随分との遡りブログですが・・・
それは私の意志とは関係なく、
なんとなく3家族夫婦が飲み放題のバスツアーに逝くから来なさいヨといった、
甘い誘惑に誘われるまま、そこの日曜日は予定を空けておいた訳でゴザイマス・・・
さかのぼること約1ヶ月・・・、
やれ成人式だ・やれインフルエンザだ・やれ追突事故だと、
穏やかな日常から引き離された1月下旬某日、
3家族の奥方様の事前予約により、
その日曜日の早朝、まことにローカルな観光旅行会社の駐車場に、
集まることに・・・

「あわら・かんこう・バス」略してAKB・・・(爆)
(ホントにこう呼ばれている!!)
ツアー旅行にありがちな大型観光バスにおもむろに乗り込む集団に連なって乗り込むと、
そこは今まで経験したことのナイ風景&空気が
おや?どこかで感じた空気??
これは・・・?
そうだ
仏壇と線香のにほいだ・・・・
・・・って、嫁さんに言ったら、肘鉄を・・・ぅ
しかたなく座席に座り、ほどなくバスは出発~
旅行会社のガイドさんは、もう今季何度もこの企画に参加しているようで、
顔馴染みの参加者もいるせいか、ほのぼのとしたゆるい福井弁で案内を~
「みなさぁん、今日は能登かき食い放題ツアーに参加してちょうだって、おおきにのぉ~

こんなぁ~、雪がよぉけ降る日にわざわざ来とっけて、きのどくなワ!
寒いさけぇ~、バスから降りたらすぐ食い放題やでぇ~、ちかっぺ堪能しとっけのぉ~」
訳:(皆様、本日は能登かき食い放題ツアーにご参加頂き、誠にありがとうございます。
こんなに雪がたくさん降る日にわざわざお越しいただき恐縮至極でございます。
お寒いので、バスから降りてすぐに食べ放題の場所でございますので、
心行くまでご堪能くださいませ)
仏壇と御線香のにほい+ドギツイお化粧の臭いの充満する中、
オバサマ達の好奇の目線を感じながら、しぶしぶ柿の種をつまみながらスーパードライをぷしゅ~

だってすることナイんだも~ん
道中、何度か休憩も

しかし、オバサマ方、休憩のたびにトイレはデフォルトなのはイイが、
なぜか必ず売店でお買いものをしてモグモグ

このあと食べ放題だというのに、胃袋を休めることを知らない

あああ、日本の経済はこのオバサマ方が支えているのだ~
うむむ・・、このまま綾小路君麻呂のコンサート会場に行っても不思議の無い光景だ・・・
やがてバスは能登半島の付け根、七尾へと・・・。
あきらかに漁師さんの作業小屋のようなレストラン?にバスは横付け~

イイネ!この雰囲気
バスに乗っていた参加者の皆様は次々とこのレストランに入店

なんとも常連さんとおぼしき方は、
ドギツイ化粧まみれの衣装からサッと着替えて、割烹着に頭には手ぬぐい
なぜそのいでたちなのかはそのあとすぐ判明


炭火で焼くそのテーブル?の横には、箱にカキが山盛り~

あ!この写真はかなり食べたあとの・・・。
ようやく消費したと思ったら、「おかわりね~」っと、さらにどさどさ~
勢いよく燃え盛る炭火に、新鮮な生カキも「ぱ~ん!ぱ~ん!」
食べる手を休めないオバサマ達、
「ここに来るんにゃらぁ~、ええ服着てきたらアカンわのぉ~!
おぜぇ服でねぇとぉ~、カキくそぉ~なってまうが!炭火はハネルしのぉ!ぶふぇへへへへ!!」
約:(ここに来るのであれば、いいお洋服では駄目でゴザイマスわね?
ヨロシクないお洋服でないと、カキの匂いがうつってしまいわすわ。
炭火はハネてしまいますしネ。おほほほほ!)
なるほど

このツアー常連客とおぼしき方々のお着替えの意味がよく理解できた
カキだけで2時間は飽きるカモ?て思っていたら、
そのキモチを察してか、なにやらココロ暖まるローカルな食材が・・・




このほか、シメにカキ飯も・・・

食べきれないのでお持ち帰り・・・。
どんだけ食べても消費し切れないカキを目の前に、
割烹着姿のオバサマ方は箸を休めることを知らない・・・

あああ、日本の経済はこの方々に支えられて・・・(以下省略)
場内の熱気にたまらず外に出ると、そこにはもくもくと仕事をするお父さんが・・・。

やまほどカキを食ったあとに、
「もうカキは見たくも無い!!」
っと、言った口の根も乾かぬそばから、
ツアコンガイドのオジサンが「おみやげのカキ、半ト缶3,500円・1ト缶7,000円で~す

」
との掛け声に、参加者オバサマ方皆挙手~

・・・って、うちの嫁さんも手を挙げてるヨ・・・
あああ、日本の経済は・・・(以下省略)
ひきもよらず次に向かうは道の駅

お土産選びにひとしきり・・・
あああ、日本の経済は・・・(以下省略)
こういった観光ツアーも、また得難い経験と受け止める今日この頃でゴザイマシタ・・・