その日は急にやってきた。。。
いや、いつかは来る、来なければならないとも思っていた。
休日の朝、
ジョギングから帰ってきたら、
嫁さんがぐったりとソファーに横になって、
さめざめと泣いていた。
どうしたのかと聞いたら、娘の彼氏からメールがきて「結婚しました」と。
亡くなった娘に義理立てしていつまでも独り身でいたらそれはそれで悲しい事なので、
おめでたいし良かったと思う。
だけど何故だかわからない気持ちで涙も止まらない。。。
娘はもう死んでこの世にいないのだという事実を、
改めて突きつけられたようで・・・。
きっと彼氏も辛かったんだと思う。
しかし、娘はもうこの世にはいない・・・。
あの子なら世界一幸せな家庭を作ってくれると思う。
それがきっと娘の供養になると思うし、
娘も喜んでくれていると思う。
義理の親子にはなれなかったが、
本当におめでとう。
もう誰の指に嵌る事もない婚約指輪を見つめながら、
娘とそう話しました・・・。