのかどうだか悩む?
パールイズミのサイクルアンダーノースリーブにモンベルのウィックロンTシャツを重ね着し、
さらにその上にナイキの長袖ウェアを着ている。
これに雨用のポンチョを羽織ると暑すぎないか?
そこで外に出て気温を確認しようとしたが、
満員電車のような人ごみになかなか外に出れない・・・
10分近くかかってようやく外に出ると・・・、
寒い・・・
やっぱり今日はこれでいいのだと独り納得し、
手荷物を預けに再びアリーナに戻ろうとするもまたまた満員電車の波~
ようやくアリーナ奥の貴重品預かり場所に到着すると、
ここでは財布や携帯等の小物貴重品しか預からないことが判明
手荷物・カバンなどはアリーナに置きっぱなしにするしかないというので、
再び人の流れに押されてアリーナ出口近くまで戻り、
非常口の取っ手にザックをかけてワイヤーロックで施錠
置き引きが多いので注意してくださいとのアナウンスも流れていたな~
どうか盗まれませんように・・・。
アリーナへの出入りにすっかり時間を取られ、
気がつけば10時前
スタートは10時30分なので、慌てて小雨の中ウォーミングアップ
少しだけ温まったところでスタートラインに向かう
今回申し込んだ時に、自己申告タイムという項目があったのだが、
これをうっかり書き込まずに申し込んでしまった
ここの大会は自己申告タイムによってブロック分けされ、
あてがわれたブロックに順番にならんでのスタートになる
初めてで知らなかったとはいえ、これは損したな~。。。
・・・で、記入が無い場合はいちばん後ろのJブロックに
スタートを待っている間に小雨も止んだ
イイ感じで10時30分、いよいよフルマラソンスタート
盛大な花火もばんばんば~ん
・・・が、前にはAからIまでの9つのブロックがある!
Jブロックは一向に動かない・・・
スタートのピストルと花火が上がってから約5分、
ようやくのろのろと歩くような感じで動き出す
止まったり歩いたりを繰り返しながらようやくスタートゲートが遠くに見えた
約7分20秒経過ののち、スタートゲートをくぐり、やっと早歩きか小走り程度の流れに
三段池公園周辺には大勢の応援の人が
皆さんのいってらっしゃいの言葉を背中に、だんだんと走る速度も上がる~
膝をかばうようにそっとゆっくりを決めていたので、
1km/7分になるようにいつもよりずっと遅い走りに
追い抜いていく人も多かったが、
人はヒト、自分はジブンと言い聞かせ、ゆっくりと膝の様子を見ながら走る~
いくつかの集落を通過したあと、右折で昨日も通った音無瀬橋の素敵アーチを渡る
道幅いっぱい使っての大勢でのマラソンに、なんだかゾクゾク~
街中に入ってくると、沿道からの声援もさらに多くなる
子供達は手を差し出してハイタッチ
けやき通りをJR福知山駅に向かって最初の折り返し、
福知山郵便局近くではブラスバンドの応援マーチが
嬉し~
自然と顔もニヤニヤ~
ここまでの1kmごとのタイムは想定していたものよりも少し早い、
1km/6分少々だ
まだ早い、もっと落とさないとと言い聞かせ、スピードをセーブ
問題なく第一関門・第二関門を時間内に通過
新音無瀬橋で再び由良川を渡り左折でファンランの走者と別れる
第三関門・11.8km地点を通過時、スタッフさんが
「あと25分もあるヨ!余裕余裕~」
っと教えてくれた
このあたりでかなり暑くなってきたのと、
雨も止んできたので、羽織っている雨用のビニールポンチョを脱ぐ
(ちなみに大会参加賞)
捨てているランナーさんもいたが、なんだかもったいないのと、
この後、雨が再び降るかもしれないなと思い、
ウエストポーチにはさんで走る
13kmを過ぎたあたりだったろうか?
前からざわめきが聞こえたと思ったら、
今大会のゲストランナーのエリック・ワイナイナさんが
早くも折り返して満面爽やかな笑顔でやって来る~
ハイタッチしようかなって思ったのも束の間
信じられないハイスピードで駆け抜けていく
擦れ違うほかのランナーさんからも、
「早ぇ~」「信じられなぃ~」っとオドロキの言葉が~
さすがアトランタとシドニーでメダルを獲ったオリンピックメダリスト
原チャリ位のスピードだったのでは?
スタートしてから1時間30分、数多く給水所はあるが固形物がまだ摂取できていない
そろそろお腹も空いてきたな~
朝たくさん食べたとはいえ、ちょうどお昼12時だもんな~
どうやら最初の補給所まではゆっくりすぎて、お昼までには到着できそうにもない
ウエストポーチに入れてきたチョコレートでその場をしのぎ、
15kmを過ぎたあたりで、パワージェル1本すする~
その後1~2km程行った所でようやく補給所
バナナをむさぼるように3切れ確保
ふぅ~、やっとヒト心地ついた~
その後もキロタイムを注意深く見ているが、
安定して1km/6分少々を刻んで行けている
余裕で20km地点を通過
相変わらず曇ったり小雨がぱらついたり・・・
ナイキのウェアの胸元ジッパーを開けたり閉めたりしながら体温調節
そろそろ半分を走ったのだから、
もうそろそろ折り返し地点かな?って期待しながら走ったのがいけなかったのか、
22km地点を過ぎたあたりで焦りが
どこまで行ったら折り返しだろう?
さっきから沿道からの応援にも
「もうちょっとで折り返しだよ~!」
っていわれるが・・・、
絶え間なく集落からの応援や、
2.5kmごとにある給水所での地元中学生からの大声での応援に励まされて、
冷静さを取り戻し、淡々と走ることに徹する
折り返し手前でのブラスバンド演奏での応援を聞きながら、
さらに先に進むとようやくはるか先に折り返しが見えた
折り返すことによってようやく精神的にもラクになり、
第六関門・24.5kmも問題なく通過
まだ1km/6分少々で行けている
この先あたりから、沿道で応援してくれる集落の皆さんが、
盛んにアメやチョコレートを配っている
もらえるかぎり頂きパワー復活
ありがたい
30km地点通過、
ここにきてバナナだけしか食べていないことに気がつく
いいかげんバナナは飽きたなぁ~
あったかい天ぷらうどん食べたいなぁ
オムライスもいいかな?
スパゲッティならカルボナーラがいいなぁ~
っと、食べ物のことを考えて気を紛らわす
途中で生八つ橋やそうめん・味噌汁などのエイドがあったが、
ここで脚を止めると調子が狂う気がしたので、
涙を飲んでスルー
ウエストポーチに仕込んだパワージェルとスポーツドリンクを混ぜたスペシャルドリンクで我慢・・・
33km地点通過、
ここにきて疲れが出てきたのか?
少しだけスピードが落ちたようだ・・・
1km/7分になっているが、脚だけは止めないように走る
魔の35km地点、フルマラソンではここを境にパワーがガクンとダウンするケースが多い
実際、過去に参加したフルマラソンでもこの35kmから失速した経験がある
だが、今回はまだまだ行ける
ほかのランナーをまったく意識せず、駆け引きナシの急がずゆっくりを決め込んだからか?
多少スピードは落ちたものの1km/7分程度でまだ行けている
この地点から歩く人やうずくまって屈伸しているランナーさんが増えてきた
さながらゴールに向かうゾンビ集団のようだ・・・
第九関門・37.5kmも充分時間を残して通過
ここから先は「もうちょっとだぁ~」「頑張れ~!!あと少し~」の掛け声が増える~
40km地点を超えると、
「あぁ、あと2.195kmで終わるのか?」っと、なんだか少し淋しい気持ちも
残り1kmの看板が見え、三段池公園へと駆け上がる最後のキツイ坂に、
地元小学生の野球部少年がユニフォーム姿で一緒に伴走してくれる
膝が心配だったがまだまだイケル
もっと早くからラストスパートしてもよかったかな?と思いながら、
最後の1kmを全力でスパート
藤原新みたいに両手を大きく広げてゴール
一度も止まることなく歩くことなく、
無事に完走できました~
ゴール後、大勢の大勢の地元女子中学生がお出迎えのハイタッチ
「お疲れ様~」「おかえりなさ~い」っと、大きな声で歓迎してくれる~
なんてイイ町なんだ!福知山~
完走したランナーだけに与えられるフィニッシャーTシャツと完走証を受け取り、
荷物を置いたアリーナへと戻る。
歩くみんなが途中の階段でロボット歩き~
グロスタイム:4時間23分43秒
ネットタイム:4時間16分17秒
(ネットタイムは実際にスタートラインを越えてからのタイム)
とても楽しい42.195kmでしたと、誰かの言葉にもありましたが、
たった独りで挑んだ大会でしたが、福知山の人々に盛大に応援されて、
ホントに楽しいフルマラソンでした~
たぶん、来年も・・・、いや、きっと参加するんだろうなぁ~
参加者ひとりひとりに渡される地元小学生の激励カードに、
なんだかとってもほんわりして、
前日受付をせんがために、
先月の休日出勤した代休を三連休の前日にあてがい四連休にし、
職場からの若干ヒンシュク光線を浴びたことなどすっかり忘れ去ったワタクシでゴザイマス・・・
すまん!! 行かねばならぬのだ~
1986年:河口湖フルマラソン 4時間10分40秒(23歳)
1991年:揖斐川フルマラソン 5時間10分50秒(28歳)
かつて若かりし頃、私はフルマラソンに2回参加していますが、
30代にはマラソンからしばらく遠ざかり、
オートバイや登山などに熱中しておりました。
40代後半になって再びマラソンを
5km、10km、そしてハーフと距離を伸ばせてくると、
どうしても大台に乗る前にフルマラソンに挑戦してみたくなってきました。
2012年、春から数多くのマラソン大会で自信を積み、
夏もサボらず金沢城下町でも10km完走
秋にいくつかの長距離大会でカラダを慣らして、
この福知山に挑むつもりでした。
ところが不覚にも10月3日、自転車事故で落車
打撲やムチ打ちで身体を動かすことも出来ず、
池田能楽の里ハーフも勝山恐竜クロカン20kmもDNS
打撲がようやく治まった頃11月3日、
練習なしで挑んだ武生菊花マラソン・ハーフでは、
泣き泣き完走したものの、左膝の関節炎
関節炎は過去にも何度かなったことがありますが、
完治するには3週間~4週間、絶対安静にしているしかありません・・・
3週間後の福知山フルマラソンは半ば断念していました。
でも、どうしても挑戦してみたいという気持ちが心の隅に残っており、
参加して走る自分の姿を想像し、モチベーションを消さないようにと
完走できなくてもいい、途中棄権はしたくはないがそれも結果と自分に言い聞かせ、
今季最後の大会、40代最後の大会と決めていた走りに挑戦することにしました
北陸自動車道~国道27号線~舞鶴若狭自動車道を経て、
お昼の1時半頃、福知山市到着
初めて参加する知らない土地での大会だけに、
早めに入って事前にイロイロと見ておきたかったのです~
受付会場になっている三段池公園総合体育館へと
同じ会場ではスポーツ用品の展示即売も
う~ん 目の毒だなぁ~
アディダス製品が多い中、数少ないニューバランスの28センチ+4Eを発見
ニューバランス・MR870-RS・4E
型遅れですが、定価11,550円が5,000円という破格値に即お持ち帰り~
クルマを大会指定の由良川河川敷第14駐車場に置いて、
初めて訪れる福知山市を探索~
アーチが素敵な音無瀬橋
フルマラソンの町にふさわしい町名?スポーティなイイ感じ~
福知山城~
おや?街中のベランダに・・・?
静かな地元商店街~
ま、平日ですから・・・
木曜日休館で見学はできませんでした@福知山鉄道館ポッポランド
街中あげての応援を感じます
なんとなく素敵な路地~
街中散策をちょっとだけしたあと、
明日のコースを下見など
由良川沿いに走る緩やかなコースにまずは一安心
揖斐川みたいな坂地獄ではなさそうだ
街中に戻り、今晩と明日の食材を購入~
地元素敵スーパーマーケットにて
明日はここを走るのだと想像しながら再び素敵アーチをくぐる~
駐車場に戻り、クルマの中を助手席までフルフラットにし寝袋広げて、
早い時間の夕食を済ませると、
広島・神戸・神奈川ナンバー等々、遠方から参加の方々もぽつぽつとやって来る
明日のためにも夜8時30分就寝
11月23日(金曜日)
明け方からぱらぱらと降り出した雨で3時頃目が覚める
4時を回るとかなり強い雨に
それに伴い続々とやって来るクルマの大群~
誘導のスタッフさんも大忙し
6時30分、おにぎり1つとあんぱん2つ、チョコレートを食べて、豆乳ごくごく
Fuomiさんから教わった膝のテーピングを入念にしっかりと貼る
(帰宅後映像)
身支度を済ませ手荷物をザックに詰め込み外に出る
どうやって大会会場に行くのかわからなかったのでスタッフさんに聞くと、
「あの人の流れに歩いてついていけばワカリマス」との至極簡単な説明に、
小雨の中、ぞろぞろと流れに乗る
駐車場から歩くこと20分、会場到着
当日受付は外なのね~?
皆さん寒そう・・・
ほぉ~ ここがスタートラインですな?
AM8時、選手控え場所のアリーナに入ると、
足の踏み場も無い程の人・ひと・ヒト~
外が雨ですから、なおのこと混雑
今大会の参加者数は、
フルマラソン : 10,000人
ファンラン9.3km : 1,000人
ファンラン2km3km: 600人
今まで3000~4000人規模の大会は経験ありますが、
これだけ大規模な大会は初めて
狭いスペースに座って柔軟体操やら足の入念なマッサージで時間を潰す
外に出てウォーミングアップもしたかったが、
一旦外に出たら二度とは戻れないであろう混雑に、
開会式に参加することも断念し、ぎりぎりまでアリーナ内に居る事に
AM9時20分、中にいると人の熱気で熱いくらいだが、
はたして今日着ているウェアがこれでいいのかどうだか悩む?
パールイズミのサイクルアンダーノースリーブにモンベルのウィックロンTシャツを重ね着し、
さらにその上にナイキの長袖ウェアを着ている。
これに雨用のポンチョを羽織ると暑すぎないか?
そこで外に出て気温を確認しようとしたが、
満員電車のような人ごみになかなか外に出れない・・・
10分近くかかってようやく外に出ると・・・、
寒い・・・
やっぱり今日はこれでいいのだと独り納得し、
手荷物を預けに再びアリーナに戻ろうとするもまたまた満員電車の波~
ようやくアリーナ奥の貴重品預かり場所に到着すると、
ここでは財布や携帯等の小物貴重品しか預からないことが判明
手荷物・カバンなどはアリーナに置きっぱなしにするしかないというので、
再び人の流れに押されてアリーナ出口近くまで戻り、
非常口の取っ手にザックをかけてワイヤーロックで施錠
置き引きが多いので注意してくださいとのアナウンスも流れていたな~
どうか盗まれませんように・・・。
アリーナへの出入りにすっかり時間を取られ、
気がつけば10時前
スタートは10時30分なので、慌てて小雨の中ウォーミングアップ
少しだけ温まったところでスタートラインに向かう
今回申し込んだ時に、自己申告タイムという項目があったのだが、
これをうっかり書き込まずに申し込んでしまった
ここの大会は自己申告タイムによってブロック分けされ、
あてがわれたブロックに順番にならんでのスタートになる
初めてで知らなかったとはいえ、これは損したな~。。。
・・・で、記入が無い場合はいちばん後ろのJブロックに
スタートを待っている間に小雨も止んだ
イイ感じで10時30分、いよいよフルマラソンスタート
盛大な花火もばんばんば~ん
・・・が、前にはAからIまでの9つのブロックがある!
Jブロックは一向に動かない・・・
スタートのピストルと花火が上がってから約5分、
ようやくのろのろと歩くような感じで動き出す
止まったり歩いたりを繰り返しながらようやくスタートゲートが遠くに見えた
約7分20秒経過ののち、スタートゲートをくぐり、やっと早歩きか小走り程度の流れに
三段池公園周辺には大勢の応援の人が
皆さんのいってらっしゃいの言葉を背中に、だんだんと走る速度も上がる~
膝をかばうようにそっとゆっくりを決めていたので、
1km/7分になるようにいつもよりずっと遅い走りに
追い抜いていく人も多かったが、
人はヒト、自分はジブンと言い聞かせ、ゆっくりと膝の様子を見ながら走る~
いくつかの集落を通過したあと、右折で昨日も通った音無瀬橋の素敵アーチを渡る
道幅いっぱい使っての大勢でのマラソンに、なんだかゾクゾク~
街中に入ってくると、沿道からの声援もさらに多くなる
子供達は手を差し出してハイタッチ
けやき通りをJR福知山駅に向かって最初の折り返し、
福知山郵便局近くではブラスバンドの応援マーチが
嬉し~
自然と顔もニヤニヤ~
ここまでの1kmごとのタイムは想定していたものよりも少し早い、
1km/6分少々だ
まだ早い、もっと落とさないとと言い聞かせ、スピードをセーブ
問題なく第一関門・第二関門を時間内に通過
新音無瀬橋で再び由良川を渡り左折でファンランの走者と別れる
第三関門・11.8km地点を通過時、スタッフさんが
「あと25分もあるヨ!余裕余裕~」
っと教えてくれた
このあたりでかなり暑くなってきたのと、
雨も止んできたので、羽織っている雨用のビニールポンチョを脱ぐ
(ちなみに大会参加賞)
捨てているランナーさんもいたが、なんだかもったいないのと、
この後、雨が再び降るかもしれないなと思い、
ウエストポーチにはさんで走る
13kmを過ぎたあたりだったろうか?
前からざわめきが聞こえたと思ったら、
今大会のゲストランナーのエリック・ワイナイナさんが
早くも折り返して満面爽やかな笑顔でやって来る~
ハイタッチしようかなって思ったのも束の間
信じられないハイスピードで駆け抜けていく
擦れ違うほかのランナーさんからも、
「早ぇ~」「信じられなぃ~」っとオドロキの言葉が~
さすがアトランタとシドニーでメダルを獲ったオリンピックメダリスト
原チャリ位のスピードだったのでは?
スタートしてから1時間30分、数多く給水所はあるが固形物がまだ摂取できていない
そろそろお腹も空いてきたな~
朝たくさん食べたとはいえ、ちょうどお昼12時だもんな~
どうやら最初の補給所まではゆっくりすぎて、お昼までには到着できそうにもない
ウエストポーチに入れてきたチョコレートでその場をしのぎ、
15kmを過ぎたあたりで、パワージェル1本すする~
その後1~2km程行った所でようやく補給所
バナナをむさぼるように3切れ確保
ふぅ~、やっとヒト心地ついた~
その後もキロタイムを注意深く見ているが、
安定して1km/6分少々を刻んで行けている
余裕で20km地点を通過
相変わらず曇ったり小雨がぱらついたり・・・
ナイキのウェアの胸元ジッパーを開けたり閉めたりしながら体温調節
そろそろ半分を走ったのだから、
もうそろそろ折り返し地点かな?って期待しながら走ったのがいけなかったのか、
22km地点を過ぎたあたりで焦りが
どこまで行ったら折り返しだろう?
さっきから沿道からの応援にも
「もうちょっとで折り返しだよ~!」
っていわれるが・・・、
絶え間なく集落からの応援や、
2.5kmごとにある給水所での地元中学生からの大声での応援に励まされて、
冷静さを取り戻し、淡々と走ることに徹する
折り返し手前でのブラスバンド演奏での応援を聞きながら、
さらに先に進むとようやくはるか先に折り返しが見えた
折り返すことによってようやく精神的にもラクになり、
第六関門・24.5kmも問題なく通過
まだ1km/6分少々で行けている
この先あたりから、沿道で応援してくれる集落の皆さんが、
盛んにアメやチョコレートを配っている
もらえるかぎり頂きパワー復活
ありがたい
30km地点通過、
ここにきてバナナだけしか食べていないことに気がつく
いいかげんバナナは飽きたなぁ~
あったかい天ぷらうどん食べたいなぁ
オムライスもいいかな?
スパゲッティならカルボナーラがいいなぁ~
っと、食べ物のことを考えて気を紛らわす
途中で生八つ橋やそうめん・味噌汁などのエイドがあったが、
ここで脚を止めると調子が狂う気がしたので、
涙を飲んでスルー
ウエストポーチに仕込んだパワージェルとスポーツドリンクを混ぜたスペシャルドリンクで我慢・・・
33km地点通過、
ここにきて疲れが出てきたのか?
少しだけスピードが落ちたようだ・・・
1km/7分になっているが、脚だけは止めないように走る
魔の35km地点、フルマラソンではここを境にパワーがガクンとダウンするケースが多い
実際、過去に参加したフルマラソンでもこの35kmから失速した経験がある
だが、今回はまだまだ行ける
ほかのランナーをまったく意識せず、駆け引きナシの急がずゆっくりを決め込んだからか?
多少スピードは落ちたものの1km/7分程度でまだ行けている
この地点から歩く人やうずくまって屈伸しているランナーさんが増えてきた
さながらゴールに向かうゾンビ集団のようだ・・・
第九関門・37.5kmも充分時間を残して通過
ここから先は「もうちょっとだぁ~」「頑張れ~!!あと少し~」の掛け声が増える~
40km地点を超えると、
「あぁ、あと2.195kmで終わるのか?」っと、なんだか少し淋しい気持ちも
残り1kmの看板が見え、三段池公園へと駆け上がる最後のキツイ坂に、
地元小学生の野球部少年がユニフォーム姿で一緒に伴走してくれる
膝が心配だったがまだまだイケル
もっと早くからラストスパートしてもよかったかな?と思いながら、
最後の1kmを全力でスパート
藤原新みたいに両手を大きく広げてゴール
一度も止まることなく歩くことなく、
無事に完走できました~
ゴール後、大勢の大勢の地元女子中学生がお出迎えのハイタッチ
「お疲れ様~」「おかえりなさ~い」っと、大きな声で歓迎してくれる~
なんてイイ町なんだ!福知山~
完走したランナーだけに与えられるフィニッシャーTシャツと完走証を受け取り、
荷物を置いたアリーナへと戻る。
歩くみんなが途中の階段でロボット歩き~
グロスタイム:4時間23分43秒
ネットタイム:4時間16分17秒
(ネットタイムは実際にスタートラインを越えてからのタイム)
とても楽しい42.195kmでしたと、誰かの言葉にもありましたが、
たった独りで挑んだ大会でしたが、福知山の人々に盛大に応援されて、
ホントに楽しいフルマラソンでした~
たぶん、来年も・・・、いや、きっと参加するんだろうなぁ~