いつか風がみていた・・・(フレディ・Mの日記)

自転車とオートバイで遠くへ・・・。

終の果てに・・・。

2020年05月16日 08時17分01秒 | 日記
先日来、うちの嫁さんの友人がお亡くなりになりました。


身寄りもなく一人暮らしでの入院だったので、
周囲の友人達は「これからどうするんだろう?」「入院費用はどうするんだろう?」と気をもんでいたのだが、
それは突然にもっとも期待しない事になってしまった。


親戚も兄弟もいなかったのだろうか、
本人が住んでいたアパートもどうする事になるのかわからない。
鍵がどこにあるのか?家賃はどうなっているのか?さっぱりわからない。


入院する前にペットショップにペットホテルとして預けていた愛犬もいる。
県外に住む一番親しい友人が病院や役場の連絡をしていてくれてはいるが、
ペットショップに預けた犬までは手が届かないので、
うちの嫁さんが事の次第を伝えに行った。



おそらく2~3歳の雌のミックス犬、
とても気がかりだが、
我が家にも既に2匹の犬がいるので、
そうそう簡単には引き受けられない。
ペットショップによれば、「何とかして里親募集してみます」だったが、
はたしてうまく見つかるだろうか?
今までのペットホテル代金もどうなるのか?お店は上の者と相談しますだったが、
売れ残った犬猫の行く末がどうなるのかは調べるだけでも心が痛む。



こういった身寄りのない方がお亡くなりになると、
最終的には行政が面倒を見る事になるが、
それは葬儀をしてくれるというものではない。
病院から葬儀屋さんへと移され読経もなくそのまま火葬。
そして無縁塚にお骨は納められるが、いろんな人のお骨が混在する中に入ってしまう。
いったん納められたお骨は後日縁者が出てきて希望しても二度と取り出す事は出来ない。
行政区によってはそういった無縁塚を持っているところもあるが、
残念ながら福井県にはそういったものが無い。
どこに持っていかれるのかは定かではないが、
病院関係者から聞いた話しでは一般の火葬の際に残るお骨と一緒に、
そういったお寺に持っていかれるとか。



誰にも見送られる事もなくどこに埋葬(処理)されるかもわからない。
ふと10数年前にある日突然警察から連絡が来た時を思い出した。
叔母は結婚しなかった人だったので、自宅近くで倒れているのをご近所さんを通じて
近くの駐在さんが病院へと搬送する事となったのだが、
叔母とは仲が非常に悪かったのでこちら側にしてみれば
「一番近い血縁者はあなたですからあとはよろしく」と無理やり押し付けられたみたいな感じであった。
くも膜下出血で倒れた叔母はその後1年近く入院したのち一度も意識の戻らぬまま他界した。
人生3度目の喪主をした。



いろいろ事情があるだろうが、
結婚しなかった人、両親共が既に他界している人、親戚兄弟がいないまたは交流が疎遠な人、
今回の件でいろいろ調べると最近こう言ったケースが増えているらしい。
行政が最後は処理する訳だが、故人に土地・資産があればそこから火葬代を出せるが、
それもない場合はすべて税金で処理される。



私は5回も喪主をして5回の葬儀を経験したが、
最近疫病で葬儀も出来ぬまま火葬後に無言の帰宅をするというニュースを見るにつけ、
きちんと葬儀をして友人知人からお別れの言葉を頂き、
自分で骨を拾い送り出す事ができたのは、
それはそれで幸せな事だったのだと思う・・・。

ズレた日常

2020年05月01日 07時30分00秒 | 日記
100年に一度あるかないかの未曾有の疫病に、
世の中が世界的に変わってしまった今年の春。

まだそれほど被害が近くに感じたくはないつもりだったが、
やはりそれはだんだんと近づいてきていた。

前から楽しみにしていた酒蔵メーカーさんの酒蔵まつり、
急遽開催中止でYouTubeによるオンライン祭りになりました。






同業の社長さんが長らくコロナウイルスと闘病なさていたのですが、
残念にも訃報のファックスが業界に流れ、
言い知れぬ見えない恐怖を感じたのもこの春でした・・・。




仕事帰りに娘の月命日用のお供え物として、
お気に入りのケーキ屋さんで買い物をしようとしたら、
お店がお休み・・・。
しかたないのでほかのケーキ屋さんに向かうもそこも休み。
3件目のお店はほとんど商品無くなっていて
(売れ残りを危惧して最初からたくさん作っていないのか)
4件目でようやく少しだけ購入。



やれやれ、お供え物のお菓子を買うにも一苦労・・・